ポンポン♪ ポップコーン
夫が何やらウキウキした様子で「ポップコーン作るよ♪」と言い出した。
私も一緒にウキウキした。
モスグリーンの大き目な片手鍋に油とポップコーンを入れ、火にかけた。
ポン! ポポン! ポン! ポン! ポポン!
鍋の取っ手と蓋のつまみを握った夫は、とても楽し気な様子で、火を止めるタイミングを窺っていた。
出来上がった大量のポップコーンは、キッチンペーパーを敷いたボウルに入れられた。
出来立てのポップコーンは、ほんのりと温かく、最高に美味しかった。
ふたりでジュースを飲みながら、あっという間に食べきった。
映画館などのポップコーンのように、弾けずに硬いまま残っているコーンがひとつもなかったことに、心底感心した。
夫に惚れ直した出来事のひとつ。
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三部作の1作目です。
2作目 『生フルーツジュース』
3作目 『夢見たポップコーンと生ジュースのお店』
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