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ポンポン♪ ポップコーン

夫が何やらウキウキした様子で「ポップコーン作るよ♪」と言い出した。
私も一緒にウキウキした。

モスグリーンの大き目な片手鍋に油とポップコーンを入れ、火にかけた。

ポン! ポポン! ポン! ポン! ポポン!

鍋の取っ手と蓋のつまみを握った夫は、とても楽し気な様子で、火を止めるタイミングを窺っていた。

出来上がった大量のポップコーンは、キッチンペーパーを敷いたボウルに入れられた。

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出来立てのポップコーンは、ほんのりと温かく、最高に美味しかった。
ふたりでジュースを飲みながら、あっという間に食べきった。

映画館などのポップコーンのように、弾けずに硬いまま残っているコーンがひとつもなかったことに、心底感心した。

夫に惚れ直した出来事のひとつ。

***

三部作の1作目です。

2作目 『生フルーツジュース
3作目 『夢見たポップコーンと生ジュースのお店

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