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「影」の物語

 夜、人影まばらな場所で、ベンチを撮った。『夜のベンチ』と題した写真記事が意外にウケて、写真を全て「みんなのフォトギャラリー」に共有したところ、需要があった。
 あるnoterさんの所で、こんなようなコメントをした。

夜にベンチを撮って、さらにそれをネット上にアップする人は少ないかと思って、撮りました。

 返信で、ぜひまた撮って欲しいと言われた。

 イルミネーションを撮影しようと行った久屋大通庭園フラリエで、撮影意欲をそそられるベンチ達に出合った。アイキャッチ画像に使用している写真は、その時に撮った一枚だ。

 では、ほかの写真もお見せしよう。

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 アイキャッチ画像と上の2枚は、池の端で撮った木材と金属のベンチ。

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 材木を模している陶器製のベンチ。本物の材木を使った切り株風のベンチ――というよりは、椅子もあった。

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 どの写真も、ベンチと共に影を撮っている。
 ベンチの佇まいも、ベンチが作る影も、座った人達や通り過ぎた人達の悲喜交々を知っている。ベンチが人間の言葉を話せるようになったら、何を語るだろうか? それとも、やはり黙して語らずだろうか?


※このフォトエッセイは、Writoneの有名ライターさん9名が作成した診断メーカー「#創作のテーマを決めッター」のお題によるものです。

【診断結果全文】

【あなたが切り取る影】 日常の中にどこでも、どこかにある影。あなたの目に留まったのはどこの、なんの、あるいは誰の影だろうか。その影にあなたは、どんな言葉や声や絵を乗せるだろう。あなたが切り取る影で、あなただけの物語を紡いでください。

 この作品をきっかけに思いついた企画があり、当初は一つのnoteにまとめていましたが、作品と告知文を分けて再投稿することにしました。これに続いて投稿する告知文をご覧の上、企画にご参加いただければ幸いです。

(2020年1月4日 20:26追記)
 告知文を投稿しました。


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