濃姫と生駒吉乃様の同一人物説について

※実際に読んだ史料にあった説について、個人的な考えを書いています。

江南市立図書館で見つけた館外持ち出し禁止史料によると、生駒吉乃様が濃姫役を務めていたようです。

織田信長公と濃姫には架空結婚説があるので、生駒吉乃様の一人二役説と整合性があります。

当時は貴人ほど一夫多妻制だったので、初恋相手と言われる生駒吉乃様お一人でいいと思っても、周囲が許さず、美濃の斎藤道三を味方につけるため、生駒吉乃様に斎藤道三の娘役を演じさせることにしたのかもしれません。

斎藤道三は、蝮の道三などという裏社会の者らしい異名をとるような人物なので、汚れ役を引き受けさせるのに適していた気がします。

道三は豪農でもあったため、兵糧を確保する面でも、利用価値があったのではないでしょうか。

でも、嫡男の生母という名誉を本体の生駒吉乃様のお名前で得てしまったので、架空とはいえ、自分の娘に石女(うまずめ)という汚名を着せられた道三は、面白くなかったかもしれません。

生駒吉乃様のお墓の状態から言って、惨殺された方のようなので、道三の手の者によってお命を奪われたのではないかと思っています。

岐阜市歴史資料館の展示パネルにあった解説によると、道三は軽犯罪人にも残虐な刑罰を課していたそうなので、吉乃様を惨殺したとしても、何ら不思議はありません。

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