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【特級現地レポート】指揮者合わせ:鶴原壮一郎さん

鶴原壮一郎さんのファイナルでの演奏曲は、ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調です。8月17日の特級ファイナルでは、4番目(最後)の演奏を予定しています。

4人目の合わせとなり、飯森先生もリラックスムード。鶴原さんの出身地、北九州の美味しいうなぎ屋さんの話から始まりました。

しかし曲が始まると一転、真剣ムードに。この協奏曲は鞭の一音から始まりますが、そのタイミングの合わせ方もしっかり確認します。

呼吸を合わせるタイミングを確認

しっとりとした二楽章では、楽譜の強弱記号をもう一度読み込んで、細部と全体の両方の視点で検討してみる、という提案をされていました。

楽譜をもう一度見てみて・・

そしてPresto(急速に早く)の指示で始まる第三楽章。自分で弾きたい速さで弾くことに少し不安のあった鶴原さん。一度めは少し遅めに、「保険をかけた」テンポで始まりました。

ピアノを弾きながらアドバイスされる飯森先生

途中でそのことに気が付いた飯森先生。ご自身の若い頃のコンクールでのご経験をもとに、「自分のやりたい音楽に妥協しないこと」を提案していました。

「でも最後は自分で考えてみて!」の言葉に、鶴原さんは勇気をもらったようです。

さて、当日の演奏はどのようになるのか、楽しみですね。
この後のインタビューの様子はコチラから。

特級ファイナルは下記日程で開催予定です。

日時:8月17日(水)16:30開演
会場:サントリーホール

ファイナリストの演奏順・曲目は下記をご覧ください。

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(画像:山平昌子)