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新潟女子大生が、ラジオを始めた結果

「コロナの影響で学校へ行けない」「自粛で友達と会えなくてつまらない」「コロナのせいで大学生活なにもできない」そんな思いを持っている大学生が多いのではないでしょうか。

筆者のゆうかとりさもその一人でした。
しかし、私たちは「ラジオ配信」を始めることで、コロナ禍でも充実した大学生活を送っています。

この記事を読んで、大学生活に不満を持つ学生の小さなきっかけになったら嬉しいと思っています。また、いつもゆずたまラジオを聞いてくださる方々に、私たちの本当の気持ちが伝わったらとてもうれしいです。


1、大学生がラジオをはじめた理由

ズバリそれは、「コロナの影響で、音声市場がより伸びていることを知ったから」

私たちは新潟県の大学に通うゆうかとりさです。私たちも皆さんと同じく、コロナウイルスによって苦しんだ大学生です。

ゆうかは海外留学から強制帰国しました。りさは参加したかったイベント・旅行に行けなくなりました。何より、学校に行けず、友達に会えませんでした。大好きなメイクやおしゃれをしなくなり、生活に刺激がなくなりました。


「私たちの大学生活、このままでいいのか?」


このピンチをチャンスに変えよう!と思い立ちラジオを始めました。



2.どうしてラジオだったのか

①海外の音声配信市場が伸びていることを知る。

コロナ禍で気持ちが落ち込んでいる時に、音声配信の記事を目にしました。少し興味があり、音声市場の規模を調べてみました。利用者数、サービス数、配信数などのデータ見ることで、市場規模が広がっていることを知ったんです。

ラジオを始めますといったとき、よく皆さんに聞かれました。


「どうしてラジオなの?」
「YouTubeの方がいいんじゃない?」



私たちの活動に貴重なアドバイスをしてくださいました。しかし、私たちは音声市場の規模を知り、これからの生活スタイルに合っていると感じたのでstand.fmという、ラジオ配信サービスを選びました。

②コロナ禍の生活スタイルに合っていると考えた理由4つ

(1)ながら聞きができるから

ラジオは音楽のようにながらで聞きながら、有益な情報を入手することができます。大学生はコロナウイルスでリモート授業になりました。レポートが増え、家で作業する時間が増えました。また、社会人の方は、在宅ワークになりました。そんな時に、ながらでラジオを聴くことができるので需要が増えると考えました。

(2)気軽に人と繋がれるから

コロナの影響で人とのつながりが希薄になりました。しかし、オンラインが普及したことで距離を気にせず人と繋がることができるようになりました。でも、顔を見られるのはなんだかハードルが高い...そんな時に顔出しをしない音声配信は最適です。

(3)オンラインがプチ流行したから

コロナの影響でリモート飲み会などの「リモート○○」が増えました。オンラインでの活動がプチ流行していたので、ラジオも流行するのではと考えます。

(4)手軽に配信できるから

動画等に比べて、音声のみなので、比較的制作コストは安く、簡単なので始めやすいです。


3.どのように番組を作り、配信しているのか

①ラジオ番組作成

私たちは番組作成をするにあたって、
ラジオ局へインターンに行っている方に
ヒアリング
を行いました。(協力してくださった方、ありがとうございました🙇🏻‍♀️)分かったことは以下です。

「ラジオには密なコミュニケーションが必要である」

ヒアリングをさせていただいた方は、配信者がレターなどでリスナーの意見をくみ取ることによって、一緒に番組を作っているように感じられることを魅力に感じるそうです。たしかに、自分の要望やコメントを配信内で紹介してくれたらとてもうれしいですよね。これは、ラジオという小さなコミュニティだからこそできる「密なコミュニケーション」なのだと思います。

【私達が行ったこと】
◉コミュニケーションが取れるライブ配信を中心に行う
◉SNS等でアンケートをしたり、レター機能を
  活用したりする
◉ゲストを呼ぶ


②番組内容

「ゆずたまラジオえこふれ女子になりたい二人」
私たちはいつもこの一言から、ラジオが始まります。今更になりますが、私たちは

(1)「環境に配慮したライフスタイルの提案」
(2)「SDGsに対する大学生の主張」

を主に配信しています。(1)は3か月間毎日続け、(2)は2週間に1回の配信を行っていました。(※2020.12月時点)

(1)環境に配慮したライフスタイルの提案  
  〔ゆるエコ〕

環境問題について考えたことがない人に向けて「おしゃれ」と「ライフスタイル」を掛け合わせた発信を行っています。環境に配慮した生活=当たり前でおしゃれという認識を持って欲しいという思いで始めました。

〈配信例〉
・#ゆるエコ 環境にやさしい歯磨き粉は材料    
       一つでできます
・#ゆるエコ DIYおうち時間で
       やってみよう!
・#ゆるエコ みんな大好き♡フェアトレード
       チョコレート

(2)SDGsに対する大学生の主張〔SDGs大学生の主張〕
SDGsとは持続可能な開発目標という世界共通の目標です。もちろん日本もこの目標の達成に向けて努力していますが、まだまだ知らない方も多いのではないでしょうか。そんななか、それぞれの項目に対して学生が自主的に活動を行っている人がいます。これからの時代を担う大学生の主張を届けるために始めました。

〈配信例〉
・SDGs大学生の主張 
 12「つくる責任 つかう責任」あやの
・SDGs大学生の主張 
 4「質の高い教育をみんなに」ほのか
・SDGs大学生の主張 
 10「人や国の不平等をなくそう」かのん


4、大学生がラジオを始めてよかったこと

私たちはコロナで苦しんでいた中、ラジオを始めることで大学生活を充実させました。地元新潟の学生イベントにゆずたまラジオとして参加したり、アクティブな学生を取材させていただいたりしました。その中で特に良かった点4つご紹介します。

①多くの人と繋がることができた

リスナーさんとの繋がりもそうですが、配信者さん同士のつながりも出来ます。新しい価値観・知識を持つ人に出会うことができます。もしくは友人にもなることができるでしょう。

家から出られず、学校に行けなくても、声だけで繋がることができるのはとても素敵なことです。

②自分の考えを話すことがうまくなった

大学や社会ではプレゼンをする機会があると思います。ましてや私たちは就活生であり、面接という自分をプレゼンしなければならない機会があります。そんな時にラジオで培った「話す力」の向上はとても役に立っています。

③文章能力が上がった

私たちは「環境問題」について発信しています。もちろん間違った知識はお伝えすることはできません。毎日ネットや記事でトピックについて調べ、1000字~2000字のシナリオを書きました。
その数は2人合わせて100記事近く書いています。大学のレポートを毎日書いている感覚です。

④トピックについての知識が深くなった

私達であれば、環境問題について毎日調べていたので、かなり知識が深まりました。加えて、ラジオ配信アプリにはたくさんのコンテンツを配信している人がいます。聞くだけで知識の蓄積になります。自分の興味関心があるトピックについて配信することで、知識を深めてみてはどうでしょうか。

まとめ

1.大学生がラジオ始めた理由
 -音声市場がコロナの影響でさらに伸びてき
  ていたから
 ―貴重な大学生活をこのまま終わらせたくな
  かったから

2、どうしてラジオだったのか
 -ユーザー数・配信数・アプリ数のデータを
  分析したから
 -これからの生活様式にマッチしていたから

3、どんなふうにラジオ番組を作り、配信しているのか
 -ヒアリングによって、ラジオに求められる   
  ものを把握した
 -配信内容は、「環境に配慮した生活」と 
  「SDGsに対する大学生の主張」

4、大学生がラジオを始めてよかったこ
  と

 ―・人と繋がることができる
  ・話すことが上達する
  ・文章能力が上がる
  ・知識が身につく


いかがでしたでしょうか?

ゆずたまがラジオを始めた理由をさらけ出してみました。これをみて、少しでも現状に満足をしていない大学生が一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。

そして何より、ラジオは楽しく、自分の力を伸ばすことができます。とてもおすすめのコンテンツなので、是非、今日から始めてみてはいかがでしょうか?

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