ゆずの新卒VCの18週間目〜頼られるには、まずきらきらした人であること〜
今村柚巴、新卒でVCとしての勤めてます。週報という形で自分にとっての学びなぞを描いていきたいと思います。
今週からはちょっと形式を変えてみようと思います!
単純に「文章を短くする」
今までは毎日5日分、かなりのボリュームで文を書いてきましたが、賞味、人は2000字以上書いてもみてくれないのでは?と思いまして。+タスクになるとしんどいという意見もあり。毎日の出来事を書きつつ、メインテーマを決めてちょっと短くして運用してみようと思います。
7月29日(月) 84日目
Skyland Venturesは渋谷駅徒歩5分の場所にnext base(ネクベ)というコワーキングスペースを持っています。
毎日8:00~24:00であいてて、投資先か田舎にかかわらず、いろんな起業家の人が日々議論をしています。
今日はネクベを使ってくれてる住民の交流会!
合計30人以上の人が来てくれて、中には夏休みの起業している高校生も。
翌日みんなでマックに行きました(青春みたいな画)
住民交流会は8月も行います!手嶋さんが来てくれる。「友達を連れてきて!」とすると半強制的に全く出会ったことがなくても来れる人が増えていいですね。定期的にやろう
7月30日(火) 85日目
オリックスキャピタル、田中さんにお会いしてきました。
印象的だったのはアメリカのスタートアップ、stripeの「自分たちが上手くいかない140の理由」のエピソード。
私は仕事柄、スタートアップの信じていることに対して批判意見を言わないといけない立場なのですが、その「批判すること」に対して怖いんです、と伝えたときに田中さんが仰ったこと。
stripeがとあるピッチコンテストに出た時、「自分たちの事業が上手くいかない140の理由」を一覧にしてピッチ。しかしその上でできる可能性はこれです、と提示したことから投資が決まったそう。
起業家のメタ認知力があることはそれ即ち実力と見える。私たちの仕事は批判意見をぶつけ続けて起業家に思考させること。と考えさせられました。
7月31日(水) 86日目
先月行ってきたLucky Fesの作成までの背景を知りたくて、グロービスまでアフタートークを聴きに行ってきました。
内容的にはオフレコの話題が多くあんまり語れないのですが、どうしてやり切れたかという質問に対して
「やりたい、でやると難しい。続かない。自分がやらないとダメだというところまで至らないと継続できない。感謝されていると、生半可でやらないので。」
と仰っていたことが印象的でした。
8月1日(木) 87日目
夏!といえば祭り!
ということで、イーサリアムというブロックチェーンのイベントとして行われている花屋敷貸切イベントに行ってきました。
この、クリプト界隈ならではな、分散的、ファンを中心としたコミュニケーションはいいなっと普段から思うばかりです。マジで。(250万円で貸し切れるのはすごい)
8月2日(金) 88日目
この日。今村は朝から東京にいませんでした。(普段はほぼ100%出社の会社です)
そう!長岡!花火大会だったのです。
今村の祖父の家系は新潟で工務店をしている大工一家なのですが、(祖父自身は早くに東京に出てしまったので、ほぼいない)思えば昨年まで花火大会に行ったことがないな。と思って行き始めたのが昨年のこと。
そのことを友人であり昆虫食のラーメン屋さん、「アントシカダ」を立ち上げている起業家の篠原さんに伝えたところ、
「僕の友人で毎年行ってるよ!!(今年で10年目)」
とのこと。
これはめちゃめちゃ行きたい!ということで、二つ返事で今年も向かうことに。
ただこの長岡花火、まさかの日程固定(第O土曜日、などではなく)という本機仕様。金土というスケジュールなものの、土曜日に今村は予定があったため金曜日のみ参戦。
金曜日の業務を全てリモートにして早朝(6時半初)で移動し、コワーキングスペースに引きこもることで、どうにか対応してもらいました。
(この日のmtgがその後の投資にもつながるのですがまた別で書きます)
17時に仕事をまとめて、いざ川辺へ
およそ30名はいるであろう自団体。昨年まで1人とか2人とかで見ていた今村にとってはめちゃめちゃ途方もないような団体花火。
しかもみんな謎に玄人すぎて、この花火がああだとか、この演目はすごいとか謎に詳しい解説付き状態(右は長岡解説、左は花火解説)。
普段の花火の何十倍も豪華な状態で、感動もひとしお。
長岡花火、絶対にまだみたことがない方は見た方がいいと思います。マジで。
そのあとは深夜まで海辺で野宿。朝が来るまで自然の中でなんとなく話す、という大学時代行ってきたけど、VCになってからなかなかやってなかったことをする。
なんとなく朝の5時まで起きて、そこからまた翌日の花火のために場所取り。
見もしない花火の場所取りをして戻ってきました。
最終日、ただただ花火の待列に並びながらなんとなく駄弁っていて、
「俺らって学生時代は意識高くインターンしたり起業したり、色々してて。今では全然違う進路を辿ってるけど、この花火はなぜかみんな決まったように集まるんだよね。マイルドヤンキーみたいなんだよ笑」
「自分は卒業してからすぐは、スタートアップって違うなって思ってやりたいことに注力してたんだよね。でも今VCっていいなって思って。話聞きたくてさ」
と話してくれて。
その時はなんとなくそうなんですかーとはなしていたのだけど。
帰りながらふと、「本当に遊びのために遊んだなあ」と考えてみてました。
◆
正社員になって4ヶ月。終始私は「どうやったら早く投資ができるんだろう」「どこに起業家はいるんだろう」という、人と会うことに対して直接の利を求めていたなと思ってて。
結果的にものすごく自分のことばかり考えて、焦っていてしまって。そうすると目の前のイケてる人だったり出来事をどんどんおざなりにしてしまうような。そんな気がしたのです。
でも、この二日間は少なくとも利ありきではなく、単純に目の前の人はどんな人なのか、を考えながら過ごしてた。
これはそもそも「花火大会」という場が非日常的だったこと。また「場所取り」や「待機」といった、強制的に時間をつぶして話さないといけない時があったからできたことだと思う。
◆
今まで私は何度もイベントとか祭りを企画してきたけど、イッチバン大好きなのは祭りの瞬間それではなく、その待ち時間とか準備とか、その場にいる人とある種の共通事項を作った瞬間だったなと。
私も起業家も、そうでない人も皆生きている場所も言葉も違くって。その上で共通できるのは、同じものに対して苦しんだりする経験を通して培われるもので。単純なmtgや交流会だけでどうにか得られるものではないし、特に私みたいなタイプはそうじゃないと思うんです。
4ヶ月間、焦って目の前のことばかりをみていたけど、私は私らしく、いろんな局面や人に関心を持って(スタートアップ起業家、にとらわれず)、その上で自分の仕事に誇りを持ってきらきらし続ける。
今まで私を最初に話すVCとして選んでくれてた人は、多分そう言ったことがきっかけだったんじゃないかと。
だってまだまだ私は知見とかで勝てるほど勝ってないし。
これが一番なんだって、きらきらの花火ときらきらした人を直視して思いました。
久しぶりに会えてよかったです。
1週間の総評
コトに向かってきらきらしよう!
SV12周年祭!超お知らせ!
【8/19月 17:00-21:00】
Skyland Ventures12周年イベントとして半蔵門駅すぐのLIFULLさんのスペースをお借りして下記開催します。ぜひ!参加ください!
Skyland Ventures Connect - SV12周年感謝祭 · Luma
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