見出し画像

ゆずの新卒VCの4週間目。

今村柚巴、新卒でVCとしての勤めてます。週報という形で自分にとっての学びなぞを描いていきたいと思います。

4月22日(月)(22日目)

もう一ヶ月が経とうとしているという事実にかなり衝撃を覚えています。なってこった。

この日は朝から雨が降っていました。めちゃめちゃ不安。

なぜ不安だったかと言うと。

この日は面白法人カヤックのふるさと納税で寄付をした返礼品、会社メンバー限定の花火大会を開催する日だったのです。

昨年末に購入して、なんとなく4月22日(月)に日程を選んだ、ら

先週に投資先のMerlin chainが上場。普通の花火だった(普通の花火ってなんだ)ものが、一気に上場記念花火に。すごい、持ってる、、!

普段はみんなそれぞれ自分のことでバタバタしているSVメンバーですが、この日はほぼ社員のみで集まってゆっくり花火を見る。こんな感じののんびりした時を過ごすたびに、幸せさを噛み締めております。

4月23日(火)(23日目)

この日は朝からX Tech Ventures 手嶋さんのIR資料勉強会。

3本のIR資料を10年以上読んできて、一気に手嶋さんから解説してもらいました。印象的だったのは「決算資料は、事実だけど事実じゃない。」ということと「その時の世相を見る」ということ。

「決算資料は、事実だけど事実じゃない。」

決算資料は、その時々の株主、つまり会社の出資者に対して伝えるための資料。もちろん数値などは正しいことが書いてあっても、何を特に伝えたいか?何を隠したいか?が際立った作りになっている。

最初の年は売上高をアピールしたかったから、ほぼ売上高の数値ばかり乗っていたところが、ある瞬間からメイン事業を転換したことにより利益率のことのみの記載になったり。事業部ごとに分けて記載したいた所が、統合されて開示されていたり。その時々の発信方法を他社と別年と比較することで、その年ごとの変化が見える。

逆をいうと、オーナー企業のような会社(社会的権威のために上場しているが、外部資金調達をあまりあてにしていない)は株主に変化をアピールする必要性がないことから決算資料もかなり手薄な作りになっている。

「その時の世相を見る」

例えば2010年に日本では貸金業法が施工されています。超簡単に言うと「貸し出し金利の上限設定」と「新規借入が難しくなる」的な法律なのですが。

ここをきっかけに金融会社、特にカード会社のビジネスモデルが大きく変化しています。キャッシングがダメになるので別の稼ぎ口を探さないと、と言うように。

最近だと脱炭素量を明記しなければいけないことや、2024年問題と言われる労働者の労働基準の変化など、会社が大きく変化する瞬間には世相が大きく絡んでくると言えます。なぜこの年にこれが起こったのか?という事実をひたすら掘っていくことが必要になってきます。

これよりとっても濃密な講義を行って頂きました。
めちゃめちゃ!おもろい!

IR資料はネトフリと同じくらいに面白い。と手嶋さんは言います。

今までさらっと読んで見たことはありましたが(就活の時など)直近単年の売り上げがすごい、的なことを見ても正直全然わかんなかったけど、しっかり過去から遡って読み込むと確かにめちゃめちゃ面白いし、なぜ今の数値が出ているのか?が納得できるようになります。

自分はまだまだですが、いつかコナンくんになれることを祈り、IRを楽しみながら読みます。

新宿にコナンくんがいました。Netflixの広告。コナンも大幅な改革をしたよな。調べよう。

また、この日は春に開催された千葉道場(お隣さんのVC)花見のスタッフ打ち上げでした(例によって写真忘れました)

その時ふと千葉道場の取締役、廣田さんに「自分がどんな起業家に投資したいか、の基準がわかりきりません」と相談した所

「じゃあ、ゆずちゃんはなぜスカイランドベンチャーズに入ったの?どうしてもこの仕事をしていると、自分が企業をジャッジしなければならない、という質問を行ってしまいがちだけど、仮に自分が転職をしたいとして、この会社入りたいか?と言う目線で会社のことを探ってみるといいんじゃない。」

と言ってくださりました。

例えば年収だって一つの指標になる。年収が高い=何からの因果があある(成長している可能性が高い)と言うように、自分の目線をあれこれ変えて投資方針を考えていく。当たり前なようで忘れてしまう考え方を引き戻されました。

4月24日(水)(24日目)

この日はPictoriaの明渡さんとPodcastを撮りました。

みんな聞いてくれ

前回の音響トラブルによる失敗を乗り越え、満を持しての第一回開催。

過去のPR TIMESを遡って読み込んで、「『あ、俺今波に乗った!』と言う瞬間の深掘り」をテーマに質問を飛ばしたのですが、バズコンテンツを生み出すのには綿密な計算と、それを上回る量の行動量がかけ合わさってこそできたものなんだなと実感。

クラファン10000%突破ってどうやったらできるねん。

あと、このためにPictoriaの歴史を全部まとめた年表的なのを作ったのですが思ったより明渡さんご本人に喜んで頂けて嬉。

やはりこの、スタートアップの一瞬の瞬間の切り取り、深掘りはなかなかされてなかったなと思うところではあるので、これからもコンスタントに、いろんなゲストをお呼びして開催していきたいなと思います。(来週はチケ男リベンジを撮ります)

また、この日の夜は本年も開催されるビジネスカンファレンス、B DASH CAMPのスタッフ初回キックオフ。

30人を超えるVCや事業会社のスタッフ参加者。私は登壇者の講演のレポーティング・サマリー部隊の責任者を任して頂きました。(キックオフまで何にも知らずにファ!?ってなってしまった)

B Dash Camp主催者のB Dash Venturesの板垣さんには「ゆずちゃんブログ書いてるしいいかなと思って」と推薦いただいていたらしいです。ワ

イのブログ認知度も上がってきたってこと…カア…

超絶貴重な講演のレポーティング担当なんぞあわあわですが、note系VCとして?責務を全うしたい、、します、、!

4月25日(木)(25日目)

木曜朝8時-9時の勉強会は第四弾!子供向けAI司書サービス、Yondemyの笹沼さんに対して、ToCプロダクトで資金調達を行った際の話をお伺いしました。

今日も今日とてモデレーターをしたのですが、やはり木下さん(SV代表)や他の起業家の参加者の質問はかなり角度が高い回答が返ってくる。お客さんが聞きたいであろうことを適切に質問化していてすごいなあと思う。自分の質問の角度の悪さになんとも言えないなあ、、と思ったりしているのです。

また、この日の午後には同じく独立系VC、HAKOBUNEが主催しているアクセラレーションプログラムのデモデイへ。

普段学生を中心とした超若手のピッチを聞くことが多いので、社会人参加者が多いのはとても新鮮。とはいえ10人の参加者中、M&Aを通した事業承継テーマが2人を占めていることから潮流として事業承継は年代問わず注目されるテーマなんだなと考えたりしました。

4月26日(金)(26日目)

ここ最近、なかなか一向に自分の中での投資方針が定まり切らない。時間が淡々と過ぎてしまう感覚がある。

色々考えてみたのですが、単純に

最近、全然多くの起業家の方とあってない!!!

ことが原因だなと感じました。
自分の事業に対する解像度がまだまだ至らないままで起業家の方と議論することが怖くて、「インプットを増やす時間を取りたい」という言い訳を使って起業家の方にお会いする人数が全然足りてない。
投資先には10社も30社も1日でアポイントメントを飛ばす社長がいて。もっと数値目標追いなよと声をかけられるほどまず自分はやってるのか?が疑問になった。

結局さまざまなビジネスモデルを見たり、起業家の見ている世界を知らないと、議論できないと、何も前には進めない。私はとんでもなく自堕落で、追いかけられないと動けない典型的な人間なので、

1日6-8人のスタートアップ/起業家の方と会い続けることを数値的な目標として置く

ことにしました。仕事のアポ目標数を公開するとか割と意味がわからないやろと思われそうですが、公開します。今村から連絡が来たら「あ〜がんばってるんだな〜」くらいに思ってください。(全員に投資させて!起業させて!と言うわけではないので怖がらないでください…)

というわけでGWのオフィスアワーを定めてみました。この日はいます。

今村の空いてる時間はこちらです。うっかり話してくださる方がいましたらご連絡くださいませ。

1週間の総評

いろんな事業モデル、いろんなアイデアを持つ人と会い続ける。地道なことが一番必要。数をもって目標を定める。事業と歴史をたくさんみよう。

人生のターニングポイントをこのマップに刻んでいってください〜 https://universityofuniverse.net