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VCを始めて1年。阿波おどりで出会った起業家に初投資しました。

こんにちは。ゆず@ノマド女子VC です。

2023年の8月1日にインターンとしてSkyland Venturesに入社し、4月に正社員となり、VCのキャピタリストとして働いてまる一年。

本日リリースがありました通り、私の人生の初投資を株式会社最強に行いました。(本当にこれが社名です)

今回のnoteでは記念すべき(?)初投資までを振り返っていこうと思います。

2023年、スタートアップBBQでVCにスカウトされ、初めてのイベントが阿波おどりでした。

自分の留学プログラムの先輩が偶々阿波踊りで開催していたカンファレンスイベント「変化聯」。(半ば強制的に)参加させられたタイミングで、たまたまSkyland Venturesがネーミングライツを取得していたことから、初めてサイドイベントを共催しました。

TKGイベントをやったな

そこにいたのが当時慶應生で、イベントの運営を行っていたCEOの穴田くんでした。

写真漁ったら見つかった

「俺起業したんです!しゃもじ持たせてください!」

と叫びながらしゃもじを撮りにくる陽キャ感がすごい穴田くんに圧倒され、お、おう、、となった記憶が今でも超覚えてます。

まあもう会わないだろうなーと東京に帰路につき、実際あうこともなかったのですが、動き始めたのが昨年企画したスタートアップ運動会。

とにかく「スタートアップに関心があって、ノリがいいやつを集めよう!」ということで、ひたすらいろんな人に声をかけていた中で、「明るくてスタートアップに関心があって友達が多そう」という雑すぎる理由で穴田くんを誘いました

当時の写真

そんな中、たまたま彼が参加したチーム紅組が結束を固め、運動会そのものが終わってもよく飲みにいく仲に。

誕生日もお祝いしてました(懐かしい)(COOメンバーもいた)

そんな感じでふっつーーーーに友達関係を続け、事業がどう進んでるのかも一歳わからないまま私は就職していきました。

(株式会社最強という社名になったと聞いて普通にビビってた。)

就職してから今村は、「とにかく投資をしないと、新しい起業家の方に合わないと」とひりひりしながら無心で新規のアポイントメントを入れ続けていました。

1日平均6人の方と話そうとKPIを設定し、数あっては木下さんに提案し、またアポイントメントを詰めて、、と動いていました。

ただ、3ヶ月続けたものの全然投資には繋がらなくて。

木下さんに「この起業家の推しポイントはどこなの?」

と聞かれても、「なんかすごい」とか「OOさんが褒めてるから」とか。曖昧だったり全く本質的ではないことしか語ることができず。
50人あっても100人会ってもみんななんとなくいいなと思うけど、私が「いい」の基準が曖昧すぎてこの人こそ!と反応できなくて。友達として起業家とずっと連めているわけでもなくて。かといって事業の理解度も至らない。

「今村さんってイベント担当の人ですよね?」

と言われるたびに、自分の向いてることはそっちなんだろうに、と後ろ向きになり。

そのまま時が2ヶ月3ヶ月とすぎて。

本当に自分、VC向いてないんじゃないかな?と焦り、周りとばかり比較しまくるようになり、インキュベーションイベントではなぜかぼろぼろ涙が出ていたりしました。(起業家の方がよっぽど苦しいのに)

そんな折、たまたまnextbase(SVが運営している誰でも使っていいコワーキングスペース)に行った時に久しぶりに穴田くんに会い。

「インターンが増えすぎて今まで間借りしてたオフィス追い出されちゃって。毎週1回みんなで使っていい?」

と聞かれ、いいよと伝えたところ

「うちのメンバー、みんな起業したいやつらばっかだから、ぜひ話してあげてよ!」

と、メンバーを起業家予備軍として紹介されるという謎ムーブをされました。

で、3人くらい話してみたのですが、皆に「なんでこの会社で働いてるの?」と聞いてみると

「あなたくがいいやつだから、自分に期待してくれるから」

と声を揃えて言っていて。

めちゃめちゃ人望があるんだなと思い、ちゃんと起業家として話をしてみようと声をかけてみました。

「あなたくの会社が楽しいのはなんとなくわかってるんだけどさ、実際売上とかってどう伸びてるの?」

1年前には到底しなかった質問。それに対して

「最初はイベント事業をやってたけど立ち行かなくなりかけて、そこから広告やメディアに切り変えて、1年間でこれくらいかな」

と伝える穴田くん。

本当に、一年前に見た時はこんなに動いて前に進んでいっていると想像がつかなかった。

ごく自然に、木下さんに「投資したいです」と伝えたところ、「初めてくらいゆずちゃんが熱が入ってるから、(投資できるように)動こうか」

と、初めて「投資オファー」というものを出しました。

普段はnext baseでふわっと話していたけど本社に読んで、木下さんが「これくらいで投資したいんだけど」と伝えたとき、身体中がふわっとした記憶があります。

友達が仕事相手になる、ということはこういうことなのか。と。

1週間経って、投資が決まった日は、めちゃくちゃ雨が降ってる日でした。

数週間後、キックオフに参加してみた。若手だらけのチーム。頑張って欲しい。

今回の投資を踏まえて。

いかに友人として仲良くしていたから投資する対象の起業家になるかと言われると、そうじゃないのでは。と実感した。

穴田くんなんて、あれいいかも、と気づくまで約1年間ほぼ絡んでなかったし、その後一件投資もしたけど、その起業家も急に現れてきた。

恩が深いから、起業家から一目置かれてるからとか、そこはきっと関係なくて。

今いいかも、と思ったその瞬間に投資をしようと、一緒に組もうとスイッチを切り替えられるか。

だから、自分に自信をなくすことをやめようと思う。

私はいつでもカジュアルだし、いつでも楽しいやつだと思うけど、いつでもガチで本気。

本気で投資して、組みたいと思ってる。

それだけでいいし、それが最も大事だって、気づかせてくれたのは起業家の方のお陰。いつもありがとう。

そしてどんなに私がイベントばかり力を発揮していても、「君はキャピタリストだよ」と信じ続けた木下さんにも、感謝でいっぱいです。
木下さんがポジティブでいてくれなかったら、多分折れてました。

というわけで!私はイベントもぶん回しますが全力で投資してるフロントキャピタリストです。
誰よりも本気で取り組む予定ですので、どなたでもご連絡ください。

よろしくお願いします。

2024年8月12日 今村柚巴

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