見出し画像

ゆずの新卒VCの8週間目。〜B Dash Campスカラシップ担当を終えて〜

今村柚巴、新卒でVCとしての勤めてます。週報という形で自分にとっての学びなぞを描いていきたいと思います。

B Dash Campの週でした!ものすごくバタバタしていたのでもはや記憶はほぼほぼありませんが振り返っていこうと思います

5月20日(月) 50日目

この日、急に席が会いた!ということでニッセイキャピタルの堀田さん(肉の卸もやってるVC)が主催のVC肉会へ。

うつくしいにくである

この時にANOBAKAの槇原ありささんが「推し起業家」についてとてもキラキラした表情で語ってて。すごく素敵なことだなと思ったんですよね

その起業家の方が挑戦していらっしゃる領域は(ディープテック寄りだったので)私は全然分からなかったのですが。ありささんがあまりに柔かに「推す」から、一度会ってみたいな〜と思ってて。

丁度B Dash Campに起業家がいらしていたので、声をかけてみました。でもこれってありささんがいなかったら起こり得なかったことで。

やはり起業家は一人であらゆるものを背負い込んで努力する立ち位置であり孤独な存在だと思うから。投資先か否か関わらず私たちが全力で広めて伝播していくことで、人に知ってもらえたり(場合によっては投資が決まったりも)するんだなと。

チャンスを作って、提供するのが仕事ならば、この「推し起業家」を語れるようになりたいなと感じました。

5月21日(火) 51日目

この日、JVCA(一般社団法人日本ベンチャーキャピタル協会)のイベントで東証アローズの見学に行くことに。

今までVCとして追いかけていた指標、東証上場。

この日はQPS研究所という昨年上場をした宇宙スタートアップのセッションもありました。

QPS研究所は元々福岡の会社。中小企業としてポテンシャルはあるものの前進に行き詰まっている時、COOが入社を決め、VCからの調達も受けて一気に上場まで駆け抜けていた会社です。

私は仕事柄、普段なかなかディープテックの会社にも、上場済みの会社にも関わることがありません。ですが改めてこのような話を聞くと上場というものがある意味「通過点」であること、また我々VCという職種が与えることのできる影響の範囲感を考える契機になりました。

とーしょー

また、この日たまたまLPの漆原さんと、投資先の起業家、ロビンソンを紹介する機会がありまして。

ロビンソンの会社はいわゆるAIのシステム受託事業。漆原さんはウルシステムズというITコンサルティングファーム。大先輩ですね

ロビンソンが事業の相談をしているのを横で聞かせてもらったのですが、漆原さんが事業について話すときの顔が本当に生き生きとしていて。

システムを作る対象の会社の方の現場に行って、その現場の職人的な人にとても尊敬してる、とか。ずっとコードを書いてるとか。

多分、私が一人で話し始めていたら触れることができないような漆原さんのかっこいい姿、本気で熱量を燃やしている姿勢をみることができて、起業家という主役の存在の触媒であれるVCって本当にありがたい仕事だなあ。と思ったのと。

あとは、本気の人の熱量は人をハッとさせる。自分はなんてちっぽけだということを思い出させられたと共に、上は見るけど上だけ見るんじゃなくて、目の前の人に真摯になれているか?をもっと大切にした方がいいなと実感しました。

「起業家でもVCでも、社員でもいいんだけど。その人の家族はどんな人で、家庭ではどんなことをしていて、事業に向き合う姿勢はこんな感じかも、というところを語れる?」

と聞かれたことがものすごく刺さりました。最近の自分は「この人のこのことはメディアで語られてるしなあ」と、メディアありきで人のことを見ちゃってて。そういうことではなく、人本人とその人が向き合ってる事業をきちんと見ることが、私ができることなんじゃないかな。

5月22〜24日(水〜金) 52〜55日目

はい、一気にまとめて書いてしまいますが!B DASH Campでした!

B Dash Campは、B Dash Venturesというベンチャーキャピタルが主催する招待制のビジネスカンファレンス。

札幌という東京から離れた地に約1000人の起業家・投資家・事業会社の人が集まります。

このイベントは、若手キャピタリストはスタッフとして参加するのですが。私はその中でもレポーティングとしての役割を任せていただきました。

仕事は私の他にメンバーが合わせて5人。目まぐるしく駆け抜けるセッションのレポーティングをしていくお仕事。

とはいえ今村は文字を書くのは好きなので+セッションを聞けるのはありがたいな〜と思うので、ある意味役得的に参加させていただきまました。

特に印象に残ったセッションは爆速でnote書いて出してるので是非読んでね↓

B Dash Campでは別の仕事として、Skyland Ventures, East Ventures, B Dash Ventures合同で開催した「学生スカラシップ」がありました。

今回が第二回目なのですが、「スタートアップに関心のある学生15名を特別に招待しちゃおう」といった企画。

開催前のフォローアップmtgから始まり

顔合わせランチを挟み、いざカンファレンスへ。

参加者の学生の関心は本当に幅広く、AIからペット、外国語教育やモビリティなど。所謂スタートアップ的な動きをしている人も、違うことに関心のある人もいてのスタートでした。

開始時点の様子を見ていると、「どういった起業家の人と話したいか?」という問いに対して結構ふわっと「海外系の」とか「学生起業家だった人」くらいの解像度だった子がほとんどで。

わかる。わかるんですけどね。私も去年の参加時点ではそんなもんだったし。でも、実際に参加している方々は諸領域のトップランナーなわけですよ。絶対に普段の生活でうっかり「あっどうも」って感じですれ違うような人ではない訳だから、もっと貪欲にチャンスを掴んでいってほしいな〜

と、ぼんやり思いつつ。とはいえじわじわ個人名が上がってくるような人には人を繋いであげたり、全三日毎朝集まって、喋ってみたい人を聞いて適宜繋いでみたりとか。そんな感じでゆるゆるがんばってみたら、3日目には

「わたし、この領域に興味があって、OOというスタートアップのOOさん似会いたくて(登壇者というわけでもないから、ちゃんと参加者名簿から調べたんだと思う)」と声をかけてくれることが増えたり、

自分の事業アイデアを持ってプレゼン(大御所相手にも臆せず)してる様子が見えたりとか、イベント後の少人数の飲み会に誘ってもらってるとか、目に見えて自分のチャンスをモノにしている様子が見えて、人事ながらとても嬉しくて。

こんな風↑に投稿までしてくれるとは予想もついていなかったので。

私含む、大人の人にとっては「毎年恒例のイベント」なのかもしれないけど、彼らにとってはたった一回の大きなチャンスだと思うと、こういった機会を提供できるのは喜ばしいし、もっというとこのチャンスを全力で掴んで、起業ないし調達ないし、次のステージに進んでいってほしいなと思いました。

って思うのは、自分もイベント(IVS、BBQ、阿波踊り)経由でVCという全く考えもしない職種へのチャンスを頂けたからなのかなーとも思ったり。

次はみんな起業家として来てくれ!

普段から今村はゆるゆるですが、ゆるゆるなりにここ最近は迷うことが多かったことも多く。

でもそんな自分のようわからんモヤモヤを晴らしてくれるはいつだって起業家だったり志望している学生スカラシップの人だったり(もちろん木下さんはじめSVのメンバーも)なので、自分はそういった人に活かされてるな〜って思います。ありがとうございます。いつも。

余談ですが、B Dash Camp期間中にnote CFOの鹿島さんに凸って若手起業家とともにご飯に行ってくれました!

まずこんな若者と話してくださる心の広さと、私がかつてのnoteのほんの1行程度にしか書いてない「小学校の修学旅行が船での日本一周だった」ってことを覚えてくださっていて。鹿島さんの自社プロダクト愛を感じました。こんな細かく読んでてくれてる、、(ここにいたnote書いてる起業家のnoteはほぼ既読だった)

ちなみに、私が突撃するか迷ってた時に背中を押してくれたのがペライチ創業者、元エンジェル投資家の橋田さんでした。ありがとうございます。

こんなうっかりラッキーも乗り越えてB Dash Campは幕を閉じたのでした!

1週間の総評

考えすぎずに、目の前の人にリスペクトを。突撃を忘れない!

スタートアップの方!そうでなくても!今村と30分mtgしましょう。↑のURLよりお申し込みください。

SVでは毎週木曜朝8~9時に勉強会を行なっております!是非お越しください。(次回は5月30日(木)予定です)

この記事が参加している募集

人生のターニングポイントをこのマップに刻んでいってください〜 https://universityofuniverse.net