見出し画像

日本人はなぜ海外に移住したがるのか?私が海外移住して感じた4つのメリット

はじめに

本原稿は将来的な海外移住に興味のある方に向けて記載しました。検討の参考になれば幸いです。
初めての留学を期に私は将来的に日本を離れ、海外に移住したいと考えるようになりました。一般的には日本社会で大学終了後に新卒として企業勤めになる方がほとんどだと思いますが、私もその中の一人でした。大きな会社の中の一サラリーマンとして暮らしていると驚くほど早く時間が過ぎ去っていきます。毎日残業は当たり前、通勤に往復2時間かけ、くたびれた毎日を送り、土日は休息にあてていました。もちろん給料はそれなりにもらえ、いい同僚にも恵まれていましたが、「本当の」自分の人生というものを歩めていなかった気がします。そして3年ほど日本の会社で自分のスキルを磨いた後、ドイツに就職のため移住することに決めました。

近年増加する海外移住者

海外永住者の推移 2022年度データ データ出典先:外務省公表

昔から、日本人は内向き思考だと言われていましたが、海外に移住(永住)を決める人は毎年右肩上がりで増えていきます。理由は様々だと思いますが、

  • 国際結婚願望者の増加

  • 海外へのビジネス進出

  • Youtuberや富豪による税金の対策(日本の税金は高い)

  • 海外への出稼ぎ

  • 海外旅行を普段から楽しめる環境にいたい(ノマドなど)

などが挙げられるのではないでしょうか?
国別で見るとアメリカが圧倒的に人気な移住先であり、オーストラリア、カナダ、英国といった英語圏への移住先が目立ちます。また、タイなどは物価が安く、多くのノマドの方がビジネスをやっていると伺います。


2022年の在留邦人数の国別グラフ(Top20):データ出典先:外務省公表

特に、私のいるドイツも8位にランクインしており、国の魅力としては

  • 給料が高い

  • 外国人の受け入れが寛容(永住権が取りやすい)

  • 治安が良い

  • 医療やインフラの設備が整っている

  • ヨーロッパに低価格で旅行できる

などが一般的に挙げられます。その中でも私がドイツに永住してみて本当に良かったことをまとめてみました。

メリットその1: とにかく自由な時間がある


引用 pixabayより

私がいた日本は残業と通勤で毎日社畜のような生活で自分の時間がありませんでした。昔はさらに忙しかったと聞きましたが、毎日20時ごろに退社していました。ドイツではコロナ前よりホームオフィス(在宅勤務)という制度があり、コロナ後も従業員の要望に応じて在宅勤務が簡単に認められました。また会社では一日7.5時間ぐらいの労働で帰宅OKで2時間を超える残業はドイツで違法となっているためホワイトな生活が保証されています。毎日会社での業務で疲れることなく、自分の趣味に没頭できる時間を手に入れることができました。今は趣味の音楽とジムでのトレーニングなどに帰宅後の時間を当てています。

メリットその2: 長いバケーション


引用 pixabayより

ドイツでは三週間ほどの長い休みを取っても何も言われません。ドイツ人の文化として休暇は神聖なもので侵してはならないものという認識があるようです。私も夏休みに三週間ほどのバケーションを取り、物価が比較的安く食事の美味しい南イタリアのビーチでゆっくりと休ませてもらいました。日本の会社に勤めながらこのようなことをすると、業務の成績にかかわらず勤務態度が不真面目な問題社員としてレッテルが貼られると思います。もちろん、それで本当に仕事が回るのか?と疑念を抱く方もいると思いますが、会社や取引先がバケーションに配慮して仕事をサポートしてくれるので気軽に休暇を取れる環境が充実していると言えます。

メリットその3: 外国人と恋愛できる

引用 pixabayより

私の場合は、留学の時から当時付き合っていた交際相手が白人女性であったため、魅力を感じる女性の対象が日本人女性から外国人女性になりました。東京以外の地方都市などにいるとなかなか白人の女性と出会う機会はなく、競争率はかなり高くなります。一方でドイツでは白人が多くアジア人の割合も少ないので日本という恋愛市場に比べ圧倒的にブルーオーシャンと言えます。私が白人女性と恋愛するように白人の女性の中にもアジア人男性と恋愛したいという願望を持っている方は結構いるというのが私の実感です。知り合いの日本人女性は映画俳優のようなイケメン白人と交際していました。綺麗な顔立ちをした方と恋愛ができ、自分の可能性が広がるという点で海外生活は魅力的で刺激に溢れています。

メリットその4: 住むところがおしゃれ

引用 pixabayより

あまり多くの人は語りませんが、私にとって住居のデザインというのは大切です。日本に住んでいた頃、私は6畳ほどの木造建築のアパートに住んでいました。部屋の作りはかなり質素で、冬は凍てつくように冷たく、隣に住んでいるインド人のお風呂場での歌声が深夜12時ごろに聞こえると言ったものでした。とにかく、狭い、寒い(夏は暑い)、簡素、煩い、といった環境でとてもストレスが溜まっていました。一方で、ドイツをはじめとした欧州の家では鉄筋コンクリートの家が普通で、家の壁は白基調で部屋の間取りは50平方メートル以上あります。欧州デザインの家具が部屋にしっくりと合い、部屋で過ごすと気分が落ち着きます。また、週末に友人を呼んでホームパーティなどを開くことも可能であり、午後10時まではある程度物音を立てても許される環境なので、周囲に囚われず充実した週末を家で過ごすことが可能です。ドイツに引っ越してきてから住む上でのストレスが一切なくなったように感じました。

終わりに

もちろん海外暮らしには合う合わないはあると思います。私の場合は、日本よりもヨーロッパでの生活の方がストレスを感じなくて住みやすいためヨーロッパを選びました。たまに日本の両親や友人などと連絡を取りたいと思うことがありますが、今ではLineなどで海外からでも簡単に繋がれる時代です。日本食が恋しくなっても和食のレストランはすぐ近くにあり、いつでも日本食が食べれるため日本を離れたことに対する不便さは特に感じていません。今後も海外に永住する人が増加すると思いますが、移住することのメリットは大きいと思いますので自分の幸せのために海外移住という選択肢も視野に入れてみてはどうでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?