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「仕事で失敗をする時、どうしてますか?」介護歴12年の介護福祉士が介護版失敗の考え方を紹介します

失敗を失敗にさせないことが重要!

介護職は高齢者の命に関わる仕事の一つで、責任がある仕事かもしれません。

なので、メンタルを保てないと
・入居者の対応が雑になってしまう
・仕事に行くのが億劫になる
・私生活にも影響でてしまう

こともあり得ます。

失敗をしないように仕事できたらいいですが、
•入居者様の状態は日々違う
•スタッフ1人1人の力量は違う
•入居者3人に1人の配置なので、全部カバーは難しい
•不足な事態が起きることもある

ので、はっきり言って難しいです。

時に失敗してしまったことで気が滅入ることはあって当然です。

これまでの介護歴12年で思うことは
「介護における失敗の考え方を教えてくれる人はいない」
「入居者毎に対応が異なるため、対応も人それぞれに合わせないといけない」

ので、参考になるものが多い方がいいと考えてます。

これまでの経験は失敗から学んだことなので、皆さんにとって参考になれる話を紹介します。

 失敗はあって当然である

失敗があって当然で、失敗しない人なんていません。

というのは過去の偉人でも失敗しない人はいないからです。

例えばスヌーピーの著者である漫画家チャールズ・M・シュルツはたくさんの失敗をしてます。

絵の才能は昔から持っていました。

高校卒業後、漫画を描き続けてましたが、配信会社になかなか評価されなかったです。

長い下積みの経験、ユナイテッド・フィーチャー・シンゲートの編集者ジム・フリーマンに目をつけらたことがきっかけとなり、少しずつ世間に評価され、今では世界中に愛されているスヌーピーになりました。

長い下積みの経験があったからこそ時代の流れを読み取ったユーモアと物事の考え方が面白く書かれています。

つまり、失敗とは
・誰もが経験すること
・才能があっても失敗することはある
・学ぶ事が多く、仕事ができるきっかけになる

と言えるでしょう。

失敗したからと言っても
『諦めず日々の積み重ねで成功に近づく』
事が重要と考えましょう。

介護における失敗を失敗にしない考え方とは

介護職は人の命に関わる仕事なので、失敗に対して厳しくなる部分はあるかもしれません。

真剣にやって起こってしまったことなら仕方ないですが、失敗からどう活かすかが重要です。

そこで大事なのは
「今までないことだから分からない!」
で終わらせてはいけません。

つまり、
『何をしたら回避できてるのか』
を考えることです。

①入居者の状態と今までの傾向はちゃんと把握されていたのか?
②誤った判断でなく、冷静な判断ができてたか?
この2つの考え方をお勧めします。

その理由について紹介します。

1. 入居者の状態と今までの傾向はちゃんと把握されていたのか?

日々の様子の変化を知るために
・既往歴を把握すること
・記録をよく見ること
・変わった様子を記録すること
・入居者様について上司などとお話をすること
・ヒヤリハットを活用する

が重要です。

こういうことが危ないことを防げる方法が見つける手段となります。

自分で体験したことは他人も同じとは限らないので、上司などと情報共有する事が一番大事です。

そのことがきっかけで防げることもあるかもしれません。

2. 誤った判断でなく、冷静な判断ができてたか?

私の経験上、誤った判断しないためには3つのことが重要となってきます。
・自分のコンディションがベストであること
・現場の忙しさがあっても判断力は鈍ってないか
・これまでの経験を活かしているか

が重要となってきます。

2. ①自分のコンディションがベストであること

介護職はどうしても24時間働かないといけないので、生活リズムが狂いやすいと言ってもいいでしょう。

なので、自分のコンディションがベストで保つことは重要です。

・この勤務の時は何時に寝て、何時に食べるかルーティーンを作る
・休日と変わらない食事時間を設けること
・プライベートを楽しむこと

をすると比較的体調は整えやすいです。

2. ②現場の忙しさがあっても判断力は鈍ってないか

介護の仕事は相手が人なので、状態は日々違うので時に不足な事態が起きます。

・危険なリスクがあることを一番にする
・物事を順位を決める
・同じ危険なリスクがあった時にどうしたらいいか決める
・緊張しない状態をつくる

ことを考えていれば答えは見つかりやすいです。

とは言え、経験が多くないと判断力はつきにくいかもしれません。

個人的におすすめなのは忙しい時、緊張をほぐす方法や判断力をつけることをまず実践することです。

例えば
忙しい時は鼻から大きく吸って、口から息を吐き緊張をほぐす』
私が実践していることの一つです。

深呼吸は心を落ち着かせ、緊張をほぐすことができます。

慌てて作業するよりも落ち着かせてから動いた方がいいことはたくさんあるかもしれません。

もう一つは
『状況に合わせてどう対応するか決める』
ことです。

転倒したらすぐ応援を呼ぶ

安全な場所に移動する

身体状況を確認する

ナースを呼ぶ
といったフローチャートを考えておくといいです。

分からなくなった時に確認するものがあって、どこにあるか知っておくとより困ることはなくなってきます。

2. ③これまでの経験を活かしているか

・自分のコンディションがベストであること
・現場の忙しさがあっても判断力は鈍ってないか
の総合力が高いかどうかで決まります。

コンディションがよくても経験がなければできないです。

経験があってもコンディションが悪ければ半分くらいの実力しかできません。

不安なことを一つ一つ解消していけば、冷静な判断力はつきます。

どんだけ注意しても失敗したと思う時はかもしれません。

失敗は自分の課題と思って、次回に活かすために頑張れば自ずと失敗は少なくなります。

失敗と気がついているからこそ改善はできるので、自分の成長につながるはずです。

まとめ

失敗をどう捉えるかで成長するスピードは大きく変わってきます。

複数人を相手にするため、完璧に防げることは難しいですが、失敗を失敗させない考え方が身につけば多少の困難あっても大丈夫なことも多いのも事実です。

疲れたらプライベートを精一杯楽しみましょう!

これからも介護にまつわる話題を更新しますので、よかったらご覧なってください。


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