かさぶたがちょっとめくれてるんだけどさ。
突然ですが、
かさぶたってはがしたくなりませんか。
もう子どもじゃないのにやっぱり誘惑にかられちゃいます。
あと少し、あと少し……ではがれるんだけどって
真剣勝負で。途中で「あ、やっぱりまだ血でてきた」なんて、
がっかりして、またかさぶたが作られます。
ああ、ごめんよ、せっかくここまでがんばってくれたのに。
BUMPOFCHIKINの「かさぶたぶたぶかさぶた」。
何だか呪文みたいですよね。
アルバムのorbital period (2007年)に収録されています。
何と、この曲かさぶたからのメッセージ。
小さい子がけんかして、そのけがをかさぶたが
必死に守ってくれる。
傷が治ればさよならだけど、
「二度と会わずに済むのが一番。
けがには気をつけろよ」って
最後には言ってくれるけど。
でもやっぱりかさぶたからの
「たまには転んでもほしいな」が心くすぐられるかわいさのワンフレーズ。
刺さります。
この曲ね、
子どもたちが小さいころ、気になるかさぶたを
そろそろとめくろうとしているときによく
言っておりまして。
効果抜群なんです。
「めくっちゃだめだよ」の代わりに
「かさぶたさんが守ってくれているからね」と
言うと元気にうん、と返事してくれていました。
かさぶたさんは守って、役割が終わったら
さよなら。
あなたの笑顔が見たいんだってさ、って。
久しぶりに聴いたら、あらためて
絵本にもできそうな
かわいい情景が浮かぶBUMPの名曲。
小さいお子さんをお持ちのママだけでなく、
いい大人でいまだにかさぶたを
はがしたい誘惑に駆られている方たちにも
(つまり私も含めて)
この曲をそっと贈ります。
ボーカルの藤原君のやさしい声がなんとも
いいんだよなあ。
こんなに心に染み込んでくるかさぶたの歌があるだろうか。
ツンデレさんで優しいかさぶたさん。
今日は「書く部のお題で書いてみた」の
「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」
で書いてみました。
やれやれ、推しへの愛を語るのは楽しい。
明日もよき日になりますように。