夏至の日は植物とともに
夏至の日は、神戸布引ハーブ園で過ごした。
近くもないけれど、片道1時間30分ぐらいで
行くことができる場所。
体調が本調子ではなかったので
少し億劫に思う気持ちもあったけれど
自然に親しみに行ってよかったと思った。
曇り空の下、植物とともに
体と心に降りそそぐ夏至の光を浴びて
清々しい時間を過ごすことができた。
久し振りに行くと、海外からの旅行者も
多く見られ賑わっていた。
行きの電車の中で、スマホを使っていると
突然電源が切れて慌てたけど、しばらく
待っていると、また電源が入ってほっとした。
山頂へ向かうロープウェイに乗っていると、
下の山道でお爺さんが一人こちらを見上げて
手を振っていて、手を振り返すと
お爺さんが笑顔になった。
ハーブ園の茂みにイノシシが現れて、
うり坊がはしゃいで駆けていくのを
お母さんイノシシが後から追っていた。
イノシシがいるというのを向こうから
歩いてきた人に教えてもらったり、
ある薔薇をじっとみていたら、おばあさんに
声をかけられたり、一人で訪れたのに
一人ではなかったみたいな、ほんの少しの
やり取りでも、心がほのぼのした。
スマホの不具合も含め、このようなことが、
太陽の光が高まる夏至のエネルギーに
よるものだったのかなと思う。
特別だけど、ささやかな一日。
今は夏至を過ぎて、体調もだいぶ落ち着いて、
また冬至へと向かい始めたことに
意識が定まったように思う。
陰から陽へ、陽から陰へ、季節は少しずつ
順番に巡って、その中で自分を調和させて
生きていくことを楽しんでいきたいと
改めて思う。
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