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社員の要望に応えるのではなく、ありたい姿に近づける行動をする

経営者の中でたまに「エンゲージメント」について勘違いしている方がいる。

会社に対する社員の要望を聞いて、経営がそれに応えることでエンゲージメントが高まると考えている。もちろん要望や意見を聞くのは間違いではない。

ただ出てきた要望や意見を「そのまま」捉えて、投資して応えるようにしても、本質的にはエンゲージメントは高まらない。同じレベルで別の要望や意見が出てくるだけ。対応しているのに、いつまでも強い組織に成長していくことはない。

経営者が考えるべきは「未来のありたい姿」と「現状とのギャップ」と「未来と現状のギャップを埋める戦略」。

社内から出てくる要望や意見は、現状への不満や意見を言っているだけなので、深掘りして本質的な課題は何かを掴みにいかないと停滞し続けることになる。

大事なのは以下の5つのプロセス。

・社内から出てきた要望や意見を俯瞰して捉えてグループ分けする
・なぜその要望や意見が出てくるのかを「なぜ?」を最低でも5回はして深掘りする
・未来のありたい姿と現状とのギャップに照らし合わせて、深掘りして見えてきた課題との整合性を見る
・経営として何を優先して取り組むか、それがどのように未来のありたい姿につながるのかを把握する
・改善の意思決定をする

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