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企業文化を21日間で最悪なものに変える5つポイント

企業や組織にはそこに流れる文化がある。人の行動や成長の意欲を促し、可能性や発揮できる価値を最大に広げてくれるポジティブなものもある。

一方で、人の思考や行動を否定して、一切の管理は上司が行い、行動や成長よりは成果だけを見るネガティブな文化もある。

特にポジティブな力よりもネガティブな力の方が10倍強く、人の心理まで短期間で深く浸透しやすい。たった21日間ほどで、企業の文化を最悪な状態に変えることすらできる。

今回はこれを続けると企業文化が21日間で最悪なものに変わる5つのポイントを取り上げてみます。

①どんな意見に対して否定的な態度・言動

悪しき文化で筆頭に挙げられるのがこれ。誰の意見に対しても常に否定的な態度や言動を取ること。

アイデアが生まれたばかりの時ほど論理は浅く、支えてあげないとすぐに「じゃあダメだね」となりやすい。

ただ特に新しい概念からのアイデアだと、今までの自分の考えと違うので、瞬発的に「違う」と否定的な態度を取りやすくなる。

新しいアイデアや意見が出てきたら、少し身を乗り出して「詳しく聞かせて」と聞く姿勢から入りたい。評価や判断を先にするとチャンスを逃す文化が生まれる。

②愚痴や不満をひたすら繰り返す問題社員の存在

ある程度の規模になってくると必ず出てくるのが問題社員の存在。

毎日呼吸をするかのように、会社、経営、仕事、部署、チーム、先輩、同僚、メンバーなどへの愚痴や不満を言い続ける。

独り言のように言っている時はまだいいのだけれど、ネガティブな力は強靭で、確実に周りの人の心理に浸透していく。

愚痴や不満を言う人には「同志」ができたと思い、嬉しくなって更に強気でネガティブな意見を撒き散らす。

気が付くと会社の半分以上が愚痴や不満を言う人たちになり、ある程度の期間の後に組織は崩壊して、大量に退職者が出る。

③その場しのぎの軸のない経営判断の連続

理念や判断軸を持たずに、その場、その時の状況ごとに合わせて経営判断を繰り返していると、ブレやすくなる。

経営側はその時でベストを尽くしたと思っていても、現場の方からするとブレは不安に繋がり、信頼・信用できなくなる。

④判断軸は数字のみ。その人が何を考え、何をしたかは見ない

人の考えが行動を無視して、判断する軸を定量的に、数字のみに置く。一見するとロジカルで迷いがないように思える。

ただ、数字には感情はなくても、人には感情はある。どんな考えで、どんな行動をしたのかを見て、フィードバックするようにしないと、結果としての数字を出すために必要な人が成長する機会を失う。

⑤辞めていく人へのマイナス意見

いろんな事情があって会社を辞める人は出る。もちろん本人の実力不足だったり、文化に合わないという理由もある。

それでも残る人たちからすると、詳しい事情は分からず「辞めた」事実だけを知る。

その人への否定的な意見や愚痴や不満を言っていると、周りの人たちは表向きは共感していても、裏では「自分が辞めた時もこんな風に言われるんだろうな」と思っていたりする。いい文化が形成されるわけもない。

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