1983年 東京ディズニーランド⑩
⒑ 心に残るゲストとの出会い
夏休みに入って心に残る素晴らしい出会いがあった。
フープでの演技もだいぶ慣れて来た頃、シックスビッツの日であった。相変わらず満員で、会場は熱気にあふれていた。
いつも通り、客席に降りてゲストに挨拶をして回った。一階席の中央奥の席に車いすの少年とその家族が来場していた。
その少年は小学校3年生くらいで我々キャストが近づくとハニカミながらも笑顔を返してくれた。
客席からスタッフルームに戻るなり、ステージマネージャーとドリー役のイズミに相談した。
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