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第2話 人生はじめてのカウンセリング〜本当の気持ち〜

前回の記事はこちら

前回、単発のセッションを終え
自分がいつもつまづくパターンを
知ったワタシは、積年の謎が解けて
楽になったし、

あれ?

もう、喋ることなくないか?

……と高を括(くく)っていた。


*できるだけ、ありのまま書いているので
読んでいて気分が悪くなったら、途中でやめてね。

*あくまで、ワタシのお話だし、カウンセリングって、涙涙だけじゃないし、笑いを交えながら
リラックスした状態でするもんらしいです。(知らんけど)

後半一時間の記憶がまるっとない私



前半は確かワタシが複数のコミュニティに入り、拠点をいくつも持ち
その中でのちょっとした困り事をお話させていただいた。

覚えているのはそこまで。

カウンセリングレポートをするはずが、
後半の記憶が
ズボッとすっぽ抜けているのだ。

録音したものを一度聞き直してもいるのだが、
聞き終わって数日もすると
そこだけキレイに思い出せない。 


それに、聞き直すとまた
みぞおちの辺りをえぐられるような痛みを
思い出しそうで怖いのだ。

記憶はないけど感覚だけは残っている。


こんなこと生まれてはじめてだった。


それだけ、自分にとって
見たくない感情を吐露(とろ)したという
ことなんだと思う。

ただ、先ほども言った通り
話した時の感覚というか
感情は残っているから
記しておくね。



話したくない。
話したくない。
この話だけは、絶対したくない。


話したら、きっと泣いてしまうし
泣きたくない。

いい年をした、おばさんが
お若いカウンセラーさんの前で
ぴーぴー泣くなんて、非常に恥ずかしい。

それに、話したら「大変なことになるぞ」。



でも、ここを突破しなければ、
旅立って行った諭吉さんに
申し訳が立たぬ〜



ぐぬぬ…

とにかく、何かが「はよ言え」と
背中をバンバン叩くし、

一方で「言うな」と言われるし、

心がねじれまくって、ちぎれるかと思った。

なんでもいいから、一線を飛び越えるための動機がワタシには、必要だ!




そして。











おそらく、母とのことを話したんだと思う。

あんなことされた、こんな仕打ちを受けた。

弟を両親から守ってあげられなかった。

自分の身を守るために、弟を生贄にした。

……とかだ。


予兆


その日の夜、みぞおちの痛みで
目が覚めた。

「あぁ……きたかぁ……」

(心の痛みが体に出るパターンね)

でもまぁ、この程度で
終わってくれるなら
まぁいいか。

ワタシは痛いのを無視して、再び眠った。



朝起きると、
心が丸裸になっていた。(は?)


感覚的なお話なので、イメージを
お話しますね。


いつも、身を守るために
「潜在意識の入った箱」……を守る、
フタの役割をしている「顕在意識」が
べろりんちょと外れているのである。
(体感ね)

五感の情報が、なんのブロックもなく
直にワタシの核に触れてくる様な
不快感。……と言うか痛み。ヒィー

潜在意識飛び出ちゃっとる!



守られていない不安感。

とりわけ、視覚、聴覚がひどかった。

見たくない、聞きたくないモノから
全然守られていないのである。

特に、母の出す音に
とてもイライラした。


だんだん、身体が緊張で縮み上がってきたし
手足も冷たくなってきた。
パニック発作もでてきた。
逃げたくて仕方ない。

これは、ヤバい!

体をシャットダウンさせないと
耐えられないかも。

とにかく眠るんだ!

これは、ワタシにとってはじめての経験ではないから
時間が立てばおさまるのもわかっていたけれど
せっかくだし、チサさんにも
状況を説明してみた。


『心と体は連動しているから、体をゆるめて
温めてあげてね。』


きちんと対処法を教えてくれた。


大丈夫。

あとは、意識がなくなるまで
耐えればいい。

そして、ワタシはやっとこさ深い眠りに落ちることができた。


本当の気持ち

夕方まで、ぐっすり休んだおかげで
ひっどいパニックは、おさまっていた。
(セーフ)

だが、相変わらず
母の存在にイライラしたし、

父の出す大きな声に心がえぐられた。

心が大荒れ。
今世紀最大の不機嫌。

悲しかったり、寂しかったり、辛かったり……
ぐちゃぐちゃだった。


本当のことを言えば、何もかも放り出して
カウンセリングを中断したかった。


でも、今回はちゃんと伴走してくれる
カウンセラーさんを信頼し抜くと決めたし、

それが、「揺り戻し」(好転反応)だと
前もって教えてもらっていたから耐えられた。


とはいえ、いつ止むかわからない大嵐に翻弄(ほんろう)され、船の甲板に命懸けで掴まっている気分だ。
オエエエ

。゚( ゚இωஇ゚)゚。


おまけに体も鉛のように重たい。

常から「自分のご機嫌、自分でとろう運動」をしている私でも、こりゃ無理無理案件だった。

まだ、心の蓋がおっぴろげぇぇぇ〜なのだ。


さっさと、夕飯を済ませて
また休まないと、ヤバそう。

そうして、お風呂に入って
フッと気をゆるめている時だった。

空からなのか、内側からなのか

言葉が降って湧いてきた!






ヤターーーーーーーーーー!!






ワタシはこれを待っていた。
時にお風呂で、
時に御手洗で、
時に散歩中に、
ふっと、どこからともなくやってくる
言葉や感情。

ひらめきみたいなものね。

それは、いつもリラックスした時にやってくる。



いっそいでそれらを書きとめた。


☆本当は寂しかった。
☆宇宙でワタシはたった一人。
☆助けて欲しい時に助けてもらえなかった。
☆傷つくのは、怖いけどとても寂しい。
☆だから、傷つかない距離でおそるおそる人と付き合ってきた。
☆ひとりの世界を作ることで、寂しさをまぎらわせていた。
☆趣味が多いのは、自分の居場所を探す旅だったのかもしれない。
☆「ここではない」、「ここでもない」と
居場所を変えてずっとひとりで頑張ってきたんだね。
☆ずっと居場所がなくて怖かったんだね。




書きながら、ドバドバ涙が溢れた。




やっとデカい膿(うみ)が出た。

コンニチハ


辛かったね。
よく頑張ったね。


その夜、
この気持ちをたくさん感じてあげるために、ワタシは二時間泣いてあげた。
(よくそんな体力あったな)



そして、また眠りについた_(:3 」∠)_💤


自分でも、エグい行程だなぁと
思うけれど、


①心の状態が身体症状に出る
②どっかの段階で必ず本音が吹き出してくる

この二つを人生の中で、何度も経験していたからこそ、乗り越えられたんだと思う。


そして、全部自己責任。


ワタシは、腹をくくるまでは長いけど、
スイッチが入ると強いということを
心のどこかで知っていた。


だけど、皆さんには、こんな風になる前に
心のケアをして欲しいと心から願います。

私の若い頃には、カウンセラー業はここまで
浸透していなかったし、海外ドラマで見かける
『ただ、話を聞くだけの人』というイメージだった。


それに、こんな荒療治、

自分で言うのもなんだけど、
耐えられる人、そんなにいないんじゃないかな?

真似して欲しくないし、

誤解のないようお伝えすると、
本来、カウンセリングって
もう少し余力がある段階でやるものらしいです。
ちょっと、笑いを交えながらね。

なので、くれぐれも
「ちとやべぇな。」くらいでするのが理想みたい。


底辺まで落ちると、這い上がる距離も
長くなりますからね。


……というわけで、


ワタシは次のセッションで
カウンセラー・チサさんに

心の底から出てきた本音をお伝えしてみた。


(つづく)


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花小麦
(photo by 花小麦)

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