中間優善

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  • 中間優善のnote

    中間優善から自他に対して思っていること、想っていること、考えていることなどをまとめたマガジンです.

  • 中間優善のインスタントフィクション

    400字以内の無定形フィクション作品.

  • 中間優善の日々短文雑記

    中間優善が日々の出来事などを感覚的に書いた記事をまとめたマガジンです.

最近の記事

君,運が良い君.

君は幸運の持ち主. 運の良さでいくつもの壁を乗り越えてきた. そんな君でも悩むのかと言う人. その人は、ただ浅くて複雑なんだ. 運が良くても悩むのは当然. 悩む前から運が働くとは限らない. 運の良い君. 君は運が良いだけかも. 運が良くても頭は良くないかも. 運任せにする君. やっぱり頭は良くないかも. 運が君に飽きるのは明日かも. 飽きるというか、“冷める”に近いかも. たまには頭を撫でたりとか、した方が良いかも. もう少し魚を食べた方が良いかも.

    • 君が死んだとき、何もできなかったけれど.

       君が死んだとき、私は何もできなかった. 私のウジウジを吹き飛ばすように笑って許してくれたけど、やっぱり湿度の高すぎる感じが残ったままでいる.  「やっぱり人って死ぬよな」とか思っているうちに自分が死ぬことを思い出したりして、なんだか「死って近いなぁ」とか思ったのを覚えている. 「俺が死ぬ思うなよ」.  ある人の死を看取ったあの日、確かにあの人は衰弱していた. 医者でない自分が見てもわかるほど、今にも死にそうな形相でベッドに横たわり、何も感じていないような様子だった.

      • 宗教を批判するのが下手くそな君へ.

         宗教が如何なるものなのか分かっていないくせに批判するような奴が大嫌いで,「こういう人ほど能書きを垂れるんだろうな」とか思って見ている.  ここで言う「宗教」とは、厳密に言えば「信仰」を指していて、確かに批判されるべき宗教団体や理念、教義が存在していることは個人的にも理解している. しかし理念や教義、並びに組織自体が批判されるべき状態であっても、組織を構成している個々人は批判の対象になるべきではないと考えている. これはシンプルに信仰の自由が法で認められていると同時に、個人

        • 苦手じゃないなら積極的に魚介類を摂取しよう.

           最近魚を食べる機会を増やしている中間優善です. シンプルに食べたいから食べているのだけれど、なんだか体が魚を求めている気がする.  何のために魚を食べるのか、というのを自分的に書いてみると 「頭がシャキッとする感じがあるから.え、みんなもだよね?」となる.  実際に頭の回転とか働きを助けてくれるのか、それともプラシーボ的な効果があるのかについて調べたところ、やっぱり魚を食べるのは身体全体の健康維持や促進に効果が期待できて、脳の効率的な働きを手助けしてくれるらしい.  

        君,運が良い君.

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          26本

        記事

          急須を握る.

           お茶を飲むと心が落ち着き、身体への意識がゆっくりと広がっていく. 脈を感じ、呼吸を感じ、「今」に集中することこそ、心と身体に優しくすることなのだと悟る.  お茶を淹れる時、ポットで急速にお湯を沸かした後、まずは急須を温める. その後、少し温度の下がったお湯でゆっくりと旨味を引き出していく.  最後の一滴が落ちるまで急須を傾け、少量であっても豊かな一杯を楽しむ. 急須を握ることの醍醐味は、お茶との対話が自分自身との対話につながること.  自分がわからなくなったり、自分の

          急須を握る.

          怖い姿は眠らない.

           3:02  なぜだろうか 恐ろしいイメージがいくつも湧き上がるのは. 湧き上がったイメージというか、その輪郭のようなものは落ち着く素振りを見せず、ただただ並べられていく.  3:12  なぜだろうか 暗闇に落ち着きを感じる自分と、恐怖を増幅させる性がぴったりと重なり、解像度が低い割に鮮明な姿が浮かび上がるのは.  4:02  そろそろ眠りにつきたいので、怖い姿たちには安静にして頂きたい. この姿たちに物語を与えるほど興味がないことをなぜか申し訳なく思いながら、障子

          怖い姿は眠らない.

          日々短文雑記:日々短文雑記ってなんだろう.

           日々短文雑記ってなんだろうか. 日常の中にあることを短く雑に記したものなのだろうけど、結局のところ質量の感じられる内容を書こうとしてしまうし、普段よりも手を抜いて書くものの、なんだか体裁を気にしている自分が傍にいるのが常だったりする. 面白エピソードを書く場では無い.  日々短文雑記は日常の出来事を書く場として捉えることが相応ではあるものの、色んな意味での面白エピソードを書く場ではないと思う. どちらかと言えば大したことのない雑談を文章化するのに近い気がするし、読み手の

          日々短文雑記:日々短文雑記ってなんだろう.

          花火の祝祭性から逃げられない.

           2022年8月27日に大阪で3年ぶりに淀川花火大会が開催された. 私が掲げている今年のテーマは「祝祭性からの解脱」で、今年の正月にも“祝祭性との付き合い方”について文章を書いていた.  私の住んでいる家は淀川の河川敷にとても近いので、音はもちろん、乱反射する光が空や道路や家々に降り注ぐのを確認できた. 先述した通り、今年のテーマは「祝祭性からの解脱」. 祝祭性と距離を置く生活に突如として現れた祝祭性テロリスト.  音や光が至る所に飛び散る中で、私は花火の放つ祝祭砲をまと

          花火の祝祭性から逃げられない.

          日々短文雑記:妻はおそらく年間500リットル近くコーラを飲んでいる.

           私の妻は炭酸飲料が大好きで、彼女の生活を年単位で見ていると切り離せないものになっていると思える.  彼女は日常的に絵を描く人で、考案や作業の段階で何かしらの爽快感をブースト的な感覚で求めた結果、ゼロカロリーのコーラを飲んでいるらしい. 大工さんの思案タバコ  大昔から大工という仕事につく人は思案タバコをする人が多いらしい. 行き詰まって悩んだらタバコ、仕事が終わったら達成感とセットでタバコ、つまりずっとタバコを吸っていることになる. 今のところコーラはタバコほど害がな

          日々短文雑記:妻はおそらく年間500リットル近くコーラを飲んでいる.

          当たり前だけど文脈って「線」なんだよな.

           文脈を読み取ることが難しいって人が多いようで、それってなぜなんだろうとか考えてみると、そもそも「文脈とは〇〇だ」みたいなイメージが湧きづらいからかもしれない. 文脈とは ネットで「文脈とは」みたいな感じで調べたら 「ひとつひとつの事象にとらわれずそれらを包含した全体像を理解すること」っていう説明が出てきた.  これは「文脈とは」っていう問いに対して簡潔に述べられている回答だと考えることができるんだけど、なんだかパッとしない感じがある. 具体的なイメージを持つには足りない

          当たり前だけど文脈って「線」なんだよな.

          日々短文雑記:ドラマの音だと思ったらデカい雷だった.

           今日は2022年8月18日. 昨日の昼間にドラマを見ていたら、窓が派手にピカッと光った. 見ていたのはスターウォーズシリーズのドラマ「ボバ・フェット」で、ちょうど戦闘シーンが多い回だった.  「ドカンドカンゴローン!」という感じで戦闘シーンの合間にタイミングよく雷が鳴り、窓が光るのを見るまでは雷が鳴っていることに全く気が付かなかった(ヘッドフォンを着けていたのもある). 戦闘シーンということもあってドラマの音だと思っていたけど、どうやら家からそう遠くない場所に雷が落ちたら

          日々短文雑記:ドラマの音だと思ったらデカい雷だった.

          日々短文雑記:そういや最近カメラ持ってねぇ.

          最近カメラ持ってねぇ. 引きこもってばかりの生活が「最近カメラ持ってねぇ」と言っている. そもそも外出というやつをやっていないので、そろそろ現代人らしい感じで街を歩いてみようかと思っている. せっかくだからカメラを連れて行こう. ときめくものがなくても、カメラは嘘をつかないだけあって、ある程度の身体性を保存してくれる. 彼なのか彼女なのか分からないけど、久々にお手並み拝見といこうか.

          日々短文雑記:そういや最近カメラ持ってねぇ.

          ピラミッドのような人間になろう.

           ピラミッドは現代の技術を持ってしても作ることが困難とされており、建設当時の技術では建設不可能であったのではないかという見解から、高度な文明・技術を持つ地球外生命体の介入があったのではないかと言われている. ピラミッドは完璧ではない.  ピラミッドは上記の通り、どうやって作ったのかがわからない建造物である. 用途や目的は古文書などの解析により粗方判明しているが、学会では今もなお議論が続いている.  遠目で見ると完璧な建造物に見えるピラミッドだが、実は人間臭さを感じること

          ピラミッドのような人間になろう.

          僕が思う、妻の好きなところ.

           僕が妻と出会えたことは本当にラッキーなことで、妻との出会いをきっかけに、運命を信じるようになったことは言っておきたい.  一人の人間として最低限のことさえ重んじることができなかった僕を成長させてくれたのは妻だし、出会って7年ぐらいしか経っていないけど、本当に多くを学ばせてくれた(今後もそうだと思っている).  妻は本当に素晴らしい人で、何が素晴らしいかと言うと、僕にとって素晴らしい人であることが素晴らしい. これはもちろん主観的な意見であるけれども、僕を知り、妻を知って

          僕が思う、妻の好きなところ.

          メモやノートは内容を思い出すためのトリガーである.

           学生であればもちろん、社会に出たあともメモやノートを取る機会は多い. しかし、せっかく綺麗に書いたのにも関わらず、なぜか復習の効果が期待できないこともあるだろう. そんなことになってしまう理由は単純で、内容を理解していないからである. 授業はもちろんのこと、ノートを取る前に理解しよう.  授業でノートを取るのは日常的なことだが、「ノートを取る」ということ自体が単純作業化してしまい、そもそも授業の内容を理解せずにノートを取っているだけ人も多いのではないだろうか.  そも

          メモやノートは内容を思い出すためのトリガーである.

          日々短文雑記:アベンジャーズとスターウォーズの話題で盛り上がりたい.

          アベンジャーズとスターウォーズの話題で一緒に盛り上がれる友達がほとんどいない. 片手で数えられる程度しかいないし、そもそもそんなに話さない相手だったりする. 映画が好きな友達はたくさんいるものの、映画というコンテンツに対する熱量が旺盛な人は身近にほとんどいないし、そもそも作品ごとに対する熱量の違いなんかを感じることもあまりない. 個人的にはアベンジャーズやスターウォーズの作中にある演出について語り合える仲間が欲しいし、イースターエッグやオマージュの話題で盛り上がれる仲間が

          日々短文雑記:アベンジャーズとスターウォーズの話題で盛り上がりたい.