怖い姿は眠らない.
3:02
なぜだろうか
恐ろしいイメージがいくつも湧き上がるのは.
湧き上がったイメージというか、その輪郭のようなものは落ち着く素振りを見せず、ただただ並べられていく.
3:12
なぜだろうか
暗闇に落ち着きを感じる自分と、恐怖を増幅させる性がぴったりと重なり、解像度が低い割に鮮明な姿が浮かび上がるのは.
4:02
そろそろ眠りにつきたいので、怖い姿たちには安静にして頂きたい.
この姿たちに物語を与えるほど興味がないことをなぜか申し訳なく思いながら、障子越しに差す人工の光を瞼に就寝する.
怖い姿に対する鬱陶しさよりも、光への憎悪が重症な日々が連続すれば、きっと怖い姿も消えて、空いたスペースに辟易が地涌するのだろう.
4:09
怖い姿が君の眠りを妨げなければいいのだけれど.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?