米麹の甘酒をストレートで飲めるようになるまで
甘酒といえば「酒粕」しか知らなかった
小さいころから毎年行く初詣。
参拝後に父が飲む温かい甘酒。
甘酒といえば今でもこの情景が思い浮かびます。
関東で生まれ育ったから甘酒といえば酒粕。
アルコールの香りと甘さが馴染めず、
大人になっても美味しさがわかりませんでした。
湯沢では甘酒といえば米麹で作る
湯沢に住むようになって何回か飲む機会がありつつも飲まず嫌い。
口にするまで約半年はかかったと思います。
初めて飲んでみたら米麹の香りは酒粕に比べてたら気にならない程度。
そしてとても甘い!
米麹だけでこんなに甘い、という感動よりも
さすが秋田のものは甘い、と思った記憶があります。
想像以上の甘さで小さな紙コップ1杯を飲みきれませんでした。
こどもを巻き込んでチャレンジ
数か月後、
冷たい甘酒を牛乳やジュースで割ると飲みやすいと知り、
でも1人では飲み切る自信がなかったので
こどもを巻き込んでチャレンジ。
なぜか柑橘系ジュースでいろいろ試した結果、
こどもはオレンジジュースがお気に入り。
つぶつぶオレンジジュースを飲んでいるような感じらしいです。
個人的には
オレンジジュース→美味しいけれど「甘い×甘い」。
グレープフルーツジュース→苦みが強調される気がしました。
だんとつによかったのはかぼすジュース!
これは1度試して欲しい。
酸味が甘酒の甘さをやわらげスッキリさせてくれて
1+1=2以上の美味しさを感じました。
トマトジュースや牛乳も美味しいと聞きますが
こちらはまだ勇気が出ていません。
この2つの組み合わせもいつか試してみたい。
ジュース割りからストレート
ジュースで割る甘酒を飲むようになったら
そのうちストレートで飲めるようになりました。
このころになってやっと「米麹だけでこんなに甘い」ことに感動しました。
逆に湯沢で生まれ育った人たちは
ジュースで割って飲むことをほとんどしないです。
「そんな飲み方をしたことがない」と言われます。
ジュースで割らないから「甘酒のストレート」という言葉もないと思います。
逆輸入みたいに割って飲む甘酒の美味しさが広まることは…
これもないと思います。
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