見出し画像

隊員インタビュー!【高橋 桃李さん】〜デザインで垣根なく遊び学べる場所を作る!「COTATSU」〜

皆さん、こんにちは!

今回は、隊員インタビュー!ということで、湯沢町起業型地域おこし協力隊の高橋桃李さんに、お話を伺ってきました!

先日行われた中間報告会では、隊員5名が1年間の活動をプレゼンテーション形式で発表しました。
当日の中間報告会レポートはこちらの記事をお読みください!!

こちらのインタビュー記事では、隊員1名ずつ、計5名のインタビュー記事を順々に投稿していきます。

このような方にぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
・湯沢町在住の方
・地域おこし協力隊に興味をお持ちの方
・移住を検討している方
・湯沢町の魅力を知りたい方

では、まず隊員の紹介から!

氏名:高橋 桃李
着任日:2023年1月
出身:千葉県
好きなこと・もの:絵を描くこと、読書、映画・音楽鑑賞、便利・可愛い・素敵なモノやアイデアを集めること、新潟名物 「薄荷糖」

■経歴について教えてください。

両親がデザイナーで、昔から絵を描く機会が多くあり、高校、大学と芸術が学べる学校へ進学しました。したいことが沢山あったので、絵やデザインなど特定のことをやりたいというよりは、色々やりたいという気持ちの方が勝っていました。興味のある授業科目を選択できる高校を選んで、そこで芸術も学びました。大学は日本大学芸術学部デザイン学科を卒業しました。必ずしもデザインやイラストの仕事をしたいというわけではなかったこともあり、卒業後は、大学在学中から働いていた下北沢のライブハウスの仕事をしていました。ライブハウスでは、幅広い業務を担っていましたが、店長さんに頼まれたことがきっかけで、デザインやイラストの仕事もしていました。同時期に、ウェブ関係の会社に勤めて、ウェブデザインの基礎、コーディングを学び、ホームページ制作もできるようになりました。自分のホームページも自分でコーディングを書いています。コロナの影響もありライブハウスが閉店したため、地元千葉県に帰ることになりました。フリーランスで、デザインやイラストを中心にリモートで仕事をしています。

■湯沢町起業型地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

湯沢町に来たきっかけは、温泉街にある祖父母のお店「よろづや」をちゃんとしたお店に戻したいと思ったことと、幼い頃から湯沢が好きなことという、2つの理由でした。帰省の度に商店街の寂しさを感じていたことから、活気を取り戻したいという想いを抱いていました。大好きな湯沢町のためによろづやの店舗を活用したいと考えています。
湯沢町に来ることに繋がる印象的な出来事として、確か大学生の頃でしたが、よろづやに飾ってあった、私が小さい頃に描いた絵を見つけたことがあります。将来の夢の絵でしたが、そこに「よろづや」が描いてあったので、ちゃんと自分の中で昔からやりたかったんだろうなと思いました。これが大きなきっかけになったかもしれません。
移住を検討していた時に、商工会の講座のようなものに参加したり、町役場に問い合わせたりしていたのですが、きら星の担当の方と面談をする機会がありました。よろづやの活用や、家探しについて相談していたところ、「湯沢町起業型地域おこし協力隊」の制度を教えていただきました。地域おこし協力隊のことは知っていましたが、「起業型」があることは知りませんでした。

よろづやのある通り

■移住して、隊員になることに迷いや、不安はありませんでしたか?

最初、起業型地域おこし協力隊になることに対して、不安がありました。人の目に触れるし、何をしたらいいのか、何をしたらいけないのか、などが分からず怖かったからです。ですが、ただ単に、起業型地域おこし協力隊のことがなんだか分からないからそう感じていただけでした。

■どんな活動をしていますか?

デザインの仕事と、中古販売メインのお店「COTATSU」、ボランティア等の地域協力活動を行っています。

私はこれまで、考えを言葉で伝えることの難しさを感じてきて、考えをまとめて伝える手段としての、デザインやイラストを学び始めました。実体験から、デザインとは「伝えること」「問題を解決するための手段」と定義づけています。湯沢町では、人とのコミュニケーションのきっかけに、デザインのスキルを活用しています。

隊員として活動をしていく中で、出会った方々とのご縁から、デザインの仕事をさせていただいています。
デザイン活動実績(一部抜粋)
・広報ゆざわ 新ロゴ(表紙デザイン)
・湯沢町観光まちづくり機構
  ゆざわマルシェ関連チラシデザイン・インスタグラム運営補助、湯沢屋台村ロゴなど
・協力隊 萩生田さんの名刺
・協力隊 國部さん 空き家ありませんか?チラシ制作
・ここいろスペース 絵や図工のワークショップ

REUSE SHOP& SPACE COTATSU(こたつ)のロゴ

よろづやの店舗半分を借り、「REUSE SHOP& SPACE COTATSU(こたつ)」を、5月に開業予定です。捨てるのには勿体無い・置き場に困った物品を引取・買取・販売をする事業をしていきます。単に物品の売買をするのではなく、付加価値付け、物の価値・自分の価値観を見直す「アイデア・きっかけ」を提案します。店頭では、本、雑貨、インバウンド向けの商品をメインに、オンライン店舗・フリマサイトでは、引取・買取した家具などを販売します。大型家具はカタログ化して、店頭とオンラインにて販売する予定です。
デザインを通して、地元の方も移住者も観光客も「垣根なく遊び学べる場所」を作っていきます。湯沢町に貢献している方々と協力して、素敵な町にしていく未来を目指します!

■今後の展望は?

これまで1人で、1年間やってみて思ったのですが、修理することや綺麗にすることは、やはり時間が掛かります。バランスを取って上手くやることと、人を巻き込んで、むしろ教えてもらいながらやれるようにしたいと思いました。特に昔の道具など、知らない道具がまだ沢山あって、誰かに聞かないとわからないことがいっぱいあります。
近年、SDGsが浸透してきて、リユースであったり、カップがプラスチックから紙になったり、小さい変化もありますが、私たちの生活の中には、例えば100均グッツなど安価で便利なものが溢れ、買いたい時にすぐ手に入り、使い終わったら捨てられるようにもなりました。それは意外と勿体無いんじゃないかと思っています。昔から大事に使って長持ちしているものを、もう1回誰かの手に渡せるようにして、もっと長く使った方がいいんじゃないかなと。昔ながらの製品の形状だからこそ壊れづらさがあったりもします。綺麗に使えば、長く使える、そういう小さいけれど大切なことを伝えていけるお店にしていきたいです。

飲食の提供もして、心地よい交流ができる場所にもしたいと考えています。また、地域の方の家に眠っている本をレンタルボックスに入れて貸し出しや販売をして、顔の見えない人同士でも何かコミュニケーションが生まれるきっかけを作れたら良いとも考えています。子供たちが不用品に好きな絵を描くなどして表現して、思い出が残るような場所にもしたいです。人と人とを繋ぐ架け橋のようなお店にしていきたいと思っています。

■湯沢町のいいところは?

ちょっと行けば温泉街があるし、自然も近くにあるし、1人になりたい時も、みんなと居たい時もある気分屋さんに向いている場所なんじゃないかなと思っています。新幹線が通っていて東京に近いので、場所もちょうどいいです。
色々不便な部分がありますが、不便だからいいのかもしれません。東京であれば、すぐ近くで何でも欲しいものが買えるけれど、湯沢町ではそうはいきません。だからこそ、自分で考えます。畑をやっちゃおうかなと思えたりします。
あと、観光客の方が多いから、例えば飲食店で働くだけでも色んな人と会うことができて楽しかったりします。

■リンク


「湯沢町地域おこし協力隊」を検討されている方は複数制度がございますので、まずはお気軽にご相談ください!

以下のような制度があります。
・2泊3日〜2週間 おためし地域おこし協力隊(体験費・滞在費無料)
・2週間〜3ヶ月 地域おこし協力隊インターン(日額最大7,000円報酬あり)

ご相談の予約は、新潟県 転職・移住サポート ロカキャリ(https://locacary.com/yuzawa/)のWebサイトから可能です。
※移住・仕事等と同じ相談窓口から受け付けています。

以上、今回は、隊員高橋桃李さんのインタビューをお届けしました!!
(聞き手・書き手:朝平美南子

この記事が参加している募集

ふるさとを語ろう

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?