夫婦でやっと実現! プラハ・チェスキークルムロフ旅④
4日目。
雨のスタート。ムーステク駅から地下鉄3駅移動。バスターミナルからクルムロフ行バスです。チケットは日本で事前購入。ホント楽だ。クルムロフで1泊してまた同じホテルに戻るので荷物は預けて1泊分だけリュックに入れての移動です。3時間半の道のり中、雨が降っては止みの繰り返し。金曜日ですが道は多少混みました。途中立ち寄りの場所で15分程度の遅延。最終的には5分程度遅延で問題なしです。チェコの道は、あまり信号が無い!。ほぼラウンドアバウト交差点っていう円形になっている交差点の形式。そのためかバスが交差点の度に左右に揺らされました。日本でも増えそうなことも聞きますが、広い敷地が無いと難しそう。
クルムロフANのバス停に着いたころには雨もすっかりあがってラッキー!! 妻が自慢げに「私、晴れ女だから」。
そこから坂道を少し登ります。少し行けばもうクルムロフの街並みが一望できます。うきうきシャッターを切りまくり。でもその後、そのような景観のところはいたるところにあることを知るのでした。それでも街にほぼ近いちょっとした公園からの景色は実に美しい。ここで感じたのは、プラハって大きな街だったのね、って。クルムロフは本当に小さくて、でもそれはそれは美しい田舎町です。
街中へ入ります。石畳の道の左右にはお土産物屋さん、ホテル、ペンション、などが並ぶ観光で成り立つ町、という感じですね。
広場に出ると向こう側に予約したホテルが見えた。ここも15世紀ころの古い建物を活かした作りとのこと。なんだかワクワクした。まずチェックイン。ここでも市税の話があり、朝食の話があり、最後に部屋に備え付けのコーヒーお茶などは有料になるとの説明を受けて部屋へ。古い建物を使っているためか造りがとても複雑で一度では理解できない感じで、でもそれもまた楽しい。内装はとてもきれいで高級感も漂う素敵なホテルでした。部屋もとても広くて、それだけでゆったりした気分になれた。
さあ、いざクルムロフ城へ。事前に、建物内部見学ツアー(英語、チェコ語、ドイツ語だけ)を予約しておいた。13時からの英語版ツアー、集合は中庭3番、と。そこへ行くと何も看板らしきものが見当たらない。15分前に着いてから不安な時間を過ごすことに。ジャストの時間に男性スタッフが登場、英語で案内を始めます。出発扉の鍵を開けて呼び込み始めると、それまでただ休んでいたように見えた人々が一斉にそこへ向かう。なんでそんなに落ち着いていられたのか不思議。なんの案内書きも無いのだから、勝手知ったる人ばかりだったの?
ツアーメンバーは15人ほどだったかな。内部の様々な部屋を一部屋ごとに開錠施錠を繰り返しながら進みます。英語での説明ですが、各部屋にはその他の言語でA4一枚にまとめられた説明書きが設置してあった。説明を聞きながらそれを見て、終わると元に戻す、という形式で。でも悲しいかな日本語は無しです。聞いたところソーリー、デモ来年ツクルヨ!などと彼がのたまう。ニコっと笑いながらも本当だろうなお兄ちゃん?
城内は領主の部屋、お姫様の部屋、執事の部屋、お手伝いの部屋、料理の部屋、などなど。調度品などはやはり中国から輸入されたものが多くあった。寝室には、便器用の手桶なども。用を足した後は、窓から外へ捨てるって!。中世ヨーロッパってどこでもそうだったの?、なんでトイレを作るって発想しなかったんだろうか。
50分間のツアーは、日本でもそうであるようにお土産物屋さんの部屋でおしまいです。城内を見るのはこのツアーしかないので、良かったかなと。その他博物館と塔に登るチケットも購入しておいたので、これは明日にしよう。半年間?くらい有効のチケットだからいつでもOK。
城に行く途中の小さな橋のところで日本語が聞こえました。思わず声をかけると、ツアーでプラハ、クルムロフそして次にウィーンへ向かうとのこと。ほんとに日本人にはわずかしか会わない旅だったな。
城をさらに奥へと進む。途中街並みが良く見えるところがあって、絶好のフォトスポットでした。さらにその上のカフェからの景色もまた絶景です。そこは韓国人団体が多くいて、景色をバックに写真を撮りまくり。私たちはビールを飲みながら少しのんびり。
さらにその奥へ行くと広い綺麗な庭園が開けます。よく手入れされた庭園で、この日はちょっと暑い位な天気になって、ちょっと涼しいところに行きたいなと。
また城にゆっくり戻る。入口付近にはクマが2頭飼われているそうで、この時は1頭だけ顔を見せてくれた。
城の正面を出ると、右手に階段が。これはショートカット出来る道っぽいぞ。
この手の小道を行きたがりの我ら二人は、渋谷のスペイン坂的な階段を下ったのでした。
今日は、川沿いの店で食べようか。と思い物色していると、たくさんの店が川沿いに店を構えているのがわかる。ここでもビールの値段を見て店をチョイス。クルムロフでは魚料理もあった。マスの養殖をしているらしい。旅行中食べてなかった魚ともう一品を頼みました。ビールはダークも。ダークは日本の黒ビールほど濃くなく割とあっさり目な感じ。
驚いたのはこの店は現金のみの扱いだったこと。そっかあ、たまにはそういうこともあるのだね。やっぱ現金の両替は必要だ。持ち合わせていて良かったっす。
食べてから今度はブルタヴァ川を散策。川沿いに歩けるように遊歩道がある。人の背丈ほどの大きな足を模したベンチになっているモニュメントやアーティスティックな何かをやっていそうな建物、など事前知識不足でよく分からなかったけど、城からちょっと離れたところもまた面白げでした。その一角にクルムロフのビール醸造所が、やはりここも修道院とともにあった。そしてそのビールを飲めるお店が。ここ良い!魚を食べた後、時間もさほど経ってはいなかったけど是非入りたいと。外にあるテーブルに陣取りビール2種類とソーセージを注文。ここのビールもまた格別でした。いつもながらのスモールをもう一杯。そしてえっホント?っていう位安かった。
今日もまた良き店を探せましたとさ!
まだ明るいけど夕方になると街も人通りがまばらに。夜、お腹が空きそうな気もしながらホテルへ。
ここのホテルはシャワーのみだったけど、はやり広めだったので楽でした。
明日は14時すぎの電車でプラハに戻ります。