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bitFlyerで買ったイーサの取得単価をもっとざっくり計算する方法

こんにちは。50代の悩める投資家「悠々(ゆうゆう)」です。

先日、bitFlyerで買ったビットコインとイーサリアムの平均取得単価を割り出して気分的にすっきりしていたのですが、その後イーサリアムを何回か指値で買い増したんですよね。
すると、またまたイーサの平均取得単価がわかりにくくなってきまして、「むぅううう」となってしまいました。とほほ
そこで今回は、イーサの取引履歴の情報を使って、ある期間の平均取得単価をもっと簡単に計算する方法を考えてみました。
★なお私の場合、毎回0.01ETH単位で指値購入していますので、その前提で計算方法を考えています。

【前提】取引数量0.01で指値注文。でも実際買えているETH数量は…?

計算方法に入る前に前提知識として、ひとつ整理しておきたいのがイーサを買う時の手数料の問題です。
この手数料、実際はどんな形で私たちの購入金額に反映されているか、皆さんご存知でしょうか?
私はbitFlyerでイーサを買う時はいつも「Lightning 現物」で、0.01ETH単位で買っています。
実際は、下のような画面で購入したい数量と価格を指定します。

「360,000円」の価格で「0.01ETH」分を指値注文

これは、1ETH360,000円の価格で0.01ETH分を指値注文しようとしている画面です。
この条件で取引が成立したら、「総資産」の中の日本円が3,600円減って、かわりにイーサが増えるわけですが、その時に増えているイーサは実は0.01ETHではありません。ちょっぴり少ない、0.009985ETHなんです!

え、0.01ETHって指定してるのになんで???
最初はちょっと戸惑いましたが。
はい、そうです、手数料分が引かれているんですねー。
イーサの売買手数料は「取引数量×0.15%ETH」です。
てことは、0.01ETHを買う時の売買手数料は0.000015ETH。これが0.01ETHから引かれて0.009985ETHになっているってことなんですね。

「指値注文した時の数量と、実際に取得できるイーサの数量が違う!」というのが、取得単価をわかりにくくしている一つの要因だと私は思ってます。

さて。手数料と取得数量の関係がわかったところで、ここからは、ある期間に指値で注文したイーサの平均取得単価を求めるやり方に進みます。
足し算・掛け算・割り算でできるので、めっちゃ簡単ですよ~。

【手順1】該当期間中の各取引の指値金額と取引数量を確認する

まず、イーサの平均取得単価を出したい期間の「取引履歴」から、各取引の指値と取引数量を確認します。

取引履歴は、以下の方法で簡単に表示できます。
HOME画面で「Lightning」をタップ→その下に表示される「ETH 現物」をタップします。いつもLightningでイーサを指値注文している人にはおなじみの操作です。

ホーム画面でLightning→ETH現物をタップ

すると、下のようなETH/JPY画面に遷移するので、左下にある「取引履歴」をタップします。

ETH/JPY画面の左下「取引履歴」をタップ

すると、下のような「取引履歴」の詳細画面が表示されます。

ETH/JPYの取引履歴画面

ここまでにかかる時間は、3秒ほどです。
この画面で、平均取得単価を出したい期間の各取引の詳細を確認します。
ここでは2/14に行った3回の取引の平均取得単価を出そうと思います。
まず、各回の指値と取引数量を画面で確認します。
1行目:330,000円0.01ETH
2行目:330,500円0.01ETH
3行目:335,000円0.01ETH

【手順2】該当期間の取引に投入した金額を計算する

次に、取引に投入した合計金額を計算します。
1行目:330,000円×0.01=3,300円
2行目:330,500円×0.01=3,305円
3行目:335,000円×0.01=3,350円
これらの合計が、2/14の取引に投入した金額です。
3,300円+3,305円+3,350円=9,955円
と言うことで、この日イーサ購入に投入した金額は、計9,955円だったことがわかりました。

【手順3】投入金額を実際に取得できたイーサ数量で割る(=平均取得単価を求める)

一方、実際に取得できたイーサの数量はというと…
0.009985ETH×3回=0.029955ETH 
になります。

平均取得単価は、投入した金額を取得できたイーサの数量で割れば計算できますから、
9,955円÷0.029955ETH=332,331.8310799533円
ということで、2/14に行った3回の取引の合計投入金額は9,955円平均取得単価は1ETHあたり約332,332円ということがわかりました!
はー、すっきりしたぁ~♪

このやり方なら、「ここ最近、何回か安く買えたけど、実際の平均取得単価はいくらになったのかな?」と気になった時に、簡単に計算できて良きです。

【おまけ】指値注文時に実際の取得単価を知りたい場合は、指値に1.0015をかければOK!

これまで説明してきた通り、bitFlyerのLightning取引画面に表示される注文数量と、実際自分が取得できたイーサ数量にはズレが生じるため、わたし的には常に「で、結局いくらで買えたの?」というモヤモヤ感がつきまといます。
これを解消するために私が最近やりはじめたのが、指値に1.0015をかけて実際の取得金額をその場で出してしまうこと。
先ほども登場した指値注文画面で説明しますね。

「360,000円」の価格で「0.01ETH」分を指値注文

上は、360,000円で0.01ETHを指値注文している画面です。
これって、もっと正確に言えば3,600円で0.009985ETHを買おうとしている画面、ということですよね。
3,600円で取得できるのが0.009985ETH…。
じゃあ1ETHあたり、いや、0.01ETHあたり、本当はいくらだったのか?
これを求めるために使う数字が、1.0015なんです。

手数料が0.15%だから、その分が乗ってると思えばいいんですが、まぁ一応計算してみましょう。

まず、0.01ETHで買えた時に比べて、どれだけ割高になっているかですが、
0.01ETH÷0.009985ETH=1.00150225338007
ということで、はい手数料分の「約0.15%分」、割高ってことですね。(^^;)

で、さっきの3,600円にこの数字をかけると…
3,600円×1.00150225338007=3,605.408112168252円
というわけで、360,000/0.01ETHで指値したイーサの実際の取得金額は約3,605.408円になります。
1ETHあたりに直すと、約360,5408円で指値注文したのと同じです。
0.01ETH単位だとわずか5.4円の差ですが、1ETHになるとその差は5,400円ですから、だいぶ違ってきますね…。

てなわけで、覚えておきたいのが、上記の計算で出た1.00150225さんさんはち…えーい、めんどくさい!1.0015でいいです!
指値した金額(この例なら360,000円)に1.0015をかければ、実際の取得単価に近い数字が出る、と覚えておけば、毎回さっと計算できて&モヤモヤせずに便利ですよ~。

もっとさっくり把握したい方向けに、指値金額と実際の取得金額の対応表を参考までに載せておきます。よろしければ、あわせてご活用ください。


指値と実際の取得単価の対応表

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