【A tragedy in the airport①】
帰国が決まり、
全力で荷物をまとめ、
家の契約解除などの事務手続きをなんとか終え、
ついに飛行機のチケットを予約した。
あらゆる交通機関の規制が始まっていて、飛行機がキャンセルになる噂も聞いていた。
特に、EU各国にそれは多く見られたから、
トルコ・イスタンブール乗り換えを選んだ。
(ルクセンブルクから日本へは直行便がないのです)
これが悲劇の始まり。
たくさんのスーツケースと荷物を持って、空港にたどり着いた。
飛行機も予定通り運行してる。
その頃には、街はロックダウンしていて、外出する人はおろか、
空港には数える程しか人がいない。
搭乗ゲートまでスムーズに行って、時間まで待機していた。
私の留学、本当にこれで終わっちゃうのか。。。
なんてこと思いながら。
ここまでは順調だった。
後から考えると、ここから何かが変だった。
搭乗が始まり、航空会社の職員さんたちがトルコ語で何か言い始めた。
少し強めの口調で、英語での説明を求めると、
なにやらトルコ行きの人たちが先で、トランジット客は後に乗れと。
待つこと30分程。
予定していたゲートクローズの時間もとっくに過ぎ、やっと私たちトランジット客も機内へ。
搭乗券に書かれた座席を探そうとすると、
CAさんたちが、
「トランジットの方はこちら側へ!」と。
なるほど、座席を分けるためだったのか。
でも、なぜ分ける必要があるんだろう。。。?
To be continued
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