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感謝しかない。

他の国の人々がよくわからないけど、ロシア男子は力持ち。一人だったら持てるのに、基本ロシア女子は重い物持たない。近くにあってもとってもらう。なんでもやってもらう。これは友達や同僚でも。
LDBG宣伝禁止法が昨年終わり頃にサインされた。国内でも勿論賛否両論あるみたいだけど、文化として日本よりも女の役割、男の役割がはっきりしてるというか… でも職場、会社では男女差と言うものが存在しないらしい。確かに女性の役職者が多いし、役所に行くと女性職員が目立つ。公務員の給料が安いからというのもあるみたいだけど。私が乗った救急車の人は2人とも女性だった。

一日で合計3名によるお姫様抱っこを経験したのだけど、助け合う文化がすごい。ここロシアでは、人に親切にしなさいと育つらしい。いつもの毎日の生活の中で誰かに助けられない日はないんじゃないかな。私はロシア語がほとんどわからなくて、サンクトペテルブルクでも英語を話す人はそう多くなくて、買い物とかでのやり取りはほぼ完璧にロシア語わかってるフリができるようになったけど。ちょっとした応用編やトラブルはもう全然だめ。でもGoogle先生やYandex先生がいるからね。でも本当に大変。お客様は神様じゃないから、真顔でため息つかれる、口調強いとかはスタンダードで、でも別にそんな怒ってる訳でもないらしく、解決すれば笑顔を見せてくれる。近くにいる人が少しでも英語わかれば助け船出してくれたり。若い店員さんとかなら自らケータイの翻訳機使ってくれる。全然通じなくても、結果、ポイントカード発行したりなんか登録とか、近くの人のポイントカード借りたりして割引適用してくれたり、別に頼んでもいないのに。ありがたい。お客様は神様じゃないし、自分と一緒、だから得な方が良いとか、なんかそんな感じがする。私がポイントカードを貸してあげられる事もあって、そんな日はかなり嬉しい。

ここ病院でも患者同士助け合いで成り立ってる。もちろん看護士さんとかいるしやってくれるけど、専門的な部分だけで、例えば食事のスプーンを洗うとか水を汲むとかちょっとしたことは同室のできる人がやってくれる。私の部屋は、入口入ってすぐトイレや洗面所があって、2つの部屋に分かれてる。別の部屋の方は多分3人いて、こっちは4人。おばさん2人が少し前からいたみたいで、2人とも腕の骨折っぽい。私と同じ日、少し後に若い女の子が来た。彼女と私は足の怪我でベッドに脚を固定されて一切動けず、おばさん2人は怪我してても結構元気そうでよかった。
スケート場で食べたドーナツとコーヒーのあと何も口にしていなくて、空腹だし喉もカラカラだし、もうとにかく全くどうしていいかわからないし、鎮痛剤切れてきて痛いし、疲れたし、うちの猫心配だし 、体の震えがずっと止まらなかった。おばさんの一人が早速水をくれて、生き返った。
でも友達も大変だったと思う。ごめんねと言うと、あなたのせいじゃないんだからって。ありがとうと言うと、手伝えて助けられて本当に嬉しいって言ってくれる。

スケートリンクから救急診療所へは自力(友達の友達の車)で行って、診察やレントゲンは無料
救急車も無料
この市立病院は、入院費治療費は無料
手術費は強制(?)保険に入っていれば無料
因みに私はРВПと言うロシアの一時居住許可を持っていて、まだ保険には入っていなかったので、翌日友達が保険加入までしてくれて、費用は一切かからないようにしてくれた。
同室の女の子、動けないから仕方ないんだけど、おばさん達にすぐなんか頼んでやってもらってて、いいの??って最初は本当にビックリ仰天って感じだったけど。それでいいみたい。逆にできる事はしてあげてるし、彼女も英語があまり得意じゃないみたいで、長い会話はWhatsappでテキストくれて、親戚が食べ物とか色々持ってきてくれたからなんかいるものあれば言ってねって。食事が物凄くロシアントラディショナルと言う感じで(多分)、味の薄いスープとお粥や蕎麦の実と、パンと紅茶がつく感じで、私はそう言うの経験してみたかったから大歓迎で、興味深々でありがたくいただいてます。が、さすがに毎日0歩で、あんまり食べれないし、トイレも増やしたくないし。

ランチ


この病院は良い方みたい。彼女曰く、入院患者がみんな部屋に収まってるから、らしい。まともに過ごせるのかと、友達も私のパートナーもすごく心配して、当初かなり質問攻めだった。
朝ドクターが回ってきたり、昼間順番に注射や薬配布されたり、その辺は日本の病院と似た感じじゃないかな。
食事は、朝食が9時過ぎ10時くらいで、お粥とパンと紅茶
昼食は13時半くらい、スープと蕎麦の実になんかかかってたり、野菜の煮込みみたいなのとか
夕食は18時くらい、お粥とパンと紅茶 とか、蕎麦の実とか、野菜の煮込み。
ランチが1番ボリュームあってちょっとだけど肉か魚が入ってる。
給食のおばさんみたいな人が鍋が乗ってるカート押して部屋を回る。メニューを叫んで、食べたい人は取りにいってもらう。歩けない人は、入口から名前呼ばれて、何いるー?全部ー?みたいな感じで叫ばれて、もってきてくれる。
消灯時間とかなさそうで食後なんとなく電気が消える。押し並べて自由だし気にしない感じ。


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