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変わりゆく

20代後半、友達が住むニューヨークへ初一人旅…といっても、飛行機が一人なだけで、ニューヨークに着けば友達が空港に迎えにきて、泊めてもくれる。けど、昼間は友達は仕事だからと、電車でマンハッタンまで行ったりしながら一人でウロウロ。まだNYは治安が徐々によくなっている最中で、コロナ以前の良さには至らず、しかも何もかもがデカッって感じだし、日差しも強くて全てがギラギラしてて圧倒された。友達はインターネットのプロバイダーの会社のデザイナーだった。
丁度その頃、会社にインターネットの使える一台のPCがやってきた。Eメールを送れる友達がいた事で、仕事中でもそのPC使って私用メールしたりが許された平和な時代。
その後あっという間に一人一台のパソコン導入が決まり、オフィスのあるビルの電源が対応しきれないとかで、一駅先のビルに引っ越した。それからは会社での女性の仕事が一気に変わっていった。ただの事務・電話番から、カスタマーサポート、セールスサポート、セールスなど。待遇も男女差が、一応、ないものに変わっていった。人数も倍くらいまで増えてた。
それまでは紙製品、デジタル製品はあってもCDとかだったのが、メールサービスやダウンロードなどに変わっていった。
まだデジタル製品は浸透してなく、競合も少ない初期に、ソフトウェアを開発して、はるばる日本へ売り込みに来たのが、私のロシアの転職先だった。ソフトウェアの権利はその業界の大手へ売り、引き続き開発とサポートのアウトソーシーだった。

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