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蒔いた種。

私は専門卒で20歳から働いてる。新卒で入ったのはホテル。レセプションだった。研修入れて卒業前の2月から働き出してわずか半年、9月に辞めた。原因は…なんだろう。よく覚えてないけど、嫌だったことは確か。なんか、意地悪されてたのか、私が非常識だったのか、よくわからない。会社や上司には、翻訳の勉強をもっとして仕事にしたいからと伝えた。その後そんな事一切しなかったけど。それから約30年後、思いがけずその夢がかなった。
ホテルの後は外資系商社の、その会社では影の薄い部署に契約社員で入った。12人くらいの部署で、本当に、腰掛けOLって感じで、その頃はPCとかワープロとかさえ使わず手書きかタイプライター、海外とのコンタクトはまだファックスでもなく、テレックス。そんな時代だった。 景気もよく何かと自由な時代だったこともあり、1年経たずに正社員にしてもらえた。和気あいあいとした良い職場だったけど、上司が常に何やってるの?と聞いてくる事が嫌になって、結婚を理由に辞める事にした。18歳から付き合いだした7歳上の彼がいた。まだ女性が24歳迄に結婚する様な時代で、回りの友達何人かしたし、もう6年くらいつきあってたから、別れるか結婚するかどうする?と聞いて、結婚する事になった。海外挙式が流行りだしていた頃で、ハワイ挙式にした。 私の家族と叔母が来てくれた。初海外旅行だった。
新居の近くで仕事探したけどなかなか決まらず。英会話スクールのセールス…わかり易く言うと呼び込みみたいな仕事が決まった。固定給+コミッションで、働いていた9か月間、まぁまぁそこそこのお給料を貰えてた。けど、やっぱり絶えず戦いというかそういうのに疲れて、風邪引いたのを機会に辞めた。タイミングよく前の会社の人から飲み会のお誘いがあり、私が引き継いだ子が辞めるから戻る?という話しになり、パートで出戻った。彼女がいろいろと仕事の幅を広げてくれていて、それを礎にもっと、簡単な営業事務・電話番から海外取引先へのオーダーや部署内の総務・経理的な仕事の一部と、色々経験させてもらえた。テレックスからファックスへ、そしてパソコンがやってきた。そして25年後のロシアへと続く。

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