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やわらかい社会をつくるには -たくさんの視点から社会を眺めてみる-

今日は、天皇の誕生日

温かい日差しが差し込むファミリーレストランで作業をしていると、

携帯を片手にQRコードを読み取ろうとしている、

お隣の席のご老人の男性から、声をかけられる

「『この画面に出てくる”タップ"してください』って、何をいうとるんか、教えてくれへん?」

「やめんときなさいよーごめんなさいねー」向かいに座る、奥様はとても恥ずかしそう

人に声をかけることも、かけられることも大好きな私は、

「もちろんです!」と、身を乗り出す

              ・ ・ ・

「”タップ”は、指で押す、ってことですよ~こんな感じで」

QRコードを読むことができ、次のステップに進めたご老人は、満面の笑顔

こちらまで嬉しくなる

いくつになっても、好奇心を絶やさず、わからないことは人に聞いちゃおうとする前向きなパワーに、元気をもらった

今回の”タップ”という言葉から、誰の「視点」を持って言葉を選んでいるだろうか、はっとさせられ、昔の記憶が蘇る

              ・ ・ ・

もう5年以上も昔

私のいとこ、が横浜のハンドメイド展に出店をしているので、埼玉から会いに行きたい、と言った祖母

もうだいぶ足腰も弱まっているので、車椅子を借りれる場所もあらかじめ探して乗り込んだ

私の心配は全く杞憂に終わり、車椅子を使うこと無く、

いとこにも会え、横浜街を一日中歩きまわり、中華料理を堪能し、家路についた

自分が勝手に、祖母の力に制限をかけてしまっていたことへの反省と、

階段を上がるのはきついので、駅のホームにつく度に、エレベーターを探すことが一苦労だった経験

そして、歩くスピードは遅いので、電車は1本遅いものを探さないといけない

「自分が車椅子に乗っている人だったら」

「ベビーカーを押していたら」

祖母と出かけたことで、いろいろな視点に気づき、いつものホームの景色が変わったことを思い出した

              ・ ・ ・

いろんな人と接したり、想像すると、この視点は養われるのだろうか

私は、ただただ、好奇心からか、もっともっと、多様な視点で社会を眺めてみたいとずっと思っている

いろんな視点を、沢山の人が持とうとすると、

世の中はもっとやわらかくなるんじゃないかなあという、希望もあって

              ・ ・ ・

そんな、やわらかい世の中をつくっていきたい、という気持ちで、最近ラジオをやっているので、よかったら聞いてください📻

(最後、はからずも宣伝になった・笑)

自分が、今日お会いしたご夫婦のような年齢を重ねたときに、

どんな世の中になっているのだろうか

少なくとも、私は好奇心を絶やすことなく、新しいことに挑戦し、

いろいろな人との交流を楽しみ、元気に年を重ねていきたいな…

とっても、心が温まる瞬間を過ごさせてもらった、天皇誕生日でした


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