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白石一文「20年後の私へ」『どれくらいの愛情』より
人間は誰かに幸せにして貰うことも、自分だけが幸せになることもできないのだろう。人間にできるのは、恐らく誰かを幸せにすることだけなのだ。
白石一文さんの短編小説集『どれくらいの愛情』1話目の「20年後の私へ」より。
名前は存じており、何回かは手に取ったことがある作家さんだったのですが、きちんと作品を読み通したのは初めて。
単行本で100ページに満たない中に冒頭に紹介した言葉の他にも、響く言葉がたくさんありました。
なんで今までこの作家さん読んでなかったんだろう!?
そう思える作品がまだまだこの世にあることに嬉しさと、ほんの少しの焦燥感さえ抱きます。
ただひたすら読んでいくだけですが。
同作品の中の響いた素敵な言葉をもうひとつ。
一生懸命頑張って駄目だったときは、駄目だった方がきっとよかったんだよ。そうならなくて結果的にはよかった、とかならずわかる時が来るものだよ
優しい言葉です。
そう思えるようになれば、少なくとも後悔は少しになりますね。
これから他の作品も拝読しようと思います。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚
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