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【私的読書生活】2023年7月の読書
7月、実はバタバタしていたのですが、そうであるが故に他に出来ることがなく、お酒も控えて、ひたすらに読書する日々でした。
戯れにアプリタイマーを使い、大体の読書時間を記録してみました。
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これまでの月間平均とったことはないのですが、結構読んでいた方かなと。
読んだ時間記録が面白かったので、8月もつけていってみようかと思っています。
酒飲まないと読書進むとかだったらどうしよう(買い溜めているあれやこれが…w)
色々読んだ中の Bestというか、印象に残った本を紹介。
他の記事と重複する部分もありますが、よろしければお付き合い下さい。
こんな弁護士見たことない!
大変多作の中山七里さん。
前に他のシリーズを読んだ時は、少し苦手かなと思っていたのですが、今回、御子柴弁護士に文字通り魅了されてしまいまして。
ダークヒーロー…と言っていいかも、やや迷うところですが、つい目が離せなくなる。
シリーズを追いかけ、8月に入り、第4作まで読み終わったところ。
どの作品も終盤での伏線回収や法廷ものらしい論理戦が、魅力的なエンタメ作品。
他のシリーズも読んでいきたくなりました。
古き良きミステリの醍醐味
言わずと知れた松本清張ですが、いわゆる代名詞的なものではないこちらの作品。
いや、なかなかどうして、通り一遍の作家だったら、代表作になってもおかしくないんじゃないかという作品かと。
絡まり合う人間関係や多重構造の妙が、読むものを飽きさせない。
そこはかとなく松本翁の文学論も滲んでいるようにも思わせられる。
知らない土地を見てきたように記す文章そのものが、物語の鍵となるという設定は、今のGoogleマップやストリートビューがある時代にはなかなかに描けないのではないかと。
当時の空気感を表す作品は、今のミステリに慣れた眼にも、かえって新鮮に映りました。
同時に、今のスマホやAIの時代、もし松本清張が筆を取ってくれるとしたら、どんな物語を著してくれるのだろうと、つい夢想してしまうのです。
そして開かれる世界
『君たちはどう生きるか』が今まさに話題の宮崎駿氏。
ジブリ作品は大好きで、私とツレアイの初デートもそういえばこれの映画デートでした。
あの頃に比べ、大きい音や大画面、そして人混みへの耐性が著しく低下した今、夏休み真っ最中の映画館に行く勇気の出ない樹田 和ですが(苦笑)。
積読にしてあったこちらの新書を手に取ったところ、文章内に、まさにこの夏の新作『君たちはどう生きるか』の文字が現れた時、手に取ったこと自体が、一種の邂逅のように感じられ、ちょっと鳥肌が。
宮崎駿氏のおすすめの作品たち、そして氏が思う「児童文学とは」のくだりに、その価値を再認識させられた。
今年の夏、まず懐かしの児童文学を探して、岩波少年文庫を手に取りたくなりました。
ひさしぶりに長く書くことができました。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
さて、本が読みたくなったでしょう?
私もです。
8月はどんな本に出会えるかな。
世の中にこれだけ、読んでも読んでも足りないくらい本があることに感謝します。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚
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