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教員の資産形成、先ずはiDeCoから

今回から、本格的に資産形成や運用について書いていこうと思います。

そして、私のnoteのコンセプトは「現役教員でも出来る資産形成」ですので、第一回目は確定拠出年金(iDeCo)について記事を書きます。

確定拠出年金(iDeCo)とは

よく学校に来る、ろうきんさんや地方銀行さんからお話を聞くこともあるでしょうがiDeCoとは個人型確定拠出年金の事です。「個人型」「年金」という名前の通り個人で積みたいてるタイプの年金です。何故これが数年前から職場で耳にするになったかと言うと、、、

①今後、厚生年金や国民年金では老後の生活がカバーが出来なくなるのが目に見えおり、自助努力をするように国が呼びかけ始めた。
②2017年から公務員の加入が可能になった。

この二点が主な要因かと思います。特に後者がポイントです。3年前から加入出来るようになったという事で教職員の加入者はまだ少ないです。大元は国が管理している年金ですが、この確定拠出年金は窓口が各金融機関になっているので、その顧客(手数料)を増やすために色々なキャンペーンを謳って各金融機関が牌を争っている状態です。

iDeCoのメリット

前置きが長くなりましたが、iDeCoのメリットは、大きく二つです。

①税金の控除対象になり年末調整(確定申告)でお金が戻ってくる。

これが最大の強みです。公務員の年間拠出額の上限は14万4000円です。それが丸々控除対象となるので、約2.5万円が年末調整で戻ってきます(厳密には現金還付+翌年の住民税の減額)。手数料を差し引いてざっと計算しても、14.4万円の拠出で14万円の積立+2.5万円の還付です。年間で約2万の+なんです‼︎

②自分で運用して増やす事が出来る。

これが二つ目のポイントです。個人年金という事で、自分で運用して増やす事が出来ます。日本の年金制度はそもそも、国民から集めたお金を単に預かって返すだけではなく、運用する事によって利益を出してそれを還元するのものです。それを個人でも出来るのがこのiDeCoです。具体的は、月々の拠出金1万2000円を「30%は定期預金、40%を国内株式投信、30%を外国株式投信」といったように自分で分配して運用する事が出来ます。実際の私の運用している様子はこんな感じです。4.25%の利回りで運用出来ています。

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iDeCoのデメリット

逆にデメリットは大きく二つです。

①60歳まで引き出せない。

これは他の個人年金などにも言える事ですが、原則として満期までは引き出しが出来ません。財形貯蓄等の積立商品であれば有事の際に引き出したりして使うことも出来ますが、これはそのように有事の貯金として扱う事が出来ません。

②運用する場合は利回りがマイナスになる可能性もある。

自分で運用するということは、もちろんリスクがあります。ニュースで目にする「消えた年金」や「年金運用プラス◯億円」といったようなものです。ただ、これに関してリスクを負いたくないのであれば全額を定期預金として運用すれば資産の変動はありません。

iDeCoにはデメリットを上回るメリットが‼︎

以上の様に、iDeCoにはメリットもデメリットも両方あります。それでも、私がiDeCoをここまで勧める理由は教員だからこそです。デメリットに「途中でお金を引き出せない」と書きましたが、公務員の安定性があればそこまでの有事の事態というものは無いかと思います。ましてや、月々の拠出上限は1.2万円です。正直、職場で勧められたよく分からないまま加入した保険や金融商品からこちらに乗り換えるのが正解かと思います。しかし、個人的にはろうきんさんの財形貯蓄も給料から勝手に天秤されてて、いつでも引き出せるし好きです。話は逸れましたが、引き出せないとなってもそもそも月々の引かれる額は1.2万円で痛手ではない。そして運用については心配なら定期預金とすれば変動がない。それで、年間に2万円が貰える(住民税から引かれる)ならお得以外の何物でもないかと思います。

この期に

職場を見ていると教員はお金や保険の話には疎いイメージがあります。とりあえず勧められたから入っただけとか、共済や組合の推薦だから加入してるとか、そのような方が多いです。この記事を最後まで読んで下さった皆さんは、是非この機会に自分で調べて、本当に自分が必要な保険や金融商品を探してみてはいかがでしょうか?








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