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エルメスで現代アート

先日、予定と予定の間にぽっかり時間が空いてしまったので、銀座メゾンエルメスの8・9階にあるフォーラムで開催されている「インターフェアレンス」展に行ってみました。

3月に10階のル・ステュディオで映画を観たのですが、その時にフォーラムには寄らなかったので初めての訪問です。
エルメスに買い物で入店することはないので、ガラスブロックの中の様子にも興味があって展示以上に建築を見ることのほうが楽しみでした。

エレベーターの前にドアマンがいて、中にも案内係の方がいるという厚遇ぶり。
9階に到着するとまずは吹き抜け空間です。
金属の棚のような作品や絵画が展示されていて、中でもフランシス真悟のシリーズ作品は色がキレイでキラキラした印象があり好きだなと思えました。

8階は2つの空間に分かれていて、小さいほうにはフランシス慎吾の大型作品と宮永愛子のインスタレーションが展示されていて、天井が高い空間に大きな円形が描かれているのはインパクトがありました。

もう一つの大きな空間にはスザンナ・フリッチャーの作品《Pulse》が。シリコンでできた糸が張り巡らされていて、モーターで振動して音を出しています。中に入ってみると不思議な感じがして面白い。

9階から8階を見下ろす
宙に浮いてるのは宮永愛子  《Voyage》の一部
8階
フランシス真悟《 Liminal Shifts》
9階から8階を見下ろしたところ
うっすら見えるのが《Pulse》のシリコン糸
8階
スザンナ・フリッチャー《Pulse》
8階
スザンナ・フリッチャー 《Pulse》


この他に、スプリンクラー弁室等の普段は入れない空間に展示されている作品もありました。
作品よりも入れない場所を見れたことにちょっと興奮しました。配管やダクトだけではなく、排煙ダクトやダンパーが見られるとは思ってなかったので。

これらを無料で観ることができるのは、ヨーロッパの歴史あるブランドの文化的水準の高さなんでしょうか。

訪れた日は昼過ぎから気温が急に上がり、空調が対応しきれなかったのか、とにかく暑かったというのも印象に残りました。
ガラスブロックに囲まれた空間は、外気の影響を受けやすそうです。ソニービルが建替中で、影になるものがなくなっているのも関係あるのかなと思いました。

銀座でちょっと時間が空いたけど、お茶するほどでもないなというときに寄るのにいい場所なので、また機会があったら行ってみたいです。

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