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本と猫が好き。 美術館とカフェ、本のことなどをときどき書いています。

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光と影が作り出す世界 〜藤城清治 100歳 美しい地球 生きるよろこび 未来へ〜

好きなバンドのライブで福岡に遠征したので、福岡市博物館で開催されている藤城清治さんの展覧会に行ってきました。 せっかく福岡に行くから美術館に行きたいと思って、調べて見つけたこの展覧会。藤城清治さんの影絵は子供の頃から好きなので、足を延ばして行くことに。なにかのCMで見た小人の妖精?がとても印象に残っています。 タイトルを見て「100歳で現役なのか!」という驚きもあり、これは見に行かなくてはとも思いました。 学生の頃に描いた油絵や中学生の時の夏休みの課題で作った自宅の模型等

    • 木島櫻谷ライトアップ

      タイトルが気になって行ってみた泉屋博古館東京で開催されている「木島櫻谷ライトアップ― 四季連作大屏風と沁みる「生写し」」。 何かの展覧会でチラシを見て、名前が読めない(このしまとは思わなかった)、何をライトアップするの?と引っかかっていた本展。 チラシをよく読むと住友本邸を飾った「四季連作大屏風」が全点展示されるとのことで、豪華な屏風を見られそうだと俄然行きたくなりました。 他にも様々な動物を描いた作品が見られるということでワクワクしながらの訪問です。 最初の展示室には「四

      • 美術館で春を楽しむ@大倉集古館

        「大倉集古館の春 ~新春を寿ぎ、春を待つ~」に行ってきました。 横山大観記念館と同じ日に訪問したおかげで、はからずも大観作品の冬と春を見ることになりました。 タイトルにもある通り「新春を寿ぎ、春を待つ」なので、新春のおめでたい雰囲気とともに春も感じられる展覧会だったと思います。 1階では大倉喜八郎の狂歌扇面、宗達派の扇面流図屏風や今年の干支である龍にまつわる鏡や硯、衣装などが展示されていました。 大倉集古館では衣装類が展示されていることが多く、それも楽しみの一つです。今回

        • 横山大観邸で見る雪景色

          春先の天気の良い日に横山大観記念館と大倉集古館へ行ってきました。 あまり深く考えずに2館をまわったのですが、大倉集古館でも横山大観の展示があり、冬と春の作品を続けて見ることができました。 今回は横山大観記念館について書いています。 ◾️横山大観記念館 「大観の描く雪景色」と銘打った展示がされていました。 大観がなくなるまで住んでいた数奇屋風日本家屋を記念館として公開。お庭には出られませんが、家の中から眺めることができます。 私が行ったときは先客が1人いるだけで、建物も作品

        光と影が作り出す世界 〜藤城清治 100歳 美しい地球 生きるよろこび 未来へ〜

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          不思議な世界 〜坂本龍一トリビュート展〜

          せっかくオペラシティに行くからと欲張ってアートギャラリーとICCをはしごして、坂本龍一トリビュート展を見てきました。 日曜美術館アートシーンで紹介されているのを見て興味がわいたこの展覧会。 会期終了ギリギリに訪問したので、とても混雑していました。坂本教授の人気はすごいです。 映像作品の部屋が2つとサウンド作品や絵画、インスタレーションの部屋に分かれていて、特に映像作品は人口密度が高かった。 観ている人がコントローラーを触ると映像が変わる作品は多くの人がいる中で1人で触る

          不思議な世界 〜坂本龍一トリビュート展〜

          実物、写真、絵画 〜ガラスの器と静物画〜

          東京オペラシティ アートギャラリーで開催されていた「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」へ行ってきました。 同じくオペラシティにあるICCで開催されていた「坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア」と抱き合わせでの訪問です。 この展覧会が開催されているのは知っていましたが、行く予定がありませんでした。 noteで行った方の感想を読んで、あれ?面白そうだぞと思って行ってみることにしました。 展覧会公式サイトのイントロダクションにはこんな文章が書かれ

          実物、写真、絵画 〜ガラスの器と静物画〜

          大名庭園と中国陶磁器、そして夏目漱石

          ぐるっとパスにラインナップされていて行ってみたいと思っていた永青文庫と漱石山房記念館に行ってきました。 近いから歩いて回れそうということで、江戸川橋→永青文庫→漱石山房記念館→神楽坂ルート回ってみました。 永青文庫は肥後細川庭園の中にあり、庭園内の山?丘?を登って向かいます。 想像していたよりも登ったなという感じがしました。ヒールのある靴じゃなくてよかった。 昭和初期に建てられた旧細川侯爵家の家政所(事務所)の建物を利用して、細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を一

          大名庭園と中国陶磁器、そして夏目漱石

          和田誠 映画の仕事

          2023年度最後のぐるっとパスを活用しようということで、国立映画アーカイブで開催されていた「和田誠 映画の仕事」へ行ってきました。 和田誠といえばなにが思い浮かぶでしょうか。 週刊文春の表紙の人、ハイライトの人、平野レミのご主人、イラストレーター、デザイナー、和田唱のお父さん、上野樹里の義父…。 いろいろ思い浮かびますが、映画に関する仕事も多くしている人だなと思います。 遅い時間の訪問だったので、以前見た常設展はざーっと流し見をしてこちらの企画展へ。 学生時代の作品から完

          和田誠 映画の仕事

          余白の美しさ 〜没後50年福田平八郎展〜

          行ったのに感想を書けていない展覧会が8つもありますが、すごくよかった「没後50年 福田平八郎展」について忘れないうちに書いておこうと思います。 大阪中之島美術館で開催される福田平八郎展は、2024年の注目展覧会として取り上げられていることが多く行ってみたいと思っていました。 ただ、大阪に行く機会がなさそうだし諦めるしかないかもと思っていたところ、金曜泊の大阪出張することが決まったので行けることになり、いつもは面倒に思う出張が俄然楽しみになりました。 初めての中之島美術館。

          余白の美しさ 〜没後50年福田平八郎展〜

          CURATION⇄FAIR @kudan house

          インスタで情報を見て無料招待に応募していたこの展覧会。以前からこの建物の前を通っていて、この壁はなんだろう?と思っていたので、招待で入れるならと応募していたのですが、うっかり忘れていて、インスタで再び目にしたことで迷惑メールフォルダから招待メールを発掘して行ってきました。 (訪問日:2024年2月24日) 建築を見るのが好きなので、この展覧会は内藤多仲が設計した旧山口萬吉邸が見られるということに期待していました。 建物をじっくり見られるのはもちろんよかったのですが、洋館建築

          CURATION⇄FAIR @kudan house

          サムライ、浮世絵師になる!

          今年必ず行きたいと思っていた展覧会「サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展」。 ボストン美術館や大英博物館からの里帰り品も含めた国内外から集めた作品を一堂に見ることができる個展は世界初開催!とチラシに謳っているが気になっていた展覧会。 見に行きたいとはいっても、鳥文斎栄之の浮世絵がパッと浮かぶわけではなく、新聞で紹介されているのを訪問前に読めたことで少し知識があるくらいの状態でした。 知識があるかどうか問題は悩みの種で、知らなくてももちろん楽しめるし、知らないことで自分なり

          サムライ、浮世絵師になる!

          水木しげるの妖怪百鬼夜行展

          THE MIRRORで宮脇建築とお茶を楽しんだ同じ日に、横浜のそごう美術館で水木しげるの百鬼夜行展も見てきました。 こちらは水木しげる先生の絵のうまさにとにかく圧倒された展覧会でした。 横浜に行く予定があったのでせっかくだから美術館にも寄りたいなと思ったのがきっかけで見つけたこの展覧会。 ゲゲゲの鬼太郎は好きだし、水木先生自身にも興味があったのに加えて、ちょうどXで「水木しげるの草の書き方がうますぎてよくわからない」というのを見かけて、生で見てみたいというのが最大の動機でし

          水木しげるの妖怪百鬼夜行展

          呈茶会 『赤い絵とひと椀の緑』@THE MIRROR

          宮脇檀さんが設計した住宅「松川ボックス」が現在はアートを楽しめる場であるTHE MIRRORになって公開されているということを知り、訪問してきました。 完全予約制で水木金の3日間しか開いていないので、当初は金曜日の祝日を予約していたのですが、3連休の2日間に呈茶会が開催されるとお知らせが来たのでそちらを予約して伺うことに。 宮脇檀さんの設計する住宅に憧れがあったけれど、住宅はなかなか見られる機会がないので中に入れるのは貴重な体験でした。 10人限定で約1時間で建物内の見学と

          呈茶会 『赤い絵とひと椀の緑』@THE MIRROR

          マリー・ローランサンと石橋財団コレクション

          東京駅周辺美術館共通券を手に入れたので、行くか迷っていたマリー・ローランサン展に行ってきました。 昨年Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されていた「マリー・ローランサンとモード」は見に行けなかったので、アーティゾン美術館はちゃんと見に行こうと思って楽しみにしていました。 共通券は日時指定なしで入れるので、近くに行った時に気軽に寄れるのがよかったです。 キュビスムとの関係から始まり、その時代の美術との関係も含めて彼女の変遷がわかる構成になっていたので、思っていた以上に

          マリー・ローランサンと石橋財団コレクション

          明るく楽しい文人画〜陽光の山水 池大雅展〜

          今年は東京駅周辺5館共通券の存在に気がついて購入できたので、出光美術館で開催されていた「陽光の山水 池大雅」に行ってきました。 出光美術館は昨年初めて訪問しして、規模と展示室の構成、雰囲気がよいので好きな美術館になりました。 名前は知ってるけど、絵が思い浮かばないけれど、ポスターの雰囲気に惹かれての訪問。 「瓢鯰図」のような見てるとふふっと笑ってしまうとぼけた楽しさの絵がいくつもあり、文人画や山水画と聞いてイメージする絵とはだいぶ趣が違う。 本人も楽しく書いてるんだろうなと

          明るく楽しい文人画〜陽光の山水 池大雅展〜

          出久根育展 チェコからの風 静寂のあと、光のあさ

          三鷹市ギャラリーに行った帰りに、武蔵野市吉祥寺美術館で開催されている出久根育展に行ってみました。 貧乏性なのでせっかく遠くまで行くからもう1ヶ所行ってみようと近隣を調べている中で吉祥寺美術館にたどりつき、開催されている展覧会がビジュアルが気になってチラシをもらっていたものだと気づいてこちらに行くことに決めました。 気になったけど遠いから行けないと思って忘れていたようです。 ビルの7階にあるこちらの美術館、エレベータホールから美術館に入るとミュージアムショップがあり、その先

          出久根育展 チェコからの風 静寂のあと、光のあさ