画鬼と鬼才の極楽図「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎「地獄極楽めぐり図」からリアル武四郎涅槃図まで」
東京駅周辺美術館共通券を購入してから楽しみにしていた「画鬼 河鍋暁斎×鬼才 松浦武四郎」。母から教えてもらって好きになった河鍋暁斎。今回の展覧会は「地獄極楽めぐり図」と「武四郎涅槃図」という死後の世界がテーマというところにも心惹かれるものがありました。
「地獄極楽めぐり図」は、週毎に場面替えがあるとのことで実物は一部しか見られませんでしたが、ミュージアムショップでも販売されている「とことん鑑賞 地獄極楽めぐり図」で展示以外の場面を見ることができます。若くして亡くなったご近所のお嬢さんの追善にぴったりの楽しい地獄めぐり図です。
「武四郎涅槃図」は、絵の中に描かれている武四郎コレクションが一緒に展示されているのがウォーリーを探せみたいな楽しみもできてよかったです。本物が展示されているので、河鍋暁斎の優れた画力が改めてわかり、ユーモアのセンスも伝わってきました。あれもこれもそのままに描けるんだなというのが驚きです。
北海道の名付け親として有名な松浦武四郎。彼はいろんなことに興味があったんだなということがわかる、多岐にわたるコレクションも面白かったです。
愛用の火之用心袋を持ち歩き友人知人に墨書をお願いしてサイン帳のようにしていたというのがお茶目です。
最後に静嘉堂文庫といえばの曜変天目茶碗も見ることができます。
噂の曜変天目ぬいぐるみは個数制限をして販売されていました。
◾️おまけ
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