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波打ちぎわで想う「平田晃久―人間の波打ちぎわ」練馬区立美術館

今年のお盆休みに一番楽しみにしていた展覧会。普段なら平日で参加が難しいギャラリートークに参加できるので、お盆休みはこの展覧会を中心に予定を立てました。

練馬美術館は初めての訪問です。
2028年竣工で建替計画が進んでいて、今の美術館での全館を使った展示はこれが最後とのこと。
新美術館の設計を担当した平田晃久さんの展覧会です。

3つのテーマで構成されており、「建築とは〈からまりしろ〉をつくることである」という世界観を示す展示から始まります。
会場には不協和音のような謎のピアノの音(ギャラリートークで意図がわかった)が流れていて、はじめは少し気になりました。

ギャラリートークまでにまずは一周しようということで、展示室をまわりました。
展示室Ⅱの公共建築のワークショップの過程を見られる展示に興味を惹かれました。
なかなかこういうプロセスを見る機会はないので、ただ模型や図面を見るだけではないよい展示だと思います。
1階の展示室Ⅲは、少し暗い空間に模型が浮かび上がる展示で、おしゃれな雰囲気でした。周りのケース展示とのギャップがあるのと、薄暗いせいで少し見づらかったです。

一通りまわって、15時からのギャラリートークに参加。
学芸員と平田晃久建築設計事務所のスタッフのおふたりのお話を聞きながら展示を見てまわります。スタッフの話を聞くとわかることもあり、参加してよかったです。図々しさを発揮して、できるだけ2人のそばに行くようにしたのもよかったかもしれません。

トーク終了後に、もう一度展示を見直してかなり充実した鑑賞ができたと思います。

この週は大倉集古館のコルビュジエ、WHAT MUSEUM/建築倉庫に続き、建築模型をたくさん見た1週間でした。

インスタレーション
中に入れる
有機的なフォルム
波っぽいかも
Global Bowl
パーツと完成形からなるモックアップ
各地の9h
並ぶことがあり得ないので不思議
ホントカ。のワークショップ資料
新練馬美術館のスタディ模型
周囲の展示ケースに模型に関連する展示が。
関連展示の対角線上に模型がある
3つの展示室をつなぐ「波打ちぎわの波打ちぎわ」の模型
ピアノを動かすのが大変だったそう
このピアノの音が会場に響いています
布のたるみが波打ち際っぽい
床には文字が
カラフルなキリン
ゾウとペンギン

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