建築模型を愉しむ「感覚する構造 法隆寺から宇宙まで 後期」WHAT MUSEUM & 建築倉庫
前期を見た「感覚する構造」の後期がそろそろ終わってしまうということで、天王洲アイルにあるWHAT MUSEUMに行ってきました。
今回は念願だった建築倉庫にも行くことができたので、そちらの感想もあわせて書きたいと思います。
まずは、1、2階の展示室すべてを使った「感覚する構造」へ。順路は2階から。
階段を登ってすぐに五重塔がドーンとお出迎え。なかなかインパクトがあります。
1.伝統建築と木造の未来
昔からある木造建築から近現代の木構造まで、幅広く展示されています。
斗栱などの構造部材の模型もあり、建物全体の模型からだとわかりづらいところが見られるのがよかったです。実際に触って組み立てたりできる模型もありました。
2.次世代を担う構造家たち
約30名の構造家のインタビューと若手の構造家の模型が展示されていました。
インタビューと合わせてみることで、構造を考えるプロセスが垣間見えたような気がしました。
1階の展示室へ向かいます。
3.構造デザインの展開
地図への活用やファッションとのコラボレーションなど、他の領域と構造デザインにまつわる展示。
不思議な形の地球儀やイッセイミヤケのディスプレイに使われたオブジェ、ノースフェイスのテントがあり、構造デザインが幅広く使われているんだなと意外な感じがしました。
三角錐のような地球儀は、説明を読んでもわかったようなわからないような感じ。ちょっと疲れていて、文字が滑っていく感じがしたせいかも。
4.宇宙空間へ
最後は宇宙へ。前期の展示とだいたい同じような印象。実物大の「月面構造物(飛び移り試験用実大モックアップ/滞在モジュール)」は内部のスペースが狭い気がしてほんとうにこれに滞在できるのかな?と今回も疑問に感じました。中に入ってみれたら意外と広いのか体験してみたいです。
一通り展示を見て、ミュージアムショップを眺めてから建築倉庫へ。
建築倉庫は受付でもらったパスを首から下げておいて、ショップスタッフに声をかけて案内してもらうシステム。別棟の内装が妙に豪華なエレベーターに乗って向かいます。
作品保護のため20度に設定してあるのを知っていたのに、羽織ものをロッカーに預けたまま行くという痛恨のミスをやらかしましたが、外の猛烈な暑さのおかげか寒さを感じることなく展示を見られました。
建築倉庫内の企画展として「難波和彦「箱の家」の展開」が開催されていました。
箱の家の模型がずらっと展示されているのは圧巻でした。私が学生の頃に雑誌でもよく取り上げられていたなと懐かしい気持ちに。似て非なる箱の家たち、模型でいろんな方向から見られるのが楽しかったです。
図面を持ちながら見るとより面白いんだろうなと感じました。
下北沢のBONUS TRACKの模型が見れたのも嬉しい。11月のPodcast Weekendへの期待が高まります。
天王洲アイルキャナルサイド構想の虚実混ざった模型も楽しい。この模型だけ毛色が違っていて、建築模型というよりはジオラマっぽさを感じました。
こんなに模型を見ることはないというくらい模型を見た気がします。
夏秋冬の3つの期間に分けて展示が変わるみたいなので、涼しくなったらまた行きたいです。
◾️おまけ
WHAT CAFEで飲んだブルーハワイのクリームソーダ。
たまに飲むと美味しい!
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