50m走14秒台だった少年が今年で陸上競技を始めて8年目になる話
50m走で14秒20。これは僕の小学校1年生のときのタイムだ。女子を含めても学年最下位だった。特別肥満だったとかそういうわけでもない。ただ体の使い方がわかっていなかったのだ。
先日、母と電話をしていると、近所の店で僕の友人がバイトをしていて少し話したというのだ。彼は僕の中学時代の陸上部のチームメイトである。必然的に話題は僕の近況へ。母は知らなかったらしいが、当時の陸上部の僕の学年で現在も競技を続けているのは僕だけなのである。その話を聞いて改めて人生不思議なもんだなと思った。
僕の同級生には県大会に出場する選手は何人もいたし、中には全国大会の決勝までいった選手もいた。そんなチームで僕は肩書こそ副部長であったが実力はまるでなかった。先ほど小学1年生の50走の話をしたが、今は長距離をやっているのだから長距離は速かったのだろうと思うかもしれないが全然そんなことはない。中学1年の人生初の1500mは6分49秒だった。たしかに短距離に比べれば周りと勝負できていた感触はあった。しかし僕が長距離を始めた最初の動機は体力づくりだった。そんな動機で始めて早8年である。
大学まで陸上を続けるなんて中学生の頃は考えてもみなかったし、もっと言えば小学生の頃は中学で陸上部に入るなんて思っていなかっただろう。しかし僕はその魅力に魅せられ続けている。幼いころの僕を知る人たちは僕以上に驚いているんですけどね笑
8年続けてきたわけだが、将来のことも考えると競技として続けられるのは大学までであと2年かなと思っている。ちょうど10年の節目だ。50mは最近測っていないのでわからないが100mでも今なら12秒台中盤で走れる。1500mも4分20秒くらいでは走れると思う。もっと凄まじい伸び方をしている人もたくさんいるので驚くような伸び方ではないかもしれないが、どこまであの頃から成長できるのか。我ながら楽しみである。そして、昔の自分に会えるならこう伝えたい。「君はまだまだ強くなれる。」未来の自分も今の僕を見てそう思っていると信じて頑張りたい。
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