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会いに行けるアイドルが思い出になる前に

こんにちは。いろいろあってなんだか疲れませんか。せっかく晴れた2月なのに。

脳内と、肩のあたりに力が入って、ずっとハードディスクが回っているようです。

動いているのは心臓で、肺は酸素と二酸化酸素を交換してくれているということを忘れそうになりませんか。

ハードディスクじゃなくて、心臓と肺を意識して息をしてみるのはどうでしょう。

はい、吐くことからですよ。吸うのはそのあとです。

・・・・・・

最近いい方に心がふるえたお話をしますね。

大変個人的なことなので、力を抜いて読んでもらえたらうれしいです。

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このごろ私は第四子のWちゃんと一緒に寝ています。第一子第二子は2人で別室で寝ていて、第三子Sくんは同じマンションのおばあちゃんちに泊まり続けてもう四ヶ月帰ってきません。どういうこと。おばあちゃんはもうSくんがいない夜は耐えられないそうです。愛されてます。


一月のある夜、4歳のWちゃんにあの瞬間が来ました。

そう、「ママはいつか死んでしまう」と気が付いてしまう瞬間です。

Wちゃんは急に「100年経ったらママどうなってる?」と聞いてきました。

「流石に100年は生きてないなあ、ママは」と言ったら、急に悲しい顔になり「ママいなくなるの?ママ100年経ったらいなくなるの?」と言って考え込み・・・

ママを指さして、「いやだあ〜〜〜またこのママがいい〜〜〜」と泣き出しました。

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「またママに会いたい〜〜」「ママを産みたい〜〜〜」

「ママを小さくして、Wも小さくしたい〜〜〜」

「ママと結婚したい〜〜〜」

すごい。すごいことを言ってすごく泣いています。

「ママとは結婚できないんだよ・・・パパと結婚してるし」

「パパになって、ママと結婚したい〜〜〜」

なるほど・・・・


言葉を尽くして、ママとずっと一緒にいたいという気持ちを泣きながら表してくれるWちゃんがいました。

「またこのママがいい」って、よく考えたら混乱します。

生まれ変わっても、またこのママの元に生まれたいと言うことでしょうか。

これほどの愛の言葉があるでしょうか。

これからどれほど大変なことがあっても、その言葉でいじけずに生きていけるという気持ちになりました。

でもWちゃんが感じている恐ろしさや寂しさを、ほっこりする〜と笑っているわけにはいけません。彼女には彼女の希望が必要です。

「ママは100年は生きられないけど、Wちゃんと同じくらい長生きする兄弟がいてくれるから、君にはたくさんいるから、みんな仲良くね」

「うん、うん・・・」と泣きじゃくりながら頷いて、自分の胸の苦しさをなだめようとしていました。

いつか「クソババア」と言われる日が来ても、きっと笑って聞き流せるように、この思い出を大事にしていきたい・・・成り代わりたいと言われたパパは不憫ですが、パパの素晴らしさはもう少し大きくなったらきっとわかることでしょう。たぶん。(でも最終的に尊敬されるのはパパの方だと思う)

いろんな表現がありますが、私にとって子供たちは「会えるアイドル」で、

でも子供からしたら、びっくりすることに、「ママがアイドル」なのです。今だけですが、その瞬間の事実を驚きながら受け止めてます。

自分がアイドル・・・

幸せを語る言葉はいつも、ちっとも刺激的でも教唆的でもなく凡庸です。

毎日毎日「本を読んで」と言ってきて、「キツネさんしよう」と壁に映した影絵で遊ぶこの時間のかけがえのなさを、どうやったら忘れないでいられるのかといつも考えています。

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アイドルだった私が思い出になる未来にも、きっと私のアイドルであろう子供たち。

夜中のテレビもclubhouseも楽しそうですが、私がお布団で子供達と繰り広げるおしゃべりもなかなかの楽しさで忙しいです。


さあ、深く息をして、怒ったり笑ったりしていきましょう。春一番が吹いたんですってよ。

・・・・・・・

ここから先の一文は、もう一人の会いに行けるアイドルの話です。すみません。していいですか。のろけですよ。


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