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Seminar 〜劣化するオッサン社会の処方箋〜

本日はこちらに参加してきました。

アートも哲学も語りませんでしたが、オッサンについては勉強になりました。この山口さんという方はすごくお話が上手な方で耳障りもよく、スッと理解しながらお話を聞けました。

写真があまり綺麗に取れてなかったですね。。
「理想を失う時に初めて人は老いる」
身に染みる言葉ですね。

劣化の根拠はこちら。

主に劣化が激しいのは50、60代。
良い大学入って、良い会社に入って、お金持ちになって・・
という「大きな物語」があった世代。

厳密にはこの世代を親にもつ30代くらいまで劣化が及んでる気がする。

一流が起業し、二流が受け継ぎ、三流がそれを支える構造。
最終的に大企業で歴史が長い企業ほど経営層が劣化したオッサンとなる。

これが痛いw。
下からのフィードバック(意見、反論、異論)がないことがオッサンを劣化させる。偉そうな大人が増えるのは、その下が従順だから!

その割には尊敬されない。
下の子は上には従うが、裏で悪口や文句ばかり。そんな信頼関係のない上下関係が深刻化・・。

結晶性知能(つまり長年の経験とカン)がオッサンの価値だったが、時代の変革と共に昔の話が通じなくなってしまう。

今の時代は流動性知能が重視される。
若手を中心に物事を進めよ。

ただし若手では突破できない答えのない問題は存在する。
その時はオッサンが社会資本を武器に支援しよう(サーバントリーダーシップ)

若手は積極的に上に意見し古い体質や考えを変えていこう。
そのためにはハイ・モビリティ、つまりどこの会社や仕事でもやっていける力を身につけよう(会社からのクビや評価に怯えるから意見が言えないのだ)

__________________________

ということでした。
この「サーバントリーダーシップ」について参考になるのがライフネット生命の出口学長とのこと。

やばっ。この人昨日たまたま見たSWITCHインタビューでミムラと対談してた人や!!偶然がすごい。

話を聞いていると劣化するオッサンをどうするかというより、
若者がもっとオピニオン(意見)を言えるようにならないとねっていう話に聞こえました。

そのためには自分に軸や価値観、哲学がなくちゃ行けなくて、
それを醸成するには「心動かされる経験をし、それを忘れないこと」

ここは私としても入れておきたい考え。まあまだオッサンの部類というよりは若者とオッサンのハーフ的な年齢なんでどちらも取り入れるべきかなぁ。

オッサンは社会資本で価値を見出せとなっていましたが、話の中ではアートや哲学を自身の経験と融合することで、若者にない結晶性知性を得ることもできるって言ってました。こっちの方がピンと来る。

個人的には会社の中で
「若者相談室」みたいなことをやろうとしてました。
(今でも継続中ですが相談者獲得があまりできていない)
病んだこともあるし、業務もいくつかやったことがある。かつ、こう言ったNewsPicksの話や、スピリチュアルな話、自己啓発の考えなど新世代的意識と融合してアドバイスするようにしているのでそれに近そうなイメージでした。

その軸、価値観は多様性に溢れて良いはず。
高収入、高学歴が幸せとは限らないし、幸せはもっといっぱいあっても良いはず

これは自分にも反省できるなーと。結局はやりたいことで生きていくとか言いながら、都市部でいい生活をしながら・・みたいな前提が入ってた気がする。まあそれも幸せだとは思うけど。

かっこいいオッサンは「かっこいいオッサン」を見ている

かっこいいオッサンは伝記とか見ると感動するよってことでした。
そこで勧められたのはこちら。

伝記とか読んだことないし興味なかったけど、確かに今だったら面白く読めるのかな。

最後に。うちの会社でも変革が求められていて、若い世代をリーダーにして、ベテランはそのサポートをするんや!って社長が言ってました。

実際その影響もあって、変革タスクリーダーは若手中心になってるし、最初は「うーん、このままベテランは淘汰されているのだろうか」って思ってましたけど、今日の話を聞いてオッサンが上にいるのも悪だな(ぺーぺーのポジションに戻りたい!)って思えました。

「論語の中でも50にして天命を知る」と言ってますが、つまり50まではもっと失敗したり経験をたくさんしろってこと。正直かなり怖いし勇気がいる。やはり経験上得意なことはしてしまうし。

山口さんでもやはりオッサンの恐怖はあるってことですね・・。
それに比べると私もまだ挑戦できるはず!

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