脳の力を上げるためにやるべき5つのこと
こんにちは。
今回は脳の力を高めて、
記憶力や理解力・判断力をつける方法
を紹介します。
ただ勉強をする以外にも脳を鍛える方法があるのです。
勉強以外の時間の使い方で成績が変わるのであれば、
やって損はないですよね。
どれもすぐに出来ることですが、見落とされやすいものです。
では見ていきましょう!
⑴散歩や早歩きをする
有酸素運動をすることで脳を大きくなり、
認知機能が上がることが分かっています。
有酸素運動と言っても、ずっと走り続けたり、
キツイ運動をする必要はありません。
散歩や早歩きくらいの運動でいいのです。
「どれくらいやれば効果が出るの?」と
疑問に思うかもしれないので、実際の研究のデータを見てみましょう。
ピッツバーグ大学の研究によると
40分の散歩×週3回×半年で
脳の記憶を司る海馬の体積が2%増えた
ことが分かっています。
「この2%ってどんなもんなん?すごいの?」
と思われると思いますが、
認知症のアルツハイマー病で
年2%の海馬の体積の減少なのです!
つまり2%減るだけで記憶障害になるレベルなのです!
これはかなり大きいですよね!
記憶障害の病気で1年で2%の減少ですが、
散歩をすれば、わずか半分の半年で2%の増加です!
また筑波大学の研究によると
10分の早歩きを2週間続けると脳神経が成長し、
6週間で認知機能がアップした
ことが分かっています。
40分はちょっと長いと感じるかもしれませんが、
10分であれば登校中やちょっとした買い物の途中で出来そうですよね。
つまり勉強に集中して、家や塾に引きこもるのではなく
勉強の効果を上げるためにあえてちょっと遠くの図書館まで歩いたり
あえて飲み物を買いに行くためにちょっと遠くのスーパーまで歩いたり
することが大事なのです。
部活を引退した後も、ちょくちょく
部活に顔を出して10分くらい軽い運動をするのは
むしろ勉強に効果的ということです。
普段からちょっと早歩きをするように心がけてみましょう。
10分であれば、行き5分帰り5分なので結構楽勝だと思います。
⑵休みは友達と遊んだり、旅行に行く
ついつい勉強ばかりしていると、
遊びにいくことが少なくなったり、
休みも家でゴロゴロすることが増えるかもしれません。
遊びに行ったり、旅行に行くと
「今勉強をサボってもいいのかな?」
と思ってしまうからです。
しかし、研究によりコミュニケーションが減ると
脳が衰退していくことが分かっています。
また休日を家でダラダラ過ごしてしまうと、
あまり休んだ気にならず勉強や仕事も
モチベーションが上がらないことが分かっています。
ネイチャーに掲載された研究によると
「相手を信頼しようとすると自分の脳が活性化する」
「信頼された相手は快感を感じ、自分に信頼を返しやすくなる」
ことが分かっています。
また好奇心をくすぐる場所に行ったり、知らない人と話す旅行は、
ドーパミンを分泌させ勉強や仕事のモチベーションを上げることが分かっています。
つまり勉強の成果を上げるために、
たまに旅行に行ったり友達と遊んだりすることは
非常に効果的と言えるのです。
⑶音楽を聴いたり、カラオケに行く
音楽を聴くと脳が刺激され、快感物質である
ドーパミンが放出されることが分かっています。
「成績が上がりそう」
「周りから認められそう」
「楽しいことが学べそうだ」
のように期待してワクワクしやる気が上がる時、
ドーパミンが放出されています。
つまりワクワクして「やるぞ!」という
気持ちにさせてくれるのが音楽なのです。
音楽を聴くだけで脳細胞のネットワークが密になり、
脳の体積が増えるという報告があるほどです。
この効果を最大限引き出すには
懐かしい曲を聴く、歌うことが大切です。
懐かしい曲を聴くと、昔の思い出が蘇ってきた、
ということはありませんか?
これは記憶を司る脳の部分の海馬が刺激されている証拠なのです。
昔のことを思い出すことで脳が刺激され、記憶力がアップするのです。
記憶障害の治療にこの方法が使われているほどなので、とても効果的です。
また歌うことでも脳が刺激されます。
歌うには「歌詞を覚える」「声量を調節する」「メロディを覚える」「体を動かす」
と多くの脳の部分を使うのです。
これほど多くの部分を使う活動はなかなかないです。
もちろんですが、大きな声を出すことでストレス解消にもなります。
カラオケでガンガン歌うことで脳が成長するなら、ストレス解消になるますし一石二鳥ですね。
⑷趣味の時間を取る
あなたは没頭できる趣味を持っていますか?
勉強で忙しい時期でも、趣味の時間は大切にする方がいいかもしれません。
また趣味がない人は何か新しい趣味に挑戦する方がいいかもしれないです。
というのは脳には
「1つの能力が伸びると、他の関係ない能力も伸びる」
という性質があるからです。
つまり趣味に没頭する時間を取ることで、
成績の向上につながることがあるということです。
例えば野球が趣味だとすると、ボールの動きを追うために
「記憶」「理解」「思考」の脳の部分が活性化します。
それにより記憶力や理解力が上がるのです。
一見関係のない脳の機能が上がるので驚きですね。
せっかく趣味をしていたのに、やめてしまうとその脳の部分が刺激されなくなり、弱っていってしまうので、定期的にやるように心がけましょう。
⑸睡眠をしっかり取る
あなたはちゃんと睡眠時間を取っていますか?
睡眠時間を削って勉強している場合、
逆に脳細胞が破壊されているかもしれません。
東北大学の研究により
「睡眠時間が少ない人の方が海馬の体積が小さい」
ことが分かりました。
睡眠不足だとストレスが海馬の新しい細胞の生成を邪魔してしまうのです。
「んじゃどれくらい寝ればいいの?」と思われるでしょう。
アメリカ国立睡眠財団によると
7~9時間の睡眠が推奨されています。
しかし個人差があるので
「日中に眠いと感じない程度は寝る」
くらいに捉えてください。
眠いと勉強に集中できないですし、
ストレスで記憶力も下がるのでデメリットが大きいです。
どれだけ忙しくても、
成績を上げたいのならしっかり睡眠をとりましょう。
まとめ
【脳の力を上げるための5つの行動】
1日10分程度の散歩や早歩きをする
休みは友達と遊んだり、旅行に行く
音楽を聴いたり、カラオケに行く
趣味の時間を取る
睡眠をしっかり取る
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