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ホテルベンチャーの僕たちが、ホテルで実現したい世界。

おはようございます。スターリゾートCEOの佐々木と申します。

2020年3月、沖縄の石垣島にてライフスタイルホテルブランドのTHIRD石垣島(サード石垣島)を開業することになりました。
※プレスリリース「石垣島初・ライフスタイルホテル「THIRD」が開業

ホテルを開業することになった経緯や実現したい世界観などをこのnoteでお話しできればと思います。


スターリゾート株式会社について

まずは僕たち、スターリゾートという会社について簡単にお話しさせてください。(詳しくはまたいつかのnoteで。)

僕たちは沖縄を中心にホテルの企画設計〜運営までを行なっている創業して3年目のホテルベンチャー企業です。
東京で創業して、すぐに沖縄にも拠点を構えました。
最初は、沖縄で一棟貸切型ヴィラの運営から始まりました。
今では大きなホテルの企画・デザインから運営までできるようになりました。


THIRDをつくることになった背景

「代替できるようなものでなく、自分たちにしかできないブランドをつくっていきたいね」と社内のメンバーと2018年12月末頃に話していました。

ちょうどその時期、1本の電話がかかってきました。「スターさん、石垣島でホテルしませんか?」

早速お話を伺いに行きました。
なんとすでに躯体(建物の柱や壁、天井)は完成しているがこのタイミングで、とある事情でホテルオペレーターが外れてしまったようです。
しかもカプセルホテルをする予定だったのでその仕様で設計されているとのことで、現地も見にいきましたが、工事が途中で止まっている状態でした。

施主には「その...申し上げにくいのですが弊社はカプセルはやりません。立地や市場を考えた際に、こういったホテルが最適だと考えています。なので躯体は残したままでいいので...設計をゼロベースからやり直させてください」という提案しました。

複数社からお声掛けがあったのにも関わらず、さらに無理なお願いを聞いていただき、企画からでデザインをゼロベースからやり直させていただけることになりました。(本当に感謝。ありがとうございます。)


THIRDで実現したい世界

THIRDは僕たちにとって初めての自社ブランドです。
THIRDという名前の由来はTHIRD PLACEから来ています。
立地も石垣島から八重山諸島(竹富島や西表島など)へ行くときに必ず使う石垣港ターミナルの正面にあったので「この場所を旅行者のHUBにして、宿泊体験じゃなくて、旅行体験も最高のものにできたらめっちゃいいよね」と話していた記憶があります。

僕たちはホテルを「泊まるだけの場所」で終わらせてしまうのは勿体無いと考えています。せっかく旅行先まで来たのに、10数㎡しかない部屋に閉じこもってTVを見て...って純粋にわくわくしないじゃないですか。
宿泊体験だけではなく旅行体験まで丸っと最高にものにするために、ホテル内での体験は欠かせないと考えています。

THIRD石垣島では500冊の本が置かれるブックラウンジ、ボルダリングのあるフィットネスジムがあります。
そして竹富島まで見えるルーフトップテラスもあってジャグジーに入りながらBBQを楽しむこともできる。

チェックイン手続きはQRコード、ルームキーは顔認証のシステムを導入したのも、よりシームレスな体験にして居心地の良いサードプレイスを実現したいという考えからで「かっこいいから」「近未来感があるから」という安直な理由ではないです(笑)

ホテルを「泊まるだけの場所」ではなく「ライフスタイルを体験できる場」として国籍も年齢も性別も関係ない、すべてのグローバルトラベラーにとって最高のサードプレイスを提供したい。
「旅先にいく」から「旅先にかえる」と思えるようなホテルにしたいし、そういった概念を定着させていきたいです。

パブリックスペースをホテル全体の20%は取り過ぎじゃないかという意見もありました。
「客室増やした方が利益出るんじゃない?」
という意見もありましたが、客室数が多い=良いホテルという公式にはなりませんし、僕たちはビジネスホテルがつくりたいわけでも、ホテルブームに乗っかって一稼ぎしてやろう!というわけでもない。
ビジネスなので利益という数字はもちろん無視するわけにはいきませんが、世の中にぶっ刺さる良いプロダクトをつくり、伝えることができれば数字は後からついてくると考えています。


ホテルへの想い

ホテル業界は成長市場でありながら、レガシーな業界でありリアルビジネスとテクノロジーを掛け合わせることでディスラプトできる可能性が高いと考えています。

僕たちがITファーストでホテルを企画しているのは、テクノロジーとデザインによって無駄な時間やタスクを最小限に抑えられて、過去のスタンダードをアップデートできると考えているからです。

無駄な時間やタスクが最小限に抑えられたら、働きたいやすい環境であったり、そこから生まれる時間でゲストに対してのホスピタリティに充てたりすることもできるようになります。

サービスを提供するホテルスタッフにも、サービスを受けるゲストにもわくわくする体験をつくっていきたい。
そうすることでホテル業界全体をアップデートしていきたいと考えています。


最後に

世の中のルール・概念に疑問を持つことが多々あります。
「仕方ない...」で終わってしまえばそれまで。
 「ルール・概念を変えて、世界を良くしたい」という想いを行動に起こし、世界に浸透させること。
そしてこれまでのホテルのあり方や概念を「デザインとテクノロジーで、ホテル業界をアップデートしよう」をミッションとしてチャレンジしていきます。

世界を変えられるのは業界内にいてノウハウを持ってる人ではなく、僕たちのように業界外の溢れるエネルギーを持ったチームだと考えています。

そして、THIRD開業に伴い、「ホテル業界をアップデートする」強い想いのある人を募集しています。
ホテル業界の経験は問いません。
僕たちも、未経験から始まりました。
いまのホテル業界の仕組みや構造に疑問を持ち、一石を投じたいと感じている方と一緒に、ブランドをつくっていきたいと考えています。

この記事を読んで共感していただいたり、少しでも興味を持っていただいた方は僕まで気兼ねなくご連絡ください。
TwitterのDMも大歓迎です。

以上、THIRDを最高のプロダクトにしていきます!


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