yuyaohnishi28ーとある公立学校教員の雑記ー

公立学校教諭です。子どもが幸せになるために、みんなで考えていきましょう!無言フォローす…

yuyaohnishi28ーとある公立学校教員の雑記ー

公立学校教諭です。子どもが幸せになるために、みんなで考えていきましょう!無言フォローすみません!#教育の目的 #新しい学校 #多様な学び #ファシリテーション #倫理学 #対話 #福祉 #格差 #ソーシャルインクルージョン #哲学

マガジン

  • こころの世界と哲学ノート

    こころの世界を中心に、いろいろな出来事を哲学します。私とは何か、どこに進むべきか、考えます。社会学、心理学、生物学、教育学の視点も入れて考えます。 #哲学 #社会学 #心理学 #生物学 #教育学 #マルクス・ガブリエル #新実在論 #普遍主義 #河合隼雄 #現象学 #レヴィ=ストロース #ボウルビィ #愛着障害

最近の記事

教員を増やす

妹尾昌俊さんの記事にインスパイアされたので久々に書きます。 教員一日当たりのコマ数小学校では教員は大体一日当たりの5コマ程度は持っています。ちなみに 打ち合わせ8:15- 朝学習8:25- 1限8:40-9:25 2限9:3510:20 3限10:35-11:20 4限11:30-12:15 給食12:15-13:00 掃除13:00-13:15 5限13:25-14:10 6限14:15-15:05   その後会議など  実際は週に25コマ程度のパターンが多いので、

    • 読書感想文

      毎年やってくるこの季節 毎度おなじみ読書感想文。実は、毎年学校で添削指導をしてから提出します。字数や体裁、誤脱から文章の構成、表現まで、選ばれた作文を書いた子の担任が子どもと一緒に(というか担任があらかじめある程度文章を構成し直して行うことが多い)修正版を作って提出します。その中で、全国表彰の前に区や市の審査を受け、それぞれで表彰されるというシステムになっています。  実は、公式サイトを見ると、字数や題名など、細かな規定はありません。どうやら、自分の自治体では、教育委員会か

      • コロナ禍があってもなくても、そもそも学校システムはどこへ向かうべきか

        新学習指導要領私たち教員はコロナ禍がなかったとしても学校や教育を大きく転換していく必要がありました。その一つの根拠が新しい学習指導要領です。私たちは未来を生きる子どものために、積極的に教員としての資質をアップデートする必要があります。指導要領の一部に育成すべき児童像として、「主体的・対話的で深い学び」「人間尊重」「平和で民主的な国家及び社会の形成者」という記載があります。これらは、改めて私たちが自分たちに問い直すべき課題と捉えています。 (小学校学習指導要領) (【総則編】

        • コロナ禍とツイッター(大村吉村問題)

           さて、コロナ禍もひと段落という感じ(でもないですね、第2波の危機が迫っているようにもみえます)で、すこしツイッターの話題の記事について触れてみたいと思います。関西と東海で二人の知事がツイッター上で意見を交わしている(ニュースを読むとけんかしているように見える)ことについて、いくつか気になった点があったので、取り上げて考えてみたいとおもいます(これは、哲学的トレーニングのつもりでおこないます)。  まず、事態は、愛知県知事大村氏が、「東京、大阪は医療崩壊している」といったこ

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        • こころの世界と哲学ノート
          2本

        記事

          コロナ禍と朝の換気と若手の仕事①

          まえがき これは、コロナ禍中の学校での出来事を端的に表したもので、完全な事実(ノンフィクション)ではありません。しかし、いくつかの学校で当てはまりそうなので、この状況について、ちょっとした思考実験をしてみました。学校が教職員にとって働きやすい環境になるためには、どうしたらよいのでしょうか。(「わたし」は読んだ方が「自分」に変換してみてください) ある日の出来事 コロナ禍で、学校は休校を余儀なくされても、一部の児童の受け入れが、わたしの学校では続いていました。春休みが明け、入

          コロナ禍と朝の換気と若手の仕事①

          コロナ禍で学校のICT化がすすまない理由についての考察

          1 はじめに先日行われた、「学校の情報環境整備に関する説明会」(「GIGAスクール」ch)によると、ICT環境に前向きに取り組もうとしない教職員(管理職)がいること)が話題にのぼっています。このコロナ禍でさえ、ICTを使った子どもへの支援は、とても少ないように感じます。なぜ、学校でICT化がすすまないのか、これからどのようにICT化を進めていけばよいか、考察してみました。(ただし、これらの考察は私見によるものですので、もしお読みいただき、疑問に思われたら、コメントいただければ

          コロナ禍で学校のICT化がすすまない理由についての考察

          新型コロナウイルス9月入学問題浮上の背景と論点についての考察

          先日、新型コロナウイルスについて、学校の入学時期をずらすという議論がありました。コロナ禍も少し終息ムードが漂ってきましたが、このままもとの学校生活に戻れるわけではありません(新しい生活様式への移行)。今一度、今後の動向のためにも子どもの学びの機会を保障するために必要なことを、「9月入学問題」を中心に、自分なりに整理してみました。 「新型コロナウイルスの蔓延に関わる休校期間の延長への対応としての9月入学について―なぜ、このような議論がでてきたのか、論点、問題点、やるべきこと、

          新型コロナウイルス9月入学問題浮上の背景と論点についての考察

          ごあいさつ

          わたしは、公立学校で教員をしているものです。こんなことを言ってはあれですが、あまり教員としては力があるほうではありません(ここでいう力というのは、指導力や学級経営力、事務処理能力といったところでしょうか)。数年前に学級経営がうまくいかず、(あるいは自分のプライベートであった出来事も原因で)、それをきっかけに、自分の指導の本質、それを作り上げてきた背景、こどもをとりまく学校や家庭という環境などについて考えるようになりました。その中で、多くの教員や学校、家庭が抱えている課題に気付