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チームをより良くするために大切な相互理解について

「チームをより良くする」縛りで世の中に奉仕していく企画。

相互理解や自己理解という切り口で今回は書いていきます。本記事は相互理解について。

現在、wevoxというエンゲージメント・サーベイツールを提供し、短期的な成果ではなく、継続的な成果を出していきたい企業の皆さんを応援しています。

エンゲージメントの主な意味はweblioさんによれば以下。

(会合などの)約束、契約、債務、婚約、婚約期間、雇用、雇用契約、交戦、(歯車などの)かみ合い

約束も契約も婚約も、自分とのものではない場合(次回書きます)、相手あって成り立つものです。

ただ、大好きな彼女に「結婚して下さい!」とプロポーズして、初めて一緒に住んでみると???って感じることとかってありますよね笑

氷山の例えが分かりやすいと思いますが、目の前にあること、出来事の背景だけでなく、その背景や隠れた意識にも着目することも大事でしょう。言い換えれば、相手の価値観や思考の癖を理解しておくと、「あれっ?:と思う発言が出ても、個人的には共感が出来なくても、理解は出来るようになるというイメージです。

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私がいつもお世話になっている慶應の島津教授は以下のようにワーク・エンゲイジメントを整理して下さっています。

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「エンゲージメント」とは「主体的朗働」であるとおっしゃられています。

前提が長くなりましたが、エンゲージメントの高いチームを作るために「相互理解」は大事な要素の一つだと思っています。

それでは「相互理解」はどのようにすると深まるのでしょうか?

会社のカルチャーや所属するチームのメンバーの人柄が様々によって施策は変わると思いますが、私が体験して良かったものを中心にまとめてみます!

チームメンバーの「効き脳診断」の結果をシェアする

効き脳診断BRAINを受けてチームメンバーに共有します。誰がすごいとか、能力的に長けているとかではなく、思考の特性をお互いに知るという施策です。

以下は私の効き脳診断の結果です(恥ずかしいけどw)。

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「ルーチン作業が苦手」や「マニュアルにしたがって、繰り返しやってみる勉強方法が合わない」など、なるほど感がすごいですw

例えば、この内容をチームメンバーに共有すると、「ルーチン作業が出来なくても僕を嫌いにならないでね」とコミュニケーションをとることが出来ます。

また、ルーチン作業を出来ないことに共感はしてもらえないでしょうが、理解は多少示して頂けるはずです苦笑

チームメンバーの「ストレングスファインダー」の結果をシェアする

皆さんご存知のストレングスファインダー。自分の強みをチームメンバーにシェアすることで、チーム内の役割分担において最適配置を促せるという効能もあると思います。

以下は2年前の私の結果です。
目標に責任を持ち、達成意欲の強いという非常にシンプルな男というのがバレますね。

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お互いの強みを理解するという上で有効な手段だと思っています。

チームメンバーと「ドラッカー風エクササイズ」をする

ドラッカー風エクササイズは、書籍「アジャイルサムライ」で紹介された、チームにおける互いの期待値調整をするための手法です。

以下の4つの質問を通じて、相互理解し、認識を合わせていきます。

1.自分は何が得意なのか?
2.自分はどういうふうに仕事をするか?
3.自分が大切に思う価値は何か?
4.チームメンバーは自分にどんな成果を期待していると思うか?

詳細は同じ名前の中村さんの記事が良かったのでご覧下さい。

新しいプロジェクトをキックオフする時や新メンバーがジョインした時にやると有効な印象がある施策です。

急拡大する組織だと、自分が面談せずにジョインするメンバーが増えて、いきなりこんにちはのケースもあると思います。

そういう時に自らどんなことが出来て(スキル)、どんな風に仕事がしたいか(仕事観)と伝え、相手からはどんな期待をされているかと対話出来るのはとても良いなと思っています。

チームメンバーと「“I Like&I Wish”のワークショップ」をする

これは共にプロジェクトを推進しているチーム内でやってみるとエモい感じになってオススメのワークショップです。新メンバーが入ってきた時というよりも数ヶ月一緒に仕事をしてみてとかのタイミングに合っている内容です。

内容はシンプルです。以下を準備して、みんなの前で本人に対して1人ずつフィードバックするという内容です。

I Like
相手の素晴らしい&良いと思っている部分をポストイットに書く

I Wish
相手に期待していることや改善を希望することをポストイットに書く

一緒に働くメンバーから直接、しかも口頭で褒められる機会はほとんどないケースが多いのでは?と思うので、照れますw

また、照れてる間に改善希望点をフィードバックされます。したがって、感情的にならずに聞けることが多いです笑

詳細についてはこちら記事を参考にしてみて下さい。

個人的には1on1の時に「素晴らしいと思っていること(褒めポイント)」と「期待していること(改善希望ポイント)」を手紙にして伝えていた過去がありますが、これをワークショップにした感じかなと思います。

チームメンバーと「wevox values card」をやってみる

カードゲームしながらお互いの価値観理解が深まるという施策です。

使うのはこちら

ちなみに私が以前にプレイした時の価値観は以下でした。

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多くの方が実践して下さっています。

さいごに

より良いチームにするためには、チームメンバー同士の相互理解を深めることはとても大事だと思います。

注意して欲しいのは仲良くなれと言いたい訳ではないです。

思考の癖、強み、仕事観を理解して仕事する方がチームの生産性が上がると思うのでどうでしょうか?というアプローチです。

こんなことやったら良かった!とか施策は知りたいので教えて下さいね。

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