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【僕の失敗】提案は説得すれば通ると思っていた


新入社員1年目だった昨年、社内である企画を提案していました。

しかしながら僕は説得すれば企画は通るモノだという勘違いにより失敗してしまいました。

実際未だにこの企画は実現できていません。
(もちろん諦めてもいません)  

具体的にどの様な過程を得て企画を思いついたのか。

そして提案をし失敗してしまったのかを説明していきます。

僕は法人営業として基本的には業務用の製品を扱っています。

諸先輩方に教えていただきながら仕事をする中で、僕にはある疑問がありました。

それはなぜ業務用の世界ではあまり広告とかがないのだろうか。

確かに業務用と言えば業者間同士での取り引きであるから一見すると不要な気もします。  

昔は良い製品(差別化された)を市場に出せば売れる時代がありました。

しかしながら今はモノが溢れており商品自体(機能面)での差別化が困難(コモディティ化)になっています。

それは業務用の世界でも一般消費者向けも同様である。

一般消費者向けの製品はこれまで色々な広告が存在していました。

最近ではYouTubeやクラウドファンディング、SNSなどカタチ、姿を変えて今日も色々な場面で広告を目にしています。

しかしながら業務用の世界には今の昔もそんなに売り方は変化していません。

なぜ時代は変化しているのにビジネスの仕方が何も変わっていないのだろうか。

僕は疑問に思いました。

それは良く言えば人間関係でビジネスが成り立っている側面があるからではないのかと仮定しました。

しかし本当にその昔からの伝統に何の疑問を持つこともなく、「昔からそうだったから」「そうしてきたから」という根拠もない理由で右から左へと受け継いでいて良いのだろうか。

良いはずがありません。

ハッキリと申しますが、それは伝統を重じている様でただの思考停止に過ぎません。  

そろそろ変革しなければならないのではないか。

このままでは変化の波に置いていかれてしまいます。  

今一度、ゼロベースで問い直しても良いのではとそんな考えがありました。


そんな疑問を抱えながら仕事をしていく中で、僕はある新製品Aに出逢った。  

素人の僕でもAにはこの時代には珍しく機能面での差別化が図れる素晴らしい商品だと思った。  

間違いなく多くの方々から必要とされる存在になり得るのではないかと考えました。  

しかしながら全国的に見てもそこまでAは実績が良い訳ではなかったんです。

どうすればもっとAの魅力を伝えることができるのだろうかと悩みました。

そこでお客様(まだ使っていない)の立場になって考えてみた。

確かに営業マンからAを提案されて魅力は分かる。
だがしかし心の奥底までは響かないと感じました。  

なぜなら営業マンは自社の製品の知識はあれど普段からそうした関連商品を実際に使っているわけではないから。  

同じ目線で語れていないからではないかと。  

その課題を解決する為に僕は広告コンテンツを作成してみてはどうかと社内で提案することに決めました。

これを機に業務用の世界にも広告コンテンツを普及させていきたいと思いました。  

具体的にはすでに使ってくださっているユーザー様の口コミ(レビュー)を動画にして口コミ集を広告コンテンツにしてみてはどうかと考えました。  

理由は営業マンより実際に日頃から使っているユーザー様によるリアルなレビューの方が信頼性があるのではないかと考えた為です。
(ユーザーと営業マンという対極ではなくユーザーとユーザーの同極)

またテキストではなく動画にしようとしたのもより深く刺さる為には文字だはなく音(言葉)の方が良いと捉えたから。(テキストなら編集でいくらでも変えてしまうことができる)

さっそく僕は社内でプレゼンをする為に情報収集に乗り出し資料作りに着手した。

想定質問も考えながら資料を作成していった。

部署の上司から了承を得てプレゼンする機会を設けていただいた。

ついにプレゼンの時。

だが僕はここで大きな過ちを犯してしまいました。

冒頭にも言いましたが結果として、未だにこの企画は実現していません。

ではどんな失敗をしてしまったのか。  

▼失敗してしまった理由は次の三つ。

1.自分のイメージを相手と共有することができなかった

自分の【口コミを集めた動画コンテンツ】の完成イメージを社内の人と共有することができませんでした。

これは本当に自分の情報収集不足で自分が知っていることは先輩なら皆知ってると決めつけてしまっていました。→プレゼンの内容自体に問題  

プレゼンの内容が分からない、理解できないという人が数名いました。 

2.相手からの全ての質問に反論し論破してしまった

上の企画の内容を理解できない、疑問がある方からの質問を僕は全て「そうではなくて〇〇」と言った具合に反論をしてしまいました。  

気がつけば相手(本来であれば味方)を論破し、先輩方のメンツを潰してしまっていました。


3.そもそも説得すれば物事は通ると思っていた

僕はあらゆる人からの質問を論破し全力で説得をしようと躍起になっていました。

なぜ論破をしてしまったのか、

答えは簡単で【説得(論破)して相手に何も言わせない様にすれば物事は通るもの】と勘違いしていたからです。

今振り返ると本当にバカなことをしてしまったと反省しています。

こんな恥ずかしいことはニ度としません。

だからこそこの失敗により、

自分のやりたいことや企画は

【説得ではなく全員に100%納得してもらうことで初めて人はその企画に自分事として捉えることができ人を巻き込むことができる】

という人生においてとても重要な教訓を挑戦をした結果得ることができました。  

まだこの企画は実現していませんが、必ず実現してみせます。

もっと努力して相手の立場に立って徹底的に想像して物事を進めていきたいと思います。

僕の挑戦はこれで終わりではなくここからがスタートです。

ぜひ皆さん、実現に向けて応援してください。  

業界に新しい風を吹き込みます。  

この企画は社内でも今までしたことがないそうです。

だからこそ若者である僕が立ち向かいます。  

今後ともご指導ご鞭撻の程お願い申し上げます。


いつも記事を見てくださりありがとうございます! 皆さまの貴重な時間をいただき、本当に感謝しかござません! これからもチャレンジャーであり続けます。 一緒に夢を追いかけましょう。 プロフェッショナル稲垣