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#243 札幌出張記(2024.7) 前編

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

昨日から仕事で札幌に来ています。

北海道は、おそらく10年ぶりくらいで、これまで何度か来ていますが、原付で北海道1周したり、新千歳空港からそのままレンタカーを借りて移動したり、ということで、移動手段に車を利用していない今回は、また違った札幌の見え方をしています。

まず、分かりやすく感じているのは、札幌涼しい!
先日の東京では気温が40度近い日もあったりと、地獄のような環境でしたが、湿度も高くなく、夜も過ごしやすい札幌は、夏に来るには本当にいいところです。

今日は、旅ログのような形で、仕事の合間に歩いて出掛けてみたところを中心に、涼しい札幌の様子をお届けしたいと思います!


セコマのハシゴ

まず、学生時代に原付で北海道1周した時にも感じた北海道の風物詩「セイコーマート」、通称「セコマ」ですが、あらゆる場所で見かけ、安定の存在感を出していました。

これまで来た時にはあまり注目していなかった、セコマのホットシェフ。

最近はコンビニでも一部の店舗で見かけますが、各店舗で調理されているおにぎりやチキンは有名のようです。

北海道大学の中にあるセコマは、広いしホットシェフが美味しい、特に筋子のおにぎりが大きくて美味しいという話を聞き、仕事の打ち合わせを終えた後、足を運んでみました。

北海道大学に来るのは、学生時代の原付の旅以来でしたから、もう15年近く前になりますが、広い公園のようでした。
大学生だけでなく、子どもの通学路にもなっているみたいで、一般の人も芝生で寝転んだり、ランニングしている人もいたりと、ゆっくり時間が流れているのを感じます。

北大は公園みたい
ランニング気持ち良さそう

平面の大学っていいですね。
私が通っていた大学は、海と山に囲まれていた場所だったので、自転車などは到底使えず、みんな原付で通学していました。
札幌駅から徒歩でアクセスできる場所にあり、平面の大学。

大学が街にあると活気が溢れると言いますが、色んな人が思い思いにそれぞれの時間を過ごしているのを見て、アカデミックな世界はいいなぁと改めて感じました。

都会の喧騒とはかけ離れた世界。自分が北大に通っていたら、おそらく東京には出てこれないだろうなぁ。でも、4年間ここにいたら、刺激を求めて東京でチャレンジしたくなるのかな、なんて考えながら歩いていると、目的地のセコマに到着しました!

北大内のおしゃれセコマ

そして、お目当ての「筋子のおにぎり」を購入。
噂に聞いていた通り、大きくて美味しかったです!

時間は夕方近く、夜は仕事の仲間と食事を予定していたので、1つだけ軽く食べて、北大を後にしました。

北大セコマの筋子のおにぎりが嬉しくて、ラインのオープンチャットで報告してみたところ、おだわらさんが「北海道庁の地下にもコンビニとは思えない広いセコマがある」と教えてくれました。

北海道庁には、北海道開拓の歴史が知れる展示がされていると聞いていたので、早速徒歩で向かってみることにしました。

北海道庁

さすが北海道庁。北海道全体の暮らしを支える行政機関ということもあり、建物も大きいですね。
赤レンガ庁舎の展示室を探しまわっていると、先月から改修工事で赤レンガ庁舎自体がクローズしているという衝撃の事実を知りました。。再オープンは2025年夏を予定しているとのことで、北海道の歴史を知りたかったので、残念です。

でも、ここに来たのは、デカセコマをハシゴするため。
警備員の方に聞いてみると、セコマは通常営業中とのことで、工事で暗い道なりを進み、お目当てのセコマに来ることができました。

道庁内のセコマ。安定のホットシェフ

確かにここはイートインスペースが大きくて、コンビニの大きさを超えていました。笑
これだけ大きな道庁ですから、職員さんが一気に来ても耐えうる設計にしたんでしょうね。昨日はお腹いっぱいで手を出せなかったフライドチキンですが、出張が終わる前にチャレンジしてみようと思います!

大通公園周辺の歩行空間スペース

もう一つ、どうしても札幌で自分の目で見てみたかったのが、「あえて自動車にとって不便にした」と聞いていた大通公園周辺の街の設計です。
確かに、札幌中心区の碁盤の目のような通りが交わるところには、近距離の一定間隔で信号があり、赤信号になるときは一気に赤信号になるんですね。

駅周辺の中心地区に車が入りづらくして、南北の自動車での移動はバイパス側に寄せる設計にした、というのが、このような形になるのか!と自分の目で確かめられた喜びがありました。

大通公園や、狸小路商店街付近も平日にも関わらず歩く人たちで賑わっており、面白いお店も沢山ありました。
話で聞いて理屈として理解していたことを、自分の目で確かめてみると、情報の立体感が上がるのを改めて感じたところです。

移動手段が変わるだけで、また、事前にまちづくりの基本的な考え方をインプットして、自分のまちを見る意識が変わるだけで、これほどまでに見える世界って変わるんだな、という新鮮な驚きもありました。

大通公園の噴水
大通公園から見えるテレビ塔。ビアガーデンなどもやってるみたいです
狸小路商店街

道路の端を走る路面電車

私の実家の福井県でも、路面電車といえば、道路の中心を走っています。

しかし、すすきのと大通公園付近は「サイドリザベーション方式」と呼ばれる、歩道から直接路面電車に乗れる形で路面電車とループ化したことで、歩道から安全に乗り降りできるようになっています。

構想当時は、車を横付けできなくなってしまうタクシー業界などからの圧力もあったようですが、サイドリザベーション方式を英断したことにより、路面電車から降りてすぐにお店に入れる形になり、経済面でもメリットがあるとのことです。

これも、理論的には頭で理解していましたが、実際に見ると「ああ、なるほどな」と情報の解像度が上がりました。
「百聞は一見に如かず」とは、本当によく言った言葉ですね。

道の端に敷かれるレールを生で見るだけで感動
路面電車もカッコよく感じてきました

仕事を終えて夕食までの1〜2時間、ぼんやりまちを歩いているだけでも、気付きの多い充実した時間を味わうことができました。
今日は、札幌でプロジェクトを一緒にしている仲間と初めて顔を合わせて今後の仕事の方針についてみっちり議論するというタフな1日になりますが、何とか頑張れそうです。

やはり、普段の行動範囲を超えて、いろんな世界を見ることはプライスレスですね。まだ始まったばかりですが、職場の後輩や協力会社の方も含めて、今回のような普段の仕事環境とは違ったところで直接仲間と議論する機会を作れたのは、とても良かったと感じています。

それでは、今日も良い1日をお過ごしください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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