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経済白書で読む戦後日本経済

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「経済白書で読む戦後日本経済」の書籍をもとに、1945〜1999年までの日本経済を5年ごとに解説しています。 この頃に作られた社会システムは現在に通ずるものも多く、「今の日本は何…
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#1980年代

【今でしょ!note#17】 1981-85年 輸出主導の経済構造の定着(経済白書から現代史を学ぶ その8)

【今でしょ!note#17】 1981-85年 輸出主導の経済構造の定着(経済白書から現代史を学ぶ その8)

おはようございます。林でございます。

「経済白書で読む戦後日本経済の歩み」シリーズその8です。

1955〜73年と20年近く続いた高度経済成長期から次のフェーズに入った1970年代は、二度にわたるオイルショック、円レート上昇、世界経済のインフレ、各国の輸入制限など、国内経済が国際情勢に大きく影響を受ける時代となってきました。
国内においては、高度経済成長の恩恵が、国民生活レベルの向上に還元され

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【今でしょ!note#18】 1986-90年 バブルの発生と高成長の実現(経済白書から現代史を学ぶ その9)

【今でしょ!note#18】 1986-90年 バブルの発生と高成長の実現(経済白書から現代史を学ぶ その9)

おはようございます。林でございます。

「経済白書で読む戦後日本経済の歩み」シリーズその9です。

1970年代以降、オイルショック・円レート大変動・世界経済のインフレ・貿易摩擦の激化など、日本経済が国際情勢に大きく影響を受けるようになってきました。

国内財政では、建設国債発行等の公的部門拡大や年金医療保険費の増大による財政の国債依存度が高まります。また、80年代に入り、GDP比の社会保障費が1

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