見出し画像

記事の企画って、どうやるの?

*本有料マガジンのバックナンバーの一部を、コーポレートサイトにて、無料で公開しています。ぜひご覧くださいませ。
https://tinect.jp/


‹本編›

「どんなテーマで記事を書くか?」は、記事を書く上で、最も難しい問いで、記事を書いたことのある人なら、この感覚がわかると思います。


「書くこと」が決まってさえいれば、調べものをし、その上で自分の経験を照らし合せ、ときに応じて人に取材をすれば、記事を仕上げることは可能です。

ところが「何を書くか」が決まっていないと、手を動かして文字を打つことどころか、そもそも調べものも取材もできません。

また、このマガジンでも繰り返し申し上げていますが、「記事のテーマ」はその記事のアクセス回数の上限を決定する重要な因子ですから、適当に決めるわけにもいきません。

「記事のテーマぎめ」は、ライティングを行う上で、文章術その他のテクニックよりも、遥かに大事な事柄なのです。


そのため、弊社はライターの能力を補完する目的で、AIが、トレンドをとらえてタイトルを自動生成する仕組みを作りました。(リンク先で無料で使えます)

前回も解説しましたが、SEOは「現在アクセス回数の多いキーワード」よりも、「今後アクセスが伸びそうなキーワード」を狙うほうが圧倒的に効率が良いため、「トレンド」を抑えるのは重要なのです。

https://ai-title.com/

スクリーンショット 2021-11-25 110057

例えば、検索窓に「文章術 初心者」と入れると、今の時点では以下のように表示されます。

スクリーンショット 2021-11-25 113649

スクリーンショット 2021-11-25 113707

スクリーンショット 2021-11-25 113724

ただ、これらはあくまでも「統計的に」読まれやすいとAIが判断したタイトル(記事のテーマ)です。SEOの観点からは役に立ちますが、ライターの執筆能力の代替にはなりません

したがって、こうしたシステムは人間のアシストにはなっても、最終的に「どんな記事を書くか」の決定は、人間の専売事項であり、判断が必要になります。


そこで要求されるのが、「記事の企画づくり」です。

企画をすることで「記事のネタ」を、検討し、深堀し、意思決定する。
これは、多くのメディア企業や出版社などで行われています。


しかし、多くのライターはあまり経験がないため、「企画」を苦手としているようです。

「記事の企画を作ってください」と言われた時、「面倒だなー、どうするかなー」とうんざりしてしまうことも多いのではないでしょうか。

その理由として、「記事企画」とはいったい何を指すのかを、理解している人が少ないことが挙げられます。要するに、アウトプットが明確に定義されていないのです。


どこまで決めれば記事を作ることができるのか。
何についてアイデアを求めるのか。
どのように企画を作るのか。

中には、そういったことを定義しないままに「企画が必要」と言ってくる人も少なくありません。「企画を作ってください」と言う側が、実は企画についてよく知らないというケースも少なくないのです。


記事企画に網羅すべきこと

では、記事企画のアウトプットとは何でしょう。
それは、最低限、次の各項目を網羅することです。

ここから先は

4,346字
インターネット上における 「生成AIの利活用」 「ライティング」 「webマーケティング」のためのノウハウを発信します。 詳細かつテクニカルな話が多いので、一般の方向けではありません。

ビジネスマガジン「Books&Apps」の創設者兼ライターの安達裕哉が、生成AIの利用、webメディア運営、マーケティング、SNS利活用の…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?