5分でわかる著作権・肖像権|ビジネス上で創作を行う際に、知っておくべきポイント【弁護士監修】
コンテンツの制作・利用などを事業として取り扱う場合、特に注意すべき知識として、「著作権」や「肖像権」があります。
これは、他の事業者の権利を侵害しないように、また他の事業者による権利侵害等について適切に対処できるようにするためです。
今回は、著作権・肖像権や関連する権利について、ビジネス上知っておくべきポイントを簡潔に解説します。
1. 著作権・肖像権とは
まずは、著作権・肖像権とはどのような権利なのかについて、簡単に確認しておきます。
1-1. 著作権とは
「著作権」とは、著作物の利用に関する権利全般を意味します。
著作権法2条1項1号では、思想・感情を創作的に表現した文芸・学術・美術・音楽を「著作物」と定義しています。著作権は、著作物を創作した者(著作者)に発生する権利です。
著作物についての経済的な権利を著作者に独占させることで、創作を奨励して社会全体の文化的発展を促すために、著作権が認められています。
著作権についての詳細は、本記事の前半で解説します。
1-2. 肖像権とは
「肖像権」とは、容貌を勝手に撮影されたり、自分の写真などを勝手に商業利用されたりしない権利を意味します。
肖像権に関する法律の規定はありませんが、本人のプライバシーを保護する観点などから、最高裁判例によって肖像権(あるいはそれに相当する利益)が認められています。
肖像権についての詳細は、本記事の後半で解説します。
ここから先は
4,079字
/
10画像
インターネット上における
「生成AIの利活用」
「ライティング」
「webマーケティング」のためのノウハウを発信します。
詳細かつテクニカルな話が多いので、一般の方向けではありません。
生成AI時代の「ライターとマーケティング」の、実践的教科書
¥2,100 / 月
ビジネスマガジン「Books&Apps」の創設者兼ライターの安達裕哉が、生成AIの利用、webメディア運営、マーケティング、SNS利活用の…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?