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【11】ブログやメディアのビューが伸びないときの「攻め」の施策について。

このマガジンを読んでいる方は、立ち上げたブログや、オウンドメディアのビューがなかなか伸びない……と悩んでいる人も多いのではないかと推測しています。

今回は「ビューを伸ばす」という、最もシンプルで、かつ成果の中心となる取り組みに、スポットを当てたいと思います。


さて、まず前提として「記事を書く」ことと「読者を集める」ことは、全く別の行為です。
「当たり前じゃないか」という方も多いと思いますが、実際には
「メディア(ブログ)を立ち上げて、ひたすら記事を投下しているだけ」
の人も多いでしょう。

しかし残念ながら、それは、昔から言われる「いいものを作れば売れる」という神話が間違っているのと同様に、ビューは伸びません

したがって、メディアやブログの運営者は「いい記事を作る」ことと「読者を集める」の2つを、同時に進めなければなりません。

どちらが欠けても、メディアは成長しないのです。

アクセスの増え方は「ゆっくり」

実際、ブログをやったことのある人はご存知だと思いますが、「アクセスの増え方」はとてもゆっくりです。

例えば、無名の中小企業がやるメディアあれば、最初の1年間の運用で、月間5万PVも取れれば素晴らしく上出来、1万PV行けばまずまずの出来、と言っても良いほどです。

例外的に「記事がバズったとき」と「広告を投下したとき」には、手っ取り早くアクセスを増やすことができますが、殆どの場合、これは一過性に終わります。

実際、SNSマーケティングの専門家である飯高悠太氏は、著書「僕らはSNSでものを買う」で

・バズは短期的なアテンションで終わる
・広告予算を投入して露出を増やすことはできるが継続的に行えるのは大企業くらい

と言っています。

もちろん、「そんなこと言っても、もっと早くメディアを成長させたい」という方もいるかも知れません。「もっと露出を増やしたい」という担当者もいるでしょう。

では、どうすればよいでしょう。

前述した飯高さんは「UGC(User Generated Contents)」、いわゆるインターネット上の口コミを生み出すことが重要だ、と言っています。

下の図を見てください。

スクリーンショット 2019-09-19 14.56.42

(出典:「僕らはSNSでものを買う」 ディスカヴァー・トウェンティーワン)

つまり理論的には、「我々の発信したコンテンツ」が、「継続的に、誰かに利用される」状態を作ることができれば、露出を増やし続けることができる、というわけです。

ブログやメディアのビューが伸びないときには「待ち」より「攻め」

では、その具体的手法は……というと、これはなかなか難しい。
唯一絶対の営業手法がないのと同じく、「ケースバイケースです」となります。(だから、webマーケティングのコンサルタントが食えるのです)

しかし、営業と同様であれば、逆にいくつかのスタンダードなやり方が存在するのも事実です。
例えば「読者を集める」について、いくつかの具体的施策に分解してみましょう。

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インターネット上における 「生成AIの利活用」 「ライティング」 「webマーケティング」のためのノウハウを発信します。 詳細かつテクニカルな話が多いので、一般の方向けではありません。

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