AIによる文章生成は、SEO記事の作成にどの程度役に立つのか、検証した。
ネット界では「神」と評判の文書生成AIである、GPT-3やChatGPTですが、
すでにAIを使った記事作成のwebサービスが出現しています。
AIが記事を自動生成するようになれば、ただでさえ安いライターへの原稿料がますます安くなったり、あるいは仕事がなくなったりする可能性は十分あるでしょう。
が、果たして現在のAIはどの程度の記事をアウトプットできるのでしょう。「ライターや広告代理店の脅威」になるのでしょうか。
具体的なSEO記事の制作過程を追い、検証してみました。
GTP-3とChatGPTの出力比較
まず現在、記事作成に使えそうなAIのサービスとして、GTP-3と、ChatGTPという2種類があります。
どちらを使ったほうが良いかを検証するために、私が寄稿しているサイトの記事のタイトルを借りて、どのような結果が帰ってくるかを確認しました。
まず一つ目は、下の記事です。
【永久保存版】プロが勧める 初心者の金融リテラシーを劇的に向上させるスゴい7冊
このタイトルどおり、GTP-3とchatGPTに「プロが勧める、初心者の金融リテラシーを劇的に向上させるスゴい7冊を挙げてください。」と質問し、帰ってくる結果を確認しました。結果は以下です。
【GTP-3】
【chatGPT】
出力結果には明らかな違いが見られました。GPT-3の方は世の中に存在しない本をあげて、全くのデタラメです。
ところがChatGPTにかかれている本はすべて実在する上に、実際に私が読んで「有用」だと思った本が数冊含まれていますし、全て実在する本なので、非常に精度の高い回答です。
Amazonの金融本のランキング、と言った感じでしょうか。
これはAIの出力結果が使えるかもしれません。
2つ目の記事はこれです。
高校生の金融教育義務化 何を学ぶ?なぜ今必修科目に?
タイトルが2つのことを質問していますので、若干難易度が上がっています。結果は以下です。
【GPT-3】
【ChatGPT】
いい勝負に見えますが、感覚的にはChatGPTのほうが、「今必修科目になっている理由は」と、質問にきちんと答えている、と言えるでしょうか。
ただし、金融教育の義務化について、金融庁のサイトでファクトチェックを行うと、(高校生のための金融リテラシー講座)いずれのAIも「ライフプランニング」「金融トラブルを防ぐ」などの目的は書かれていません。AIの書いていることは、デタラメです。
3つ目は贈与税についてです。
贈与税はいくらからかかる? 基礎控除・非課税制度・税額の計算方法などを解説
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生成AI時代の「ライターとマーケティング」の、実践的教科書
ビジネスマガジン「Books&Apps」の創設者兼ライターの安達裕哉が、生成AIの利用、webメディア運営、マーケティング、SNS利活用の…
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